伊万里・有田の地域の歴史・文化・食

源右衛門窯

源右衛門窯は、佐賀県の有田町にある古伊万里の窯元。260年以上の歴史を受け継ぎ、ろくろ・下絵付け・本窯・上絵付け・上絵窯までの全過程において、それぞれの専門陶工が熟練した技を活かして作品を仕上げている。工房のある有田窯元では、源コレクションが展示されており、購入も可。閑静で自然があふれる敷地内の散歩も楽しめる。

竜門の清水

日本名水百選。 竜門の清水は，黒髪山系のいたる所から湧出する水が注ぐ広瀬川上・中流のことで，流紋岩にろ過された流れ。広瀬川中流のダム近くにはキャンプ場が設けられ，夏には飯盒炊さんを楽しむ学生や家族連れで賑わう。

にげ餅

本町の下本区で行われている「逃げ餅」は変わった祭りとして有名です。この祭りは、毎年11月22日の夜に当番の班の選ばれた家が「営所」とされ、その庭先で行われます。この餅は各家庭に配られたあと、神棚にお供えされ、家族で少しだけ食べると無病息災のご利益があるとされています。いつ頃どうしてこのような変わった行事が始まったのかはわかりません。一説には戦国時代に餅つきをしていたら、敵が攻めてきたので、われさきに手でつかんで逃げたのが始まりともいわれてますが、古文書などの記録はなく、類似する行事も近辺には見当たりません。近年は子どもたちもこの行事に参加して、次世代に伝える努力がなされています。

黒髪山自然休養林

黒髪山自然休養林は黒髪山（標高５１８ｍ）、牧の山（標高５５５ｍ）などの山々からなり、天童岩とよばれる黒髪山山頂からは、佐賀平野、有明海、大村湾などを望むことができます。黒髪山系は、奇岩・渓谷や有田・竜門の両ダム湖の水面の青さなどが周囲の天然林と調和し、美しい景観が魅力です。　自然休養林内には、竜門キャンプ場など野外活動を楽しむための施設が整備され、休日は家族連れで賑わいます。

鯉料理

身をひきしめ，臭みを抜くことに気をつけて育てられた鯉を使って，あらいや鯉こくが調理される。龍水亭（0955）46-2826・龍泉荘（0955）46-3617

ごどうふ

見た目はプリンで，感触は餅の歯ごたえのような豆腐。高島豆腐店(0954)20-7075,とうふのたかはし（0955）43-3252

新・ご当地グルメ「有田焼五膳」

柔らかく臭みがない「ありたどり」を使い、各店がこだわりぬいた五種類の鶏料理を有田焼窯元こだわりの器で味わえる。「本陣」、「亀井鮨」、「ギャラリー有田」、「レストランまるいし」の町内４店舗で提供。

棚田米

この棚田米は、生活排水が混じっていない国見山系の天然水を使って栽培されています。機械が入りにくくて、今でも手作業を行っているところがあり、丁寧な仕事をしています。自分が田んぼが持てる棚田オーナー制もあります。

清酒「宗政」

焼酎や清酒の製造設備、ボトリング設備がご見学いただけます。隣接する観光施設「蔵」では、宗政酒造自慢の本格焼酎・日本酒・梅酒など、蔵元ならではの豊富な種類の酒類を購入できます。

きんかん

糖度は18度から20度くらいでまるまると粒が大きく、生のままでも甘くておいしい。収穫は12月〜3月くらい。

有田磁器太鼓・有田碗琴

その名の通り、磁器でできた太鼓を勇壮に演奏。各イベントなどで活躍しています。食器を音階ごとに集めて打楽器にした「碗琴（わんきん）」の演奏も太鼓の動と反対の静の世界が引き出され、すばらしい演奏が聞くことができます。

佐賀牛

有田地区は九州でも有数の畜産地です。なかでも「はがくれ牛」（佐賀牛）は肉質が良く贅沢な味わいで全国的にも評判です。

龍水亭

こだわりの自家製酢味噌と無添加柚子胡椒で味わう絶品の川魚料理を、雄大な景色と名水百選で知られる竜門峡にて、ゆっくりと堪能できます。

龍泉荘

鯉・川魚料理。数寄屋造りの落ちついた離れ座敷で川魚料理を堪能できます。

伊万里真珠

陶祖李参平の碑

日本で初めて磁器の焼成に成功したと言われている李参平を陶祖とし，1917年（大正6年），有田焼創業300年を記念して建立された石碑。陶山神社の駐車場から少し山道を歩いて長い階段を上ったところにあり、ここからは窯場や町家が軒を並べる有田の町が一望できます。

巨峰ブドウ

一つ一つ丹念に育てられた大粒の巨峰は、甘くコクがあり高品質。さらに、安全性を追求し糖度の高いブドウ栽培に励んでいます。

有田内山重要伝統的建造物群保存地区

内山地区は江戸時代に設けられた上の番所（泉山）から、下の番所（岩谷川内）の約２Ｋｍにわたる地区です。江戸・明治・大正・昭和の各時代を代表する町屋が連なっています。この町並みでは、１８２８年（文政１１年）、台風と同時に大火が発生し、建物のほとんどは焼失してしまいました。今の内山地区の家屋は大火の後に建築されているものがほとんどです。

旧田代家西洋館

有田の豪商であった田代助作が１８７６年（明治９年）に陶磁器を買い付けに来た外国商人の宿泊・接待施設として建築した和洋折衷の建物です。 中にはらせん階段があり、当時としては画期的なデザインでした。「有田異人館」として佐賀県重要文化財に指定されていましたが、平成30年12月25日に「旧田代家西洋館」として国の重要文化財に指定されました。土・日・祝日は、建物内部の見学ができます。

小路庵

「小路庵」はもともとは初代有田町長でありTOTOの社長でもあった江副孫右衛門さんの生家で、大正時代に建設されました。改修して公開しています。地元の女性スタッフがご案内します。