透明な卵を産む神秘的なサメ「サラワクスウェルシャーク」、アクアワールド大洗で国内初展示

「サメの飼育種類数日本一」を誇るアクアワールド茨城県大洗水族館（アクアワールド・大洗）に、この春、新たな注目が集まります。西部太平洋からインド洋に生息する珍しいサメ、「サラワクスウェルシャーク」の成魚と、その神秘的な透明な卵が、日本で初めて展示されることになりました。展示開始は2025年4月1日（火）からです。

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サメ飼育種類数日本一！アクアワールド・大洗の新たな仲間

アクアワールド・大洗は、『サメの飼育種類数日本一』を誇る水族館として知られています。この度、国内初となる「サラワクスウェルシャーク」とその卵の展示が、2025年4月1日（火）より開始されることになりました。これまでも多種多様なサメを飼育・展示してきたアクアワールド・大洗にとって、今回の新たな仲間入りは、さらにその魅力を高めるものとなるでしょう。

サラワクスウェルシャークとは？知られざる生態

サラワクスウェルシャークは、西部太平洋からインド洋の水深100～150mに生息しているサメです。成長しても全長は40cmほどにしかならない、比較的小さな種類のサメです。日本近海に生息するナヌカザメに近い仲間とされており、どこか親近感を覚える方もいるかもしれません。このサメの変わった特徴として、危険を感じると海水を飲み込んでお腹を大きく膨らませ、身を守るという習性があります。この膨らむ様子が、英名である「スウェル（swell＝膨らむ）」の由来となっています。

神秘的な透明な卵：その理由とは？

サラワクスウェルシャークの最も注目すべき点は、何と言っても「透明」な殻を持つ卵を産むことです。まるでガラス細工のような卵の中で、成魚とは異なる模様を持つ幼魚が育っていく様子は、まさに神秘的です。なぜこのような透明な卵を持つのか、詳しい理由はまだ解明されていません。しかし、一説には、透明な殻が周囲のサンゴなどに溶け込むことで、卵を狙う他の生き物に見つかりにくくするためではないかと考えられています。透明な卵の中に小さな命が宿っているとは、自然の不思議を感じさせてくれます。

展示場所と開始日：悠久の海ゾーンへ

この貴重なサラワクスウェルシャークの成魚と卵は、アクアワールド・大洗の3階にある「悠久の海ゾーン」の「熱帯・亜熱帯海域のサメたち水槽」で展示されます。展示開始日は2025年4月1日（火）です。アクアワールド・大洗が2月下旬に成体と卵を入手し、安定した飼育ができるようになったため、このタイミングでの公開となりました。春の訪れとともに、ぜひこの珍しいサメの姿を見に足を運んでみてください。

特別企画「超サメ展～シャークダディ第2研究所～」開催期間延長！

さらに嬉しいニュースとして、現在アクアワールド・大洗で開催中の特別企画『超サメ展～シャークダディ第２研究所～』の開催期間が延長されることが決定しました。「サラワクスウェルシャーク」の国内初展示に加え、3月18日に発表された「シロワニ」の誕生を記念して、より多くの人にサメの魅力を知ってもらうため、当初4月6日（日）までだった会期が、2025年5月6日（火・振休）まで延長されます。『サメの飼育種類数日本一』を誇るアクアワールド・大洗が開館以来23年間続けてきたサメ研究の集大成とも言えるこの特別企画も、この機会にぜひお楽しみください。

アクアワールド・大洗で、驚きと発見の旅を

透明な卵を産む神秘的なサメ「サラワクスウェルシャーク」の国内初展示は、アクアワールド・大洗を訪れる新たな大きな理由となるでしょう。この機会に、ぜひアクアワールド・大洗へお出かけになり、驚きと発見に満ちた海の生き物たちの世界を体験してみてはいかがでしょうか。

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