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「新宿歌舞伎町春画展WA」もついに第3弾。いい加減この迫力に慣れなければ身が持たない……そう思いながらも、今回もまた圧倒的な世界観に言葉を失う自分を自覚させられます。 入口で不敵な微笑を浮かべて出迎えてくれるのは「大文字屋の誰袖」の浮世絵。渓斎英泉の筆により、豪華な衣装を隙なく着こなし、左右に禿を従えて歩む姿が写し取られた絵には、まさに吉原の頂点が描かれています。 とは言え、この誰袖には、当時の勘定吟味役が公金を横領してまで身請けし、最後にはその男の命さえも失わせたという、もう一つの「頂点」の影がつきまといます。単なる美人画にはない、剥き出しの剣呑さを渓斎英泉は描き出しています。 欲望の街・歌舞伎町。ようやく会場に辿り着いたと安堵してはいけません。男を狂わせ、身を滅ぼす「毒」を孕んだ一幅の先には、美しさと、その美しさにべっとり張り付いた「業」の世界が待ち構えているかも。。。