毎年話題になる横浜赤レンガ倉庫のクリスマスマーケットということで、以前から一度は行ってみたいと思っていました。2025年に初めて訪れましたが、結論から言うと「待ち時間はかなり長いものの、会場に入ってからの雰囲気や世界観はとても良いイベント」だと感じました。

まず、入場までの待ち時間については正直に書いておきたいと思います。私が訪れた日は非常に混雑しており、入場までに100分以上待ちました。屋外での待機時間が長く、体感的にもかなり長く感じます。防寒対策は必須で、特に寒い日や風の強い日は覚悟が必要だと思いました。時間に余裕のない方や、小さなお子さん連れの方には少し大変かもしれません。

ただし、長い待ち時間を経て会場に入ると、その印象は大きく変わりました。赤レンガ倉庫の歴史ある建物とクリスマスの装飾が非常によく調和しており、一気にクリスマスの世界に入り込んだような気分になります。イルミネーションやデコレーションは細部まで作り込まれていて、写真映えも抜群でした。どこを切り取っても雰囲気が良く、「クリスマスマーケットに来た」という実感をしっかり味わえます。

売店の充実度も高く、全体としてクリスマスの世界観が統一されている点がとても印象的でした。フードやドリンクの屋台はもちろん、雑貨系の店舗も多く、見て回るだけでも楽しいです。各店舗の装飾や看板もイベントの雰囲気に合っていて、単なる出店というより、一つの街並みを歩いているような感覚がありました。ホットドリンクを片手に会場を歩くと、自然と気分も盛り上がります。

全体を通して感じたのは、「待つ価値があるかどうかは人によるが、雰囲気重視の人には満足度が高いイベント」だということです。混雑や待ち時間の長さは明確なデメリットですが、それを差し引いても、装飾や売店の完成度、クリスマスらしい非日常感は非常に魅力的でした。

時間と体力に余裕を持って訪れること、しっかり防寒対策をすることを前提にすれば、横浜らしいロケーションでクリスマス気分を存分に楽しめるイベントだと思います。写真撮影や雰囲気を楽しみたい方には特におすすめです。