口コミ(728) 特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」
【スペシャルセット券・一般】特別展「蔦屋重三郎」・特別展「江戸☆大奥」

東京都上野・浅草・両国 博物館

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特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」(東京国立博物館 平成館)

江戸時代の傑出した出版業者である蔦重こと蔦屋重三郎(1750~97)は、喜多川歌麿、東洲斎写楽といった現代では世界的芸術家とみなされる浮世絵師を世に出したことで知られています。本展ではその蔦重の活動をつぶさにみつめながら、天明、寛政(1781~1801)期を中心に江戸の多彩な文化をご覧いただきます。蔦重は江戸の遊郭や歌舞伎を背景にしながら、狂歌の隆盛に合わせて、狂歌師や戯作者とも親交を深めるなど、武家や富裕な町人、人気役者、人気戯作者、人気絵師のネットワークを縦横無尽に広げて、さまざまな分野を結びつけながら、さながらメディアミックスによって、出版業界にさまざまな新機軸を打ち出します。蔦重はその商才を活かして、コンテンツ・ビジネスを際限なく革新し続けました。そこに根差したものは徹底的なユーザー(消費者)の視点であり、人々が楽しむもの、面白いものを追い求めたバイタリティーにあるといえるでしょう。この展覧会では、蔦屋重三郎を主人公とした2025年の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(NHK)とも連携し、江戸の街の様相とともに、蔦重の出版活動をさまざまにご覧いただきながら、蔦重が江戸時代後期の出版文化の一翼を担っていただけでなく、彼が創出した価値観や芸術性がいかなるものであったかを体感いただきます。

特別展「江戸☆大奥」(東京国立博物館 平成館)

大奥ときくと、選ばれた女性たちが、豪華絢爛で美麗を尽くした衣装をまとい、優雅に暮らす様子を思い浮かべることでしょう。しかし、厳格な制度としきたりの中、将軍の世継ぎを生み育て上げるというプレッシャーの中での生活は、想像するような華やかで美しいものではなかったはずです。歴代の御台所と、それを支える御殿女中の歴史をたどると、時にその権勢を振るい、時に締め付けに遭いながら生きていた女性たちの栄枯盛衰がみえてきます。その一方で、彼女たちは閉ざされた生活の中でも喜怒哀楽を享受してきました。いわば江戸時代の隠された歴史ともいえる、大奥の歴史と文化を、その虚実を通してご覧いただきます。

特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」の口コミ

特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」へのアクセス

所在地 特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」 〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9 地図を見る
車でお越しの方 ・首都高速道路 上野線 上野出入口 5分
公共交通機関ご利用の場合 ・JR上野駅公園口、または鶯谷駅南口下車 徒歩10分 ・東京メトロ 銀座線・日比谷線上野駅、千代田線根津駅下車 徒歩15分 ・京成電鉄 京成上野駅下車 徒歩15分 ・台東区循環バス「東西めぐりん」で「上野駅入谷口」もしくは「JR上野駅公園口」バス停から「上野公園経由・三崎坂往復ルート」のバスに乗車し、「東京国立博物館前」バス停下車。