ほんでぃー(ぺちこん)さまの口コミ
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11月3日に「アクアリウムは目覚めない」さんに参加するため、ビアンカ水族館を訪れました。 入館の予約時刻より20分早く到着しましたが、受付さんが柔軟に対応により、特別にすぐ入館できました。 「商業目的などではなく個人目的であれば、どこを撮影してもよい」とのことで、私は入口から出口までの顛末を動画で撮影することもできました。 館内は幻想的かつ不気味な雰囲気に包まれていて、将に「恐怖の水族館」という名に相応しき演出でした。館内では、作中で特に好きな楽曲「瞬間の隙間に閉じ込められて」が流れており、私は旋律を密かに歌わずにいられませんでした。 謎解き問題は当イベント仕様の書き下ろしでした。IQが決して高くない私でも、所々で行き詰まりながらもなんとか全て自力で解き切ることができました。 脱出口直前で受付さんに「最後の問題の答えが書いてありませんが、私が代りに解答を記入してしまいましょうか?」と声をかけられた際、咄嗟に「出直してきます!」と答えて長蛇の列の最前列から外し、閉館時間から数分過ぎるも、最後の鍵をも自力で見付けることができ、誰にも頼ることなく脱出を成し遂げた事は、誇らしき思い出です。 私はどちらかといえばホラーが苦手であり、当イベントはホラーの世界であるはずが、今ではその戦慄を乗り超えて素敵な思い出です。 他の来場者の数は想像を絶する賑わいでした。殆どが2人以上のグループ(主にカップル)で、私のような単独参加者は珍しかったようですが、当イベントならではの恐怖の演出に驚き竦み上がる私を、たまたま隣に居た年下の女性客が笑ってくれたのも、一期一会の細やかな交流として心に残っています。 この体験を通して、『アクアリウムは踊らない』の登場人物の一人になれたような感覚を味わいました。 素晴らしき体験をありがとうございました。 フォトスポットにはスーズ、レトロ、クリス、ルル、キティが展示されており、更に奥には当イベント仕様のオリジナル私服姿のスーズとレトロも居て、とても可愛らしかったです。 私が参加した日時が最終日の最終時刻のせいか、「先行販売イベントオリジナルグッズは全て完売いたしました。」の看板のみが立っており、何も購入できませんでしたが、謎解きシートと脱出成功の褒美であるエンディングカード、そして1時間に渡る動画記録が、私にとっての新たな立派な宝物の一式です。 私が完全な私用で遠出をするのは、昨年4月に音楽スタジオでドラムを叩きに行って以来です。孤独かつ金銭的に心許無い生活の中で贅沢目的の外出は滅多に無いため、今回の体験は格別なものとなりました。 帰路では原作に収録されたエンディング曲「深海に生きる」を聴きながら更なる余韻に浸りました。 この感動の体験の余韻から何日経っても抜け出せないでおります。スーズ達がアクアリウムは目覚めないと言うのなら、私は「アクアリウムから目覚めたくない」と思うほどです。 恐怖の水族館から「肉体は」無事に脱出できましたが、精神は未だあの水族館を彷徨いっぱなし……