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さまの口コミ

5 / 5素晴らしい!

年齢を重ねてから 靄のかかった薄い藤色や柔らかい緑色が どぎつい赤や茶色がかった色を使うわけが分かってよかった。目を患って見えるものをそのまま写した由、黄と緑が世界を支配し、ある時はそれ以外が 青味を帯びた 特に赤は濁って見えたとありました。3度の手術で少し良くなった目で過去の作品を見た由でしたが それらの作品は捨てずに置いたとのこと。特に後期の作品は 絵具が盛り上がっていました。私個人としては 藤の2点が良かった。藤の花の絵というよりは藤の花を離れた薄い紫色ーそれが形ではない花に見えた。雰囲気という言葉を思いついたが、それは大気という表現だったのだと気が付いた。ちょうど椅子があって落ち着いて眺められた。西洋美術館のいつものポプラ、アイリス、キスゲに出会えて幸せでした。

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