奈良興福寺の仏像には惹かれるものが多く、しばしば興福寺国宝館に足を運んでいた。
今回の“運慶展”も展示開始前からかなり期待していたが、愛知からそのために行って長い時間並ぶのも気が重くなり行く決断がなかなかできなかった。
会期後半の10/31(金)の朝一の新幹線で東京上野の東京国立博物館に向かう。
“すごく良かった！”
会場ないは混雑していたが、入場制限は無く、ゆっくり観てまわるなら何の問題もなかった。
会場に入り、まず正面に現れる弥勒如来坐像を拝見し言葉を失った。なんて穏やかで温かいのだろうか⋯
そしてそのすぐ脇に控える無著・世親菩薩立像が、自分の気持ちをなぜか落ち着かせてくれる。
仏像のことに詳しいわけでは無いが、北円堂を模したこの空間にいると、感動が湧き、それが落ち着いた後に新たな自分に向け前に進もうと言う気持ちになった！



鎌倉時代を代表する仏師・運慶晩年の傑作として広く知られています。運慶の仏像が安置される空間をそのまま伝える貴重な例である北円堂