ジャングルに潜入!南国のマングローブ林をカヤックで探検してきた<前編>

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カヌー・カヤック

こんにちは、asoview!編集部の藤井です。

アソビュー社内で密かに流行っている旅行先があります。
それは奄美大島。
LCCのバニラエアが成田から就航し、手軽に行けるようになりました。

訪れたのは11月のはじめ。
冬の気配も近づく東京から、まだまだ夏の名残を感じられる島へ、1,200キロひとっ飛びです。

カヤックに乗り込もう

奄美大島の中心街、名瀬から車で40分ほど。
マングローブ林は、住用(すみよう)という場所にあります。

今回は奄美でもっとも歴史あるアウトドア事業者、「アイランドサービス」さんのツアーに参加。
発着所につくと、ガイドさんが迎えてくれました。

発着所の目の前は、役勝川という川。
川沿いにはずらりとカヤックが並びます。
1人乗りにするか、2人乗りにするかを聞かれて迷いましたが、
「1人乗りのほうが小回りがきいて動きやすいよ」というガイドさんの言葉を信じて、1人乗りカヤックに決定。

簡単にパドルの動かし方について説明を受けて、
どんどん川へと漕ぎ出していきます。

2人乗りカヤックには乗ったことがありましたが、1人乗りははじめて。

安定しないんじゃないかな…?という不安が一瞬よぎりましたが、
乗り込んでみれば全然大丈夫!

パドルを動かすと、すいっ。
思った以上に速くすすんでいきます。

目の前にマングローブ林が!

川岸に生える植物の説明を聞きながら、河口に向かってカヤックを進めます。
しばらくすると眼前に、ついにマングローブ林の登場です!

おお…!本当に水の中に根っこが浸かっている!

ここでガイドさんが意外なことを教えてくれました。
実は、「マングローブ」というのは木の名前ではなく、湿地帯にある「森林」という意味なのだそう。
奄美大島のマングローブ林は、「オヒルギ」「メヒルギ」など6種類程度の木で構成されているんだそうです。

西表島には日本最大のマングローブ林があり、ここを構成している木はまたちょっと違うんだとか。
ちなみに奄美大島のマングローブ林は日本で2番めに大きいのだそうです。

この、葉っぱが尖っているのが「オヒルギ」の木。
よ~く見ると、赤い花がついています。

根元を見ると、ぽこぽこと不思議な形の根っこ。
これは膝を曲げた形に似ているから、「膝根(しっこん)」というのだそう。
膝というより、タコのようにも見えます。

マングローブは真水と海水が混ざり合う「汽水域」という場所で育ちますが、
それはこの根っこから海水を取り込み、真水だけを取り入れて、塩分を排出する力があるからなのだそう。
黄色くなっている葉っぱは、塩分を含みきって不要となった葉っぱなんだそうです。
何だその仕組み。スゴいぞマングローブ。

このまま海に向かうのかな?と思っていたら、カヤックは林の間の水路に入っていきます。
「ここからファーストステージですよ~」とガイドさん。
ジャングルの冒険、まだまだここからのようです。

後編に続く

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