本園、ワニ園、分園の、3施設からなる動植物園で、分園のみ少し離れた位置にありますが、3分毎に送迎の無料シャトルバスが運行されているため行き来は簡単です。

本園では熱帯の植物を中心とした展示がされており、オオハスやスイレンのダイナミックな展示が特に印象的でした。
ただ、これらがある温室へ行くには階段から斜面を上って行く必要があります。
また本園には、半世紀以上も前にやって来たアマゾンマナティーがおり、日本ではここだけでしか見ることができません。

ワニ園では、16種類（2021年現在）ものワニが展示されており、これだけの種類を1箇所で見る事ができる施設は世界でも稀でしょう。
水曜日と日曜日（冬季は日曜のみ）には、ワニの餌やりも公開されて行われているそうです。

分園では温泉熱で飼育されたバナナを始め、様々な果実をつける熱帯植物が展示されている他、レッサーパンダの展示や、ワニの池などもあります。
お土産を販売している売店は、ワニ園と分園の双方にありますが、バナナは販売されていませんでした。
（時期によっては園内で収穫されたバナナが売られている事もあるそうですが、収穫量的になかなかお目にかかれなさそうです。）
また園内のお食事処となるフルーツパーラーも、分園の駐車場奥にあります。
（フルーツパーラー以外に、ワニ園の方にも軽食売店がありましたが、今回そちらは休業していました。）
ここではバナナパフェやバナナジュース、パインボートというフルーツの盛り合わせを食べることができる他、カレー、ピザ、ピラフといった軽食も提供されています。



3つの施設全てを見て回ると、けっこう歩く事になるので、日頃の運動不足解消にも良いかもしれません。
施設自体の設計が古いため仕方ないのですが、本園と分園はバリアフリーになっていない点がマイナスポイントでしょう。