東京都足立区の足立区立郷土博物館が、この春リニューアルオープン!民具や歴史資料に加え、貴重な美術品も常設展示される「美術博物館」として生まれ変わります。地域に愛されてきた博物館の新たなスタート、見どころ満載の特別企画展やお得なキャンペーン情報と共にご紹介します。
39年の歴史に新たな風!足立区立郷土博物館リニューアルオープン
1986年の開館以来、地域の郷土資料館として親しまれてきた足立区立郷土博物館。この度、大規模な改修を経て、美術品を常設展示する「美術博物館」として、2025年4月26日(土)にリニューアルオープンしました!
江戸文化が華開いた足立区の新たな魅力を発信
今回のリニューアルのきっかけは、2009年に足立区千住地域で発見された琳派絵師・村越向栄の作品。これを機に、区内の旧家から谷文晁や酒井抱一など、江戸の文人たちとの交流を示す記録や貴重な美術品が次々と発見されたのです。専門家も「美と知性の宝庫 足立」と評するほどの、豊かな文化遺産が眠っていた足立区。リニューアル後の博物館では、これらの美術品を常設展示することで、足立区の新たな魅力を発信します。
美術品を守る!最新の展示設備
美術品の展示には、適切な温湿度管理が不可欠。リニューアル後の展示室では、美術仕様の「エアタイトケース」を導入し、貴重な美術品を最適な環境で保存・展示します。
「暮らしに根付いた美術」がテーマ!
江戸時代、千住地域は江戸四宿の中でも最大規模の宿場町として繁栄。豊かな経済力と高い教養を持つ商人たちが、芸術家と交流することで、千住特有の文化を育みました。その文化は明治時代以降も続き、人々は日常の中で美術を楽しんできたのです。
リニューアル後の常設展示スペースでは、こうした足立区の歴史と「暮らしに根付いた美術」というテーマを、美術作品と共に紹介。季節に合わせて展示替えも行うので、一年を通して何度訪れても楽しめます。
リニューアルオープン記念!特別企画展「千住・足立の文化遺産展 前期 香りたつ琳派の美」
リニューアルオープンを記念して、特別企画展「千住・足立の文化遺産展 前期 香りたつ琳派の美」を開催!日本で最も権威のある美術雑誌「國華」で特集された「千住・足立の文化遺産」(2023年5月2日発行)の内容を元に構成された展覧会です。
初披露となる村越向栄作の屏風をはじめ、足立区に根付いた琳派絵師たちの華やかな作品を堪能できます。
特別展示で初お披露目!村越向栄「四季草花図屏風」(江戸時代)
お得情報!リニューアル記念キャンペーン
リニューアルオープンを記念して、お得なキャンペーンも実施!
- ①ゴールデンウィーク中の入館料無料 (休館日の4月28日 (月)を除く)
- ②4月26日(土)・27日(日)にワークショップ等のミニイベントを開催
- ③プレゼントがもらえる館内クイズラリーを開催 (4月26日(土)~5月6日(火))
この機会に、生まれ変わった足立区立郷土博物館へ足を運んでみませんか?
イベント情報
- 施設名:足立区立郷土博物館
- リニューアルオープン日:2025年4月26日(土)
- 場所:東京都足立区大谷田5-20-1
- URL:https://www.city.adachi.tokyo.jp/hakubutsukan/index.htm
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