東山区（京都市）・祇園・嵯峨野のお寺・寺院・仏閣

天得院

東福寺の塔頭・天得院で桔梗の開花（6月中旬から7月初旬）に特別拝観が行われ、紅葉の季節（11月中旬から11月下旬）お食事処として公開されます。また、敷き詰められた杉苔に桔梗、萩、つわぶき、椿など四季折々の花の寺としても有名です。

泉涌寺

創建当初は仙遊寺と称していたが、建保6年（1218）、伽藍が建立されてからは境内の涌き水にちなんで泉涌寺と改められた。その後間もなく四条天皇の月輪陵が造営され、以来、皇室ゆかりの寺「御寺」として格調の高さを保っている。また観音堂にある楊貴妃観音像は唐の楊貴妃をモデルにしたといわれ、鮮やかな彩色を放っている。平成16年（2004）4月27日には宝物館（名称：心照殿）を新設・公開した。

今熊野観音寺

弘法大師が十一面観音像を安置したのが始まりと伝えられる。西国三十三カ所の第十五番札所として知られているが、不動明王や毘沙門天の信仰もあり、頭痛封じ、頭の観音さんの寺として古くから民衆の信心を集めている。

同聚院

東福寺塔頭。山内ほぼ中央に位置。本尊の不動明王坐像は藤原時代前期の作で、両眼を見開き威厳に満ちた豪放な姿をしている。平安時代の仏師康尚作で重要文化財に指定されている。

来迎院

泉涌寺の塔頭の一つで、参拝客にお茶の庭でお抹茶の接待をしている。

霊山観音

〈坐禅会〉坐禅・法話・抹茶（要予約）〈写経会〉毎月18日（5/18は休み）

法住寺

〈写経と法話〉写経会。おつとめ〜法話〜写経〜粗飯。〈護摩焚きと法話〉不動縁日。護摩焚き〜法話。所要時間／約1時間〈写経〉随時実施。9時〜15時所要時間／約1時間〜1時間30分〈坐禅〉随時時間／9時〜15時、17時〜19時（団体のみ）所要時間／約1時間

悲田院

快慶作、宝冠阿弥陀如来坐像や土佐光起・光成の襖絵がある。

智積院会館

2018年12月より建て直しのため休業中。新智積院会館は2020年夏頃開業予定。建て直し期間中も朝の勤行の参拝および日中の拝観は可能。（予約不要）

方広寺

豊国神社のとなりにある方広寺は、「国家安康、君臣豊楽」の文字が刻まれた大鐘があることで知られている。これは、慶長19年（1614）、家康の文字を切り離したことで、大阪冬の陣のきっかけともなった。

大谷本廟

京都市東山区にある、浄土真宗本願寺派の本山・西本願寺が所有する墓地。浄土真宗の宗祖・親鸞の廟所（墓所）で、京都駅より徒歩圏内に位置する西本願寺からは遠く離れた五条坂の飛地境内にあたる。真宗大谷派（東本願寺）に属する大谷祖廟、通称「東大谷」にも親鸞の墓所があり、そちらと比較される形で通称「西大谷」とも呼ばれるが、親鸞が火葬されたのはこの大谷本廟（御荼毘所）。全国の門信徒の納骨を承っている。

八坂庚申堂

京都府京都市東山区金園町にある天台宗の寺院の通称。正式には大黒山金剛寺庚申堂という。庚申信仰発祥の地にして、大阪の四天王寺庚申堂・東京にあった入谷庚申堂と並ぶ日本三庚申の一つにも数えられる。庚申さんのお使いとされる猿を模したカラフルな「くくり猿」が境内各所、とくに賓頭盧堂に多く吊るされており、願い事を書いた「くくり猿」を同様に吊るすことで願いが叶うとされる。境内はほかに「見ざる・言わざる・聞かざる」の像も。

豊国廟

両足院

京都市東山区にある寺。臨済宗建仁寺派の塔頭寺院に当たり、阿弥陀如来を本尊とする。室町時代中期までは「五山文学」の最高峰の寺院とされ江戸期以降においても建仁寺の学問面の中核を担い続けた。寺では写経体験のほか、座禅やヨガなどを気軽に楽しめるイベントを積極的に開催。境内には初夏に半夏生が美しく茂る池泉回遊式庭園（書院前庭）が京都府の指定名勝となっているほか、枯山水庭園なども置かれている。

霊雲院

六道珍皇寺

「六道珍皇寺」は、京都市東山区小松町に位置する臨済宗建仁寺派の寺院。源平両氏ゆかりの史跡である六波羅蜜寺は、別名「六道の社」。冥界の出入り口と言われており、この世とあの世の境域と考えられている。祖先の精霊を迎える行事「六道まいり」として有名。閻魔王がモチーフの御朱印と置物おみくじ が特徴的で、特別公開限定バージョンなどがあり、予定は公式サイトにて公開されている。六道珍皇寺は、最寄りバス停「清水道」から徒歩約5分。

圓徳院

京都府京都市東山区にある臨済宗建仁寺派の寺院。高台寺の塔頭寺院の一つ。豊臣秀吉の正室・北政所が晩年に本拠地としたことで知られる。京都御苑から移築されたとされる「三面大黒天」は大黒天・毘沙門天・弁財天が三天合体となった珍しい尊像で、秀吉の出世守り本尊として祀られている。石を多く配置した北庭の枯山水庭園や周囲に植えられたモミジの紅葉などが美しく、庭園を眺めがら楽茶碗でのお抹茶も楽しめる。

青蓮院

京都市東山区粟田口に位置する天台宗の門跡寺院。ルーツは最澄が建立した比叡山上の住坊「青蓮坊」とされ、平安末期に現在地へ移った。江戸期には仮御所にもなったことから「粟田御所」とも。東山山頂の将軍塚周辺に飛び地境内があり、平成期に移設された大護摩堂「青龍殿」で祀られている国宝の「青不動」は日本三大不動の一つに数えられている。本尊の熾盛光如来にちなみ春と秋には夜間拝観で境内のライトアップも行われる。

東福寺

京都五山の一つ。九條道家が氏寺として造営。伽藍や塔頭が広い境内に並ぶ。通天橋は紅葉の名所。

建仁寺

京都最古の禅寺。1202年に臨済宗の開祖である明庵栄西によって開山された。京都五山のひとつでもあるこの寺は、江戸時代の大画家・俵屋宗達による「風神雷神図屏風」など、数多くの文化財を所蔵している。一番の見どころは、2002年に日本画家の小泉淳作氏によって描かれた「双龍図」。完成まで2年を費やした大作で、畳108畳にも及ぶ巨大な水墨画は圧巻の美しさを誇っている。定期的に実施される座禅体験もおすすめだ。