長野・戸隠・小布施のお寺・寺院・仏閣

苔翁寺

山門は重層な二層楼門で、屋根の下層は桟瓦葺き、上層は鉄板葺きの入母屋造りで、仁王は北信屈指の文化財。

阿弥陀山清水寺

僧行基が自ら刻んだ三体の千手観音の一体をこの地に安置したのが始まりと言われています。大正5年の大火に見舞われましたが、坂上田村麻呂が納めた日本最古といわれる「鉄鍬形」、両界曼陀羅図や聖観音菩薩立像などの重要文化財が保存されています。また、信濃三十三番札所のひとつ、十六番札所でもあります。ボタンと紅葉の名所としても有名。

天宗寺

本堂の両脇に並ぶシダレザクラの枝が中央まで張り出した様子から、「合掌桜」と呼ばれています。樹齢は約400年。2007年放送の大河ドラマ「風林火山」ゆかりの地で、由布姫の母「華厳院」のお墓があります。

浄光寺

雁田山麓にある真言宗の寺で、地域の人々には「雁田の薬師さん」と呼ばれ親しまれている。茅葺き屋根で入り母屋造りの「薬師堂」は室町時代初期（応永15年・1408年）の代表的な建物で、国の重要指定文化財に指定されている。浄光寺は別名「妻恋薬師(つまごいやくし)」としても知られ、「嫁が欲しけりゃ雁田へござれ」とも言われ、良縁を望む男女の参拝も多い。◆一茶句碑「山寺や 畳の上の 栗拾ひ」・「大栗は 猿の薬礼と 見へにけり」

岩松院

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開創は文明4年雁田城主の荻野備後守常倫公の開基で、開山は不琢玄珪禅師。本堂内大間、21畳の大きさの鳳凰図は葛飾北斎晩年最大の作品です。本堂裏手には、戦国武将・福島正則の霊廟があり、また俳人・小林一茶が「やせ蛙負けるな一茶これにあり」を詠んだ蛙合戦の池もある。◆一茶句碑「栗拾ひ ねんねんころり 云いながら」・「痩かへる まけるな一茶 是に有」

玄照寺

竜や獅子がきめ細かに彫刻された三門は200年前に建立されたもので、町宝にも指定されている。現在の本堂は、当時の大正15年に再建されたものである。村びとの寄進によって造られたといわれるだけあって装飾が庶民的です。4月中旬には「境内アート小布施×苗市」が境内で開催され、大勢のお客様で賑わいます。

梅松寺

室町時代の末期に瀬山上人が創建しました。一茶が最初に訪ねたのは文化6年(1809年)で知洞上人は昼食を呈し歓迎しました。以後一茶が65歳で生涯を終えるまで活動の拠点となりました。。◆一茶句碑「侍に 蝿を追せる 御馬哉」・「真丸に 芝青ませて 夕涼み」

祥雲寺

高井鴻山の墓所であり、幕末の頃には然楼や龍雲寺とともに小布施文化人のサロンとなった。鴻山の遺品も多く、愛用した柄が1.5mの太筆や妖怪画、書などが残されている。また、小林聖花作の大間天井絵「心字毘沙門龍図」が15畳敷きの広さに描かれ、光彩を放っています。◆一茶句碑「苦の娑婆や 桜が咲ば さへた迚」

赤和観音

山の中腹に造られた懸崖づくりの観音堂。かつては岩山に神が降臨すると信じられ、樹齢400年の大杉がそびえたつ。

大悲殿

昭和34年の春、再建に着手し7年の歳月と5万数千人の篤信家により、世界平和を願って再建したものです。

温泉寺

横湯山温泉寺は、寺伝によると京都の禅師が草庵を結びその後、再興に向け武田信玄公の寄進による開基の寺で曹洞宗の名刹。その後も益々隆盛をきわめ、寛永の時代よりも近隣十ケ寺を束ねてきた寺院。 現在は、武田信玄公直筆の寄進状や軍配が寺宝として残っている。

無常院

浄土宗知恩院派の寺院。本尊は阿弥陀如来である。誓林坊（開祖）が永承3年（1048）中御所に天台宗の寺を創建。善光寺衆徒7院の一つ。永禄2年（1559）知恩院の弟子慶誉和尚が小市に再建、その後浄土宗に改宗。内股の阿弥陀三尊像は長野市の指定文化財である。境内の中見堂大悲殿は信濃33番観音霊場第12番札所。

松巌寺

伝説の鬼女「紅葉」の守護仏であった地蔵尊をまつっている「紅葉」ゆかりの寺。 伝説を解説するテープを聞くことができる。 本堂の天井絵は、南画の巨匠・児玉果亭の高弟・藤原紫僊の作。境内には昭和11年に当地を訪れた川端康成の文学碑がある。また、鬼女「紅葉」の墓といわれる石塔が祀られている。

土倉文珠堂

京都切戸の文殊、奈良安部の文殊とならぶ日本三文殊のひとつ。 木曽義仲の守護仏・大聖智恵文珠菩薩像が本尊。 鬼無里では、「文殊」ではなく「文珠」と伝承されている。

万年山明松寺

境内には、宝筐印塔以下、供養塔、地蔵、菩薩観音像等多数の石像物があります。本尊に釈迦牟尼仏、脇仏等があります。馬事公苑を併設しており、オリンピック選手や世界選手権出場選手も育っています。

霊験山法蔵寺

猫をまつった猫塚や、猫が着たという衣も保管されており、住職からこの猫寺伝説を聞くことができます。猫供養も行っています。

仏性山金剛寺

真言宗豊山派の名刹。境内に金剛寺沿革碑1704年や宮川志文の句碑があります。

宝珠山高山寺

県内では稀にみる七堂伽藍の寺で、信濃三十三番札所の札留め所として多くの参拝者が訪れています。

椿峰山西照寺

堂内には室町末期の作といわれる聖観音を中心に十三仏が安置されています。信濃三十二番札所となっています。

臥雲院

700年の歴史を持つ曹洞宗の古刹。七不思議伝説（要石・風欠・塵穴・伽羅池・客殿の波風・片目魚・客殿の雨垂）が有名。また、臥雲院の隣にある三本杉は1874年の善光寺地震の時に滑り落ち、傾いたまま根付き、地上2ｍ位で3本に分かれ、その内2本はまだ強い生命力を持っています。