一陣長崎鼻貝塚遺跡

鹿児島県 種子島
  • 史跡

基本情報

名称

一陣長崎鼻貝塚遺跡


イチジンナガサキバナカイヅカイセキ

住所

鹿児島県熊毛郡南種子町下中


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アクセス方法 ・南種子町役場から10分
連絡先 問合せ先 電話番号:0997-26-1111

南種子町南部・中之下字一陣の太平洋に面した砂丘上にあります。昭和29年1月、土器片・骨片などが発見されたことにより、昭和31年8月、広田遺跡を発掘した盛園尚孝氏が中心となり、南種子高校生が参加し、本格的な発掘調査が行われました。調査の結果、この貝塚は、縄文時代晩期の遺跡であることがわかりました。出土品は、石斧・鹿や猪の歯・鯨の椎骨・海亀の上下顎骨・魚骨・土器等で、ジュゴン製のかんざしも出土しています。また、この貝塚から出土した老人に近い男性の人骨に、風習的な抜歯や人為的な水平研歯が施されていて、南島における縄文時代の抜歯風習を考える上で貴重な資料といえます。平成21年には、町教育委員会によって発掘調査が行われました。その際、広田遺跡の人骨が身につけていたものと同じ貝輪(オオツタノハ貝輪)が出土しました。この遺跡は、広田遺跡より1,000年以上古い遺跡ですので、この貝輪は、種子島における最古の貝製装身具といえます。

詳細情報

文化財 町選定文化財
時代 縄文