江戸時代の面影が今も残る!護国寺の魅力と境内のパワースポットを紹介

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都内最大級の木造建築物「観音堂」

不老門をくぐり、長い参道を進んだ先に見えるのが、「観音堂(本堂)」の堂々たる姿です。
観音堂は、元禄10年(1697年)の正月に完成。巨大な建築物ながら、わずか半年あまりの短い期間で建築され、同年8月には落慶供養(寺院の完成を祝う式典)が行われました。

約250坪にも及ぶ巨大な本堂は、現代にいたるまで都内最大級の木造建築物として語り継がれています。元禄時代の建築工芸の粋を結集させた大建築であり、国の重要文化財にも指定されています。

元禄時代から変わらない美しい風景に感謝しながら、ゆっくりと参拝してみてください。

本堂に安置されている御本尊は、桂昌院が最も深く信仰していた「如意輪観世音菩薩像(にょいりんかんぜおんぼさつぞう)」。母なる慈愛を感じさせる親しみ深い観音様で、古来から繁栄を祈る多くの人々によって信仰されてきました。

本堂内は拝観可能な時間帯であれば自由に出入りできます。

本来内部の撮影は禁止ですが、今回は特別に一部エリアの撮影が許可されたので、中の様子を少し覗いてみましょう。]

中に入ってまず驚いたのが、圧倒的な奥行きの深さと天井の高さ。辺り一面が畳と障子で覆われた大空間は、日常では感じられない癒しと静寂の空気を体感できます。

大空間の奥に安置された煌びやかな御本尊の姿には、思わず心を奪われるはず。御本尊は撮影禁止で姿を見せられないので、ぜひ実際に訪れて参拝してみてください。

元禄時代の貴重な什器・書画などが寺宝として保管されており、展示物は自由に鑑賞できます。

本堂の核となる柱は良質な欅(けやき)で、江戸時代の豪商「紀伊國屋文左衛門」が調達したもの。直径約50cmにもなる巨大な柱が計52本も使われています。

創建から300年以上毎日お経を聞き続けた柱には神秘のパワーが宿っているという言い伝えがあり、通称「開運柱」と呼ばれています。

柱を抱いて願いをすることで、望みが叶うといわれています。

特にご利益の強いパワースポットなので、御本尊の参拝に合わせてぜひ訪れてみてください。

護国寺の御朱印・ご利益アイテム

護国寺の御朱印は、本堂の入口の右手にある納経所にて取り扱っています。

また、入口左手には、御守り・絵馬・おみくじなどのご利益アイテムが並んでいるので、気になる方はこちらもチェックしてみてください。
納経所を利用できるのは本堂の拝観時間のみ。御朱印が欲しい方は、受付にいる住職さんに一声かけてみましょう。

鋭い炎を模した宝印が印象的な御朱印。

御朱印の中央には、桂昌院が深く信仰した「如意輪観世音」の文字に、梵字の宝印が押されています。

交通安全・商売繁盛・家庭円満・雷よけなど、お守りの種類は多種多様。通常のお守りのほか、十二支をモチーフにした「えと守り」や、開運にご利益がある「幸(ふく)守り」などもあります。

日本国旗と日本列島が刻まれた「鎮護国家(ちんごこっか)」は、仏教によって国家を守護・安定させるという思想を体現したお守り。
「護国」の名が入った護国寺ならではの縁起が良いお守りで、見た目の珍しさから参拝の記念にぴったりなご利益アイテムです。

かわいい見た目が印象的な「傘みくじ」は、一風変わったおみくじを引きたい方におすすめ。包みをとって傘を開くことで、運勢を確認できます。

見た目が色鮮やかで種類も豊富なので、思わずたくさん集めたくなってしまうほどの可愛さ!意外にしっかりとした作りなので、参拝の記念として家に飾っておくのもおすすめです。
 

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