2025年3月23日、息子夫婦と孫と一緒に多摩動物公園を訪れました。家族での外出は久しぶりで、特に孫にとっては初めてのライオンバス体験ということもあり、皆でワクワクしながら乗り場へ向かいました。

バス乗車前のゲートや安全確認はとても厳重で、まるで「ジュラシックパーク」に入っていくかのような演出と緊張感がありました。大人も思わず背筋が伸びるような、非日常の世界への入り口として、出発時のドキドキ感がとても印象に残っています。安全面に対する配慮が非常に高まっていることが感じられ、安心して楽しむことができました。

しかし、いざライオンゾーンに入ってみると、ライオンたちはお昼寝中。バスが近づいても微動だにせず、孫に「起きてくれないねぇ」と言われるほど全くの無反応でした。私自身、10年ほど前には、バスの格子にぶら下げられた肉をライオンが食べに来る迫力ある姿を目の前で見られた記憶があり、あの体験をまた家族で味わいたかったという思いがあっただけに、少し残念でした。

とはいえ、ライオンバスはやはり特別な体験です。普段は決して近づけない猛獣のすぐそばを通り抜けるスリルや、自然に近い環境で動物たちが暮らしている様子を静かに観察できるのは、何度訪れても貴重な時間だと感じます。孫も「次は起きてる時にまた来たいね」と話しており、家族の楽しい思い出の1ページになりました。

運営スタッフの皆さんの対応も丁寧で、乗車中の説明や案内も安心感がありました。ライオンの姿が見られなかったことは残念でしたが、それも自然体の動物たちを見せてくれる多摩動物園ならではの魅力かもしれません。

また季節を変えて、再チャレンジしたいと思います。ありがとうございました。