花火大会ですし、会場やその近辺が混雑することは覚悟していました。事前調査が足りなかったと反省もありますが、初めて大洗海上花火大会に行った率直な感想を述べたいと思います。
よかった点は、花火がとてもきれいだったこと、屋台が豊富だったことです。
当日は自宅から高速を利用して車で水戸駅に行き、駅のコインパーキングに駐車、駅からは観覧席チケット所持者が利用できるシャトルバスで会場に向かう予定でした。渋滞がなければ、自宅から2時間ほどで現地に到着する予定でしたので、15時開始のブルーインパルス展示飛行に間に合うよう、余裕をもって10時頃出発しました。しかし、花火と関係なく事故渋滞にはまり水戸駅に到着したのが15時半頃。シャトルバスは既に満員とのことで最終バス（16:20）にも乗車することができず、水戸駅から電車で大洗駅に行くことにしました。しかし、水戸駅と大洗駅を結ぶ鹿島臨海鉄道大洗鹿島線はICカード対応していないため、券売機で切符を購入する人の長蛇の列ができていました。1時間ほど列に並び、切符を購入し身動きできないほどの満員電車で大洗駅に到着。ホームページには、大洗駅からサンビーチ海水浴場まで徒歩約20分（1.5km）と書いてありますが、このプランの席は大洗駅から早歩きで45分くらいのところにありました。会場には看板等の案内表示が少なく、どちらに行けばいいのかわかりませんでした。案内する係の方の数も他の花火大会と比べかなり少なく感じました。受付に到着した頃には、打ち上げ開始時間の18時を過ぎていましたが、チケットは受付の方が1枚1枚目で見て確認していたため受付するのにも時間がかかりました（アソビューのチケットはQRコードだったが機械での読み取りはしない）。花火が打ち上がっている時間は1時間半ですので、中には花火が終わるまでに受付できなかった方もいるかもしれません。また、このプランの席から花火を観るより、駅から席に向かう道中（タダ）のほうが近くで満足に花火を観ることができ、正直チケットを買う必要はなかったと思いました。砂浜でレジャーシートを広げて花火が観たいという方には適していますが、なんせ駅からは遠いし、打ち上げ場所からは少し離れているし、席に向かうまでにどんどん小さくなっていく花火にせっかくチケット買ったのに！と少し騙されたような気分になりました。私が到着した頃には、ゲートには係の方が1人しかおらず、ゲート付近はロープだかビニールテープだかの簡易的なパーテーションで区切られているだけでしたので、チケットを持っていなくても簡単に有料席側に入り込めるような作りなのも納得いきませんでした（あれほどスタッフの数が少なければ、悪意を持って入ろうと思わなくてもショートカットのために紐を潜り抜ける人もいるはず）。花火が終わり、会場から大洗駅まで歩いて向かいましたが、案の定駅周辺は大混雑の大行列。2時間ほど列に並び、23時頃水戸駅に到着しました。あの列に並んでいた全員が大洗駅から電車に乗ることができたのかはわかりません。電車に乗れたとしても、乗り継ぎの電車に間に合わず帰宅できなかった人もいるのではないでしょうか。臨時電車が出ていたようですが、それならそれをもっと周知すべきです（何本電車を増やしていたのかは謎）。そうしないと、時刻表通りにしか電車が来ないと思えば、ここまで並んで本当に電車に乗れるのか不安になるからです。また、水戸方面に比べれば、新鉾田方面の電車のほうが利用者が少ないため、新鉾田方面の列に並んで改札を抜けて駅構内に入ってしまえば、水戸方面の電車が到着するホームに紛れ込むなんてこともできてしまいます。ちゃんと並んでいる人がほとんどだと思いますが、割り込みもできるような状況だったので、しっかり環境を整えて徹底的に順番抜かしや割り込みの規制をしてほしいです。列の最後尾は係の方が1人いるだけで、長く続く列は整理がされておらず、現場は大混乱でした。シャトルバスの列に1時間以上並んだのに、結局乗車できず電車の列に並んだ方もいたようで、至る所で混乱が起きていたのだと思います。大洗駅は普段は利用客も少ないであろう小さな駅ですし、駅員さんも少なかったので、駅周辺や会場にももっと交通整理や案内をするスタッフを増やすべきです。今回警察官の姿は全然見なかったので、防犯の意味でももっと警察官を導入してパトロールしてもらうべきです。ホームページには、花火を最後まで観覧し、公共交通機関を利用した場合、乗り継ぎの最終電車に間に合わない可能性ありと記載すべきです。この花火大会は毎年こんな状態なのでしょうか。一体参加した何割の方が行ってよかったと思ったのでしょうか。改善すべき点は多くありますし、来年以降私のように初めて参加される方がいれば参考にしていただきたいと思います。