値段とクオリティがいい意味で不釣り合い過ぎる施設。別の季節にまた行きたい。また、非日常空間に包まれながらゆっくり食事を取れる場所が園内にある点も魅力的である。

当施設の魅力的はなんと言っても中に入れることである。歴史的な建物とは、通常は景観維持のために中に入れないものだったりするのだが、当施設でズカズカと中に入って楽しむことが出来てしまう。
もし、当施設を一般の営利目的企業が運営する場合、入場料3000円は下らないと思われる。


当施設では幕末から昭和初期までを扱っている。逆にそれ以外の周辺の時代に当たる江戸中期や昭和中期を取り扱う施設は日本全国に数多くあるが、しかしその中において当施設で扱っている幕末や大正ロマンに相当する時代を扱う歴史資料施設は実は珍しかったりする。


江戸後期から昭和初期までの時代は、激動の時代が故に様々な文化がミックスされており人々の生活も一切の枠に入らない特徴がある。訪れた際は、それぞれの施設が生きていた年数に着目して回ると、全く別の建築様式ながらも同年代であるような意外な発見を得られ、当時の人々の暮らしを紐解くヒントが得られたり楽しめたりもする。