「江戸ガラス体験」を求めて、レトロな大人の下町・清澄白河へ!

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 「自転車で巡る、東京下町お散歩デート@清澄白河」をテーマに、素敵な休日を体験してきました~! 
 もっと詳しい観光スポット情報も知りたかったら、こちらの記事も合わせてチェックしてみてください♪

 

お洒落な相棒と一緒に。

かわいい自転車が500円で借りられる「アロハロコ スタジオ」。

 

 まずはかわいい文字とカラフルな自転車が目印のアロハロコスタジオで、本日の相棒になる自転車をお借りします。店内にもお洒落な自転車がズラリと並んでいて、どれもここのオリジナル商品だそうです。相棒がいれば、観光もサクサク進んで楽チン。ついでに運動不足も解消できるし、一石二鳥なのだ! イエイッ!

 

どの色にしようかな~? と迷うのも楽しい。

 

 自転車で走っていると、「あ、こんなかわいい雑貨屋があるんだ」「こんなところにお洒落カフェ発見!」などなど、清澄白河の隠れた魅力を見つけることができます。しかも風が気持ち良い。じんわり汗もかいて、自転車散策は意外と運動になることに気づきます。気分も良いし、ルンルン♪~と自然に鼻歌もでちゃう。

ブルーの看板が目印です。

爽やかな青い看板には店主椎名さんのコメントが。

 

 約10分ほど自転車を走らせると、住宅街にひっそりと佇む「グラスラボ」を発見。自転車を停め中に入ると、「こんにちは~! 」と爽やかすぎる笑顔の方が出迎えてくれます。ガラス加工で下町というと、強面のおじいさんというイメージがありましたが…イケメンじゃないか! ドキドキ。
 

ガラス工芸体験の先生、椎名さん。

1950年創業の「椎名硝子加工所」とは別に、2014年に「グラスラボ」を起業。

 

工場にいるだけで、昔にタイムスリップした気分になる!


 ここグラスラボは、椎名さんの祖父の代から約67年続く老舗ガラス加工所の技術をベースに、彼が新しく立ち上げた「ガラス専門店」。代々受け継がれるガラス加工法はそのままに、カスタマイズグラスの企画、制作、販売やガラス製品への切断、磨きなど加工全般を行っているそうです。体験は笑顔がかわいい椎名さんの説明からスタートします。

 「早速、“液だれしにくい醤油差しづくりを体験してもらいます。ガラスの加工は、危険なイメージがあるかもしれませんが、ご安心ください。ガラスを直接持たずにできるよう工夫してあるので、お子さまでもご参加いただけますよ~」。子供でも楽しめると聞くと、不器用な私でもできる! と安心できます。

 醤油差しを作る前に、まずはガラスの加工法について教えてもらいます。

 

北斎の絵を描写した、江戸切子のグラス。 

「これも手作業で作ってるんですか!? 」とびっくりするほど細かい模様が入ったグラスは、近くで見れば分かる通りガラスの凹凸で絵を再現しています。「高価なものなのですが、発売してからかなりの人気です。今は1ヶ月お待ちいただいております」と椎名さん。職人技ってこのことですな。

高圧の砂を吹きつけ彫刻する「江戸彫り(サンドブラスト)」

 「このサンドブラストでは、0.15mmというとても細い線で文字を彫刻できます。さまざまなアーティストの方々とのコラボも行っています」と椎名先生。醤油さしの蓋を覗いてみると、仕掛け文字を発見! 遊びごころも忘れない、心意気が素敵♥

江戸ガラスを削って美しいグラスに仕上げていく平切子。

 「もうひとつ、平切子という手法もあります。言葉のとおり、ガラスを平らに仕上げていく技法です。丸みを帯びているガラスでも、平切子で美しい角を作ることができます」。椎名さんの言った通り、ワインボトルが加工されてカクカクした面白い形に! 加工ひとつでこんなに表情が違うんですね。

 

液だれしない醤油さしの秘密とは?

 「液だれしない醤油さしの秘密は、蓋にあります。蓋と瓶の間には丁度よい隙間ができるように設計されていて、液が最後残っても、蓋の溝から中に戻るような仕組みになっています。今回はその蓋と瓶の密着度を調節をする、いわば一番大事な口部分の加工をしていただきます」と先生。つまりはジャストフィットさせるということか…! なんだか難しそうだし、不器用な私でも大丈夫かな?

 「不安にならなくて大丈夫ですよ! メモリ付きの機械でレバーを下ろすだけで簡単です。私もきっちりチェックしてますからね」と先生の一言に、ホッとします。

 

(動画:切れの良さも抜群!)

 

 

 

ガラス加工に初チャレンジ!

工業用ダイヤで硝子の口を削っていきます。

 創業当時の67年前から変わらず同じ機械を使って加工しているだけあって、機械一つひとつから歴史を感じます。江戸硝子加工の職人さんと同じ機械を使わせていただけるのも、うれしい。なんだかプロの硝子工芸職人になった気分だわ~(ドヤ)。

 「まずはここからここまでの10メモリ分、思い切って削ってみましょう」
 
 ギュイーーーーーンっと、硝子が削れる時のなんともいえないザックリした感触と音は快感♥。職人さんのように、どんどん削っていきます。

 「上手に削れていますね! その思い切り、センスありますよ」と、椎名さんにちょっと褒められただけでテンション上がっちゃう! フフ。

 

なんか私今、カッコイイかも?

 

 削る→確認を繰り返し、ある程度削り終わったら肝心の“液もれしないか”をチェックをします。やり方は簡単で、水を入れて蓋をして、逆さにするだけ! 

 緊張の瞬間です。

 

 「やったぁーーーーー! 」。逆さにしてもピタッと蓋が落ちないということは、成功です!! 微調整を繰り返して、絶妙なさじ加減(椎名先生のアドバイス♥)だからこそできる技。 

 「ここで終わりじゃないんですよ。最後はかわいくラッピングしてもらいます」と先生に言われたとおり、素敵な模様が入った折り紙を飾り付けたら完成です。

 

飾り付けも楽しくてニヤニヤします。

 最後の包装(しかもかわいい)までやらせてくれると、さらに愛着が湧いてきます。「後日、お届け」ではなく、気持ちが冷めないその日にお持ち帰りできるのもうれしいポイントですね。

 

ピンクのガラスに合わせて、ピンクの飾りを。

 

  じゃ~んっ! 約1時間で完成しました。我ながら上出来な仕上がりに、拍手! パチパチパチ。ポテンとした見た目はとってもかわいくて、キッチンに花を添えてくれそうです。
 
 「こんなにかわいいのに、まっくろなお醤油を入れるなんてもったいない…」なんて、あまりにも醤油に失礼な本音をぽろっとこぼしたところ、「化粧水を入れてもかわいいよ」と先生。他にもオリーブオイルやお酢など、ある程度サラッとしているものであれば何でもOKとのことです。

 「椎名さんの加工姿、見てみたい~! 」とリクエストすると、「しょうがないなぁ~」と言いながら快くやってくれる椎名さん。体験はもちろん楽しかったですが、椎名さんの柔らかい雰囲気に癒やされたほうが大きかった気がします。

 

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