江戸東京博物館 魅力を徹底大解説!細かすぎるジオラマに大興奮

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戦時の暮らしを体感できる。現代につづく昭和エリア。

大正から昭和にかけて、東京に住む人のライフスタイルは大きくかわっていきました。都市と生活の変化がわかる資料が多く展示されています。インフラや住まい、余暇の過ごし方までいろいろな側面で時代が顧みれます。

和洋折衷!昭和の「モダン」なライフスタイル

大正から昭和前期にかけて、比較的裕福な家族が住んでいた住宅の模型です。江戸の長屋とは大きく変わり、畳だけでなく今では一般的なフローリングも使用されているところに時代の移り変わりを感じます。

住まいだけでなく、家具や時計、おもちゃまでも少しずつ洋風なものが増えてきていたのがわかります。これらはもちろん、実際に使われていた家具です。

子供のおもちゃも明治から大正にかけて転換期をむかえました。依然として「手作り」が主流でしたが、ブリキやセルロイド製のおもちゃも増えていった時代でした。キャラクター商品が生み出されたのもこの頃です。おもちゃからも歴史や時代すら感じます。※展示替があるコーナーです。

昭和初期、工場労働者が多く住んでいた中央区月島の庶民の生活を覗けるセットです。この長屋にガスが引かれたのは昭和10年代、水道が個々の家にひかれたのは戦後の出来事でした。

ガスや水道が普及する以前は、外で水汲みや火おこしをしていたため、台所は露地に面した場所につくられるのが一般的でした。

戦後70年に見る「戦争が変えた人々の暮らし」

1941年12月、日本がアメリカやイギリスなどと戦争状態に突入します。戦争が続くにつれ、空襲の危機も迫ってきます。「空襲と市民」では、戦時中の人々のくらしをはじめ、学童疎開や東京大空襲の悲惨さを物語る数々の資料が展示されています。

東京下町地区によく見られた家屋の一室です。空襲が本格化する直前の都民の生活ぶりがリアルに描写されています。室内には防空頭巾がかけてあるのがわかります。空襲の情報を知るための必需品であるラジオもおかれています。

窓には、暴風によってガラスが飛び散るのを防止するための紙が貼られ、外に明かりがもれないように電灯にはカバーがかけられています。


戦時中の人々の服装も展示されています。 ※展示替があるコーナーです。

上空の高度1万メートルあたりに吹いている風に乗せて、アメリカ本土まで気球にのせて爆弾を運ぼうと作られた、風船爆弾のレプリカです。実物の約5分の1のサイズで再現されています。実物は直径10メートルほどの大きさだったといわれています。主に、女子学生によってつくられていました。

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