海も山も貪欲に駆け巡る!

下関の豊かな自然を満喫

山間のまちから、海辺のまちへ。決して派手ではないけれど、下関の豊かな自然を満喫できる、じつは欲張りなコース!山あり、海あり、パワースポットあり!田園風景が広がる菊川エリアから、日本海に面した豊浦エリアをぐるっと周遊します。



距離:約27km、獲得標高:約385m、推定移動時間:約1:08:02

INDEX

今回の「海も山も貪欲に駆け巡る」は、山間のまちから海辺のまちへ。
田園地帯をまっすぐに伸びる一本道や、くねくね曲がった峠道、海沿いの平坦路など、気持ちいいコースが続きます。

試走してくれるのは、女子社会人ハンドボールチーム「山口銀行YMGUTS」の監督を務める東佑三さんと、エースの岩﨑成美さん。お二人とも日本のトップチームで活躍されていた方で、体力には自信あり!

菊川観光の拠点。下関市営の温泉宿|サングリーン菊川

集合場所は、中国自動車道・小月ICから車で8分の「サングリーン菊川」。

下関市営の宿で、駐車場は普通車60台分あります。

「駐車場はご自由にご利用ください。ここを出発地点に、自然豊かな菊川、豊浦のサイクリングを楽しんでいただければ。帰りはぜひ温泉で汗を流していってください」と、サングリーン菊川の支配人・中村雅之さん。

温泉は源泉100%!ぬるぬるとした肌ざわりが自慢

まず目指すのは、下関のシンボル・樹齢約1000年の巨木がそびえる「川棚のクスの森」です。サングリーン菊川を出発し、豊浦町川棚方面へ向かいます。

地元で評判!天皇ゆかりの伝説の名水|大迫名水

田園地帯をまっすぐに伸びる一本道をひたすらペダルを漕ぎ続けます。

ここで、ちょっと寄り道。
脇道に入り、出発前に中村支配人から教えてもらった「貴飯(きば)」地区にある「大迫(おおさこ)名水」に立ち寄ります。

「貴飯」は、「貴い(とおとい)ご飯」の意味。
その昔、仲哀天皇がこの地でとれたご飯(米)をいただき、お褒めになられたことが地名の由来。そのお米を育んでいる清水が「大迫名水」です。

一口飲めば、この笑顔。
ボトルに汲んで、水分補給はこれでバッチリです。

国指定天然記念物!樹齢約1000年の巨木|川棚のクスの森

県道35号線(豊浦菊川線)をひた走ることしばらく、3基の風車が並ぶ開けたエリアにやってきました。
ここまで来たら、「川棚のクスの森」はすぐそこ!ペダルを踏む足に力がこもります。

坂道を駆け上がり、到着!

「すごい!」
あまりのスケールにボー然と立ち尽くす二人。

樹齢約1000年、国の天然記念物に指定されている巨大なクスの木。
樹高27m、幹周り11.2m。東西に伸びる枝張りは58mに達します。

下関随一のパワースポットを後にして、次に向かうのは海辺のカフェ!
ですが、その前に避けては通れない峠が待ち構えています。

ゆるやかに続くワインディングロード|山口県道35号線

豊浦町小串方面へと抜ける「県道35号線」をそのまま直進して山道へ。

ここからが正念場!
くねくねと曲がりくねったワインディングロードです。

こんな坂道がえんえんと続くのですが、「トレーニング」と称して、ギアを一番重くして登っていきます。

てっぺんまで来たら、あとは坂道を下るだけ。風を切って一気に駆けおります。

「川中神社」前の踏切を渡れば、休憩ポイントの海辺のカフェ「シグコー」です。

日本海が一望できる海辺のカフェ|sig co. CAFE&CRAFT

到着!

「疲れた〜」
サイクルスタンドに自転車をかけて、さっそく入店します。

「シグコー」は2019年にオープン。カフェだけでなく、クラフト雑貨の販売やSUPなどのマリンアクティビティも提供しています。

木の温もりが感じられる開放的な空間でゆっくり。心地よい時間が流れていきます。

休憩後、シグコー周辺の海沿いを寄り道サイクリング!
旅の最後は、「道の駅きくがわ」へ向かいます。

おみやげを買うならココ!地域特産品が豊富に揃う道の駅|道の駅きくがわ

下関市菊川町のほぼ中心部に位置する「道の駅きくがわ」。
大きな庄屋風の建物には、地域特産品を豊富に揃える売店をはじめ、菊川名物「菊川そうめん」や「アイガモ」などを使った料理を提供するレストランがあります。

二人が選んだお土産はこちら!
大正6年創業・100年以上の歴史を持つ「サンヨー蜂蜜」の純度100%天然ハチミツ。パッケージが可愛く、種類も豊富!オススメです。

スタート地点の「サングリーン菊川」はここから300メートルほど。
日帰り温泉で汗を流して、帰り際に立ち寄ってもいいですね!