明治から大正、昭和にかけての貴重な建築物がほぼそのままの形で残されていて大変見応えがあります。

銭湯、薬屋、居酒屋、文具屋、傘屋、乾物屋、花屋など建物はバラエティに富んでいて、それがひとつの街並みを形成しているエリアにいると、まるで自分が当時そこで暮らしているかのような感覚になります。

他にも元総理大臣の高橋是清や建築家の前川国男などの家が移築されており、特に前川国男氏の家は７０年前に建てられたものとは思えない先進的な作りで（キッチンカウンターやオイルヒーターなど）、現在も通用する和モダンでおしゃれな造りになっています。

埼玉の川越や千葉の佐原など近隣に古い町並みが残っているところも所々もありますが、それとはまた別の良さがあります。

ひとつ注文があるとするならば、あれだけ広大な敷地があるのでもう少し建物の数が多ければもうちょっと楽しめるのにな、というのはあります。