no_name さま

no_nameさまの口コミ

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コロナ禍が終わり、2〜3年ぶりの美術鑑賞でした。平日に有休をとり、お昼時間帯の予約で行きましたが、それでも混雑していましたね‥ 
キュレーションにも絵画にも満足しています。
評価を低くしたのは、写真撮影の為です。シャッター音が常に鳴り響き、前列のよいポジションで鑑賞していてもスマホやピント合わせでせわしない手元(ロープ内)が否応なく視界を遮ります。視覚、聴覚を邪魔される感じがずっと続きました。とにかく落ち着いて鑑賞できません。アイリスに関しては、特に興味深く鑑賞していましたが、スマホ撮影者の肘が何度も当たり、悲しくなりました。芸術もコンテンツ化してしまい、ただ「情報」として消費されるだけの時代なのかなと感じました。
またブロークンウィンドウ効果なのか、お喋り
も多く静かに鑑賞したいタイプとしては苦痛ばかりでした。

美術館での写真撮影可はグローバルスタンダードの一環みたいですね。。勿論、現代アートで写真撮影ありきのものや来場者が少ない環境なら構わないのですが‥
画像上の絵画など、それこそいつでも検索できます。時間を超えた本物(実物)と対峙できるまたとない機会なのにな、と個人的には感じます。
様々な鑑賞方法があってもいいとは思うので、定期的に撮影禁止の日を設けるなどすると、コンテンツ消費派と鑑賞派の棲み分けができるのではないでしょうか?
前回SOMPO美術館に来た時は撮影はNGでした。その際は今回感じたような不快感は全くなく、満足感のみを持ち帰りました。
時代の波ですかね。悲しいです。
スマホで一生懸命に撮影している人は、目の前の作品ではなくスマホを見ています。何のために来場されているのでしょう‥(撮影する為ですね)

今後、撮影会と従来通りの鑑賞の日を分けていただけるようになる事を切に願います。 




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