ぬ さま

さまの口コミ

2 / 5段階中

2017年の運慶展を想像して行ってはいけない。

1/10にも満たない開催スケール。たまたま空いている時に行って並ばずに混雑もあまりしていない状態で見れたが、行列に並んで人ぎゅうぎゅうの一室だけの展示だったらけっこうきつい。

四天王は外向きに置かれているので4人を対比しながら見るのに向いていない。

運慶といえば玉眼を使った作品(目の部分に水晶が入っている)のイメージ。2017年の展示では瞳に光が当たるように素晴らしいライティングをされていて、目が合うような迫力があった。

四天王と仏は玉眼なし。僧侶の像にも玉眼が使われているが、表情を見にくい角度に配置されていて、正面からでは遠い。残念だった。

作品は素晴らしかったが、展示として評価すると、2017年に受けたような衝撃と感動体験には及ばなかった。

特別展「運慶 祈りの空間ー興福寺北円堂」(東京国立博物館 本館 特別5室)の新着口コミ