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世界中のあらゆる箇所で愛され、日本でも、特に年末になるとよく耳にする
クラシックの名曲『ベートーヴェンの「第九」』は、徳島県鳴門市がアジア・日本初演の地だった!?
第一次世界大戦のさなか、鳴門の地元民とドイツ人捕虜との間に生まれた国境を越えた温かい友情と「第九」アジア初演。
その秘密を鳴門の魅力満載観光ツアーとともに探訪してみませんか?

第一次世界大戦中当時、鳴門市板東俘虜収容所では捕虜となったドイツ兵約1,000人が暮らしていましたが、彼らは収容所での生活を少しでも張りのあるものにしようと、様々な活動をしました。音楽会や演劇、学習会、講演会などの文化活動はもちろん、自分たちでグラウンドを作ってサッカーやホッケーを楽しんだり、むずかしい集団体操に取り組むなど、スポーツ活動も盛んに行われました。

そしてドイツ兵は、こうした活動を自分たちの中だけにとどめず、音楽指導ばかりでなく、牛の飼い方からチーズやパンの作り方まで、様々な知識を日本人に伝えてくれました。

松江 豊寿 収容所所長

こうした背景には、松江豊寿収容所所長の人道的配慮と、四国八十八箇所霊場第一番札所がある地元のおもてなしの精神がありました。
 こうした活動や交流の中、特に音楽会は、収容所から解放されるまでの約3年間に100回以上開かれ、1918年(大正7年)6月1日に、「人類愛」を歌う、ベートーヴェン作曲の交響曲第九番(通称「第九」)がアジア・日本で初めて板東俘虜収容所内で、ドイツ兵捕虜によって全曲演奏されました。

第 35 回「第九」演奏会

その背景を礎として、鳴門市では6月1日を「第九の日」と定め、6月の第一日曜日に「第九」演奏会を開催しており、2018年にはアジア初演から100周年という記念の年を迎えることから、様々な事業を展開します。
また、「板東俘虜収容所」の歴史を後世に伝えるため、「板東俘虜収容所関係資料」の「ユネスコ世界の記憶」登録を目指し活動を行うなど、世界に向けて「第九」の精神を体現した板東俘虜収容所の活動を情報発信し、「なると第九」が本市における重要なブランドの一つとして全国的に認知されるよう取り組みを進めています。

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板東俘虜収容所で生活していたドイツ兵捕虜と地元民との心温まる交流を後世に伝えるために建てられた館です。元捕虜たちから寄贈された資料を中心に、当時の貴重な資料が多く展示されています。また「第九」アジア初演の様子が分かる「第九」シアターや、当時の暮らしの様子を忠実に再現した3Dシアターやジオラマなどもあります。

住所: 〒779-0225 徳島県鳴門市大麻町桧東山田 55-2 車: 鳴門インターから車で約15分
営業時間: 9:30~16:30 バス: 「ドイツ館」バス停下車すぐ
休館: 第4月曜日(祝日の場合翌日)12月28日~31日
入場料: 大人400円/小・中学生100円
割引: 20人以上団体20%割引
セット券: 渦の道・賀川豊彦記念館

国登録有形文化財に指定されている、板東俘虜収容所の兵舎(バラッケ)の一部を移築し、建てられた館内では、当時の雰囲気を味わいながら、地元の特産品を中心に土産物などを購入することができます。

住所: 〒779-0225 徳島県鳴門市大麻町桧字東山田 53 休館: 第4月曜日(祝日の場合翌日)12月28日~31日
※休館日は変更することがありますので、あらかじめご確認ください。
電話: 088-689-1119
営業時間: 9:00~17:00

大谷焼は徳島県鳴門市大麻町において、230年以上の伝統がある徳島を代表する陶器です。大谷の土は鉄分が多く、ざらりとした風合とかすかに金属的な光沢を感じさせる質感は、素朴な土の味わいを醸し出した焼物として人気があり、平成15年(2003年)経済産業省の伝統的工芸品に指定されています。

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鳴門市役所
〒772-8501 徳島県鳴門市撫養町南浜字東浜 170
TEL 088-684-1111(代表)

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