【永久保存版】九份でしたいこと全網羅!絶景スポット・食べ歩き・アクセス徹底解説

あそびのジャンル
タグ

台湾北部の山あいにひっそりと佇む九份(ジウフェン)は、石畳の細い路地と無数の赤い提灯が織りなす幻想的な風景で知られ、世界中の旅行者を魅了し続けている人気の観光地です。かつて金鉱の街として栄え、その後衰退したこの街は、台湾映画『悲情城市』の舞台となったことをきっかけに再び脚光を浴び、今や台北からの日帰り旅行先として定番となっています。初めて九份を訪れる方に向けて、必ず押さえておきたい王道スポット、絶品グルメ、そしてスムーズなアクセス方法まで、九份の魅力を余すところなく満喫できる完全ガイドをお届けします。

目次

九份とは?映画の世界に迷い込む幻想的な山間の街

九份は、台北の北東約30kmに位置する新北市瑞芳区の山あいの小さな町です。その名の由来は清朝初期、9世帯しかなかったこの地で、物を買うときにいつも「9つ分」と言っていたことから来ているという説があります。

歴史とノスタルジーな街並みの秘密

九份が現在の姿になったのは、1893年に金鉱が発見されてから。空前のゴールドラッシュに沸き、「アジアの金の都」「小上海」とも呼ばれるほどの繁栄を誇りました。しかし、1971年に金鉱が閉山するとともに街は急激にさびれてしまいます。

転機となったのは、1989年に公開された台湾映画『悲情城市』のロケ地となったこと。この映画がヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞したことで世界的に注目を集め、古き良きノスタルジーあふれる街並みが外国人観光客にも絶大な人気を誇る観光地としてよみがえりました。

九份観光のベストシーズンとベストタイム

九份は台湾の中でも特に雨が多い地域として知られています(地元では「1週間に8日雨が降る」という冗談もあるほど)。しかし、その雨が降る時間帯こそが、ノスタルジックな雰囲気を最も際立たせるのです。

◆押さえておきたい観光のコツ

観光のベストタイムは、夕暮れ時から日没直後にかけてです。この時間帯は、提灯に明かりが灯り始め、山々や海を背景に街全体が最も幻想的な雰囲気に包まれます。週末や祝日の夕方は非常に混雑するため、ゆっくり散策したい場合は、比較的空いている平日や、観光客が少ない早朝を狙うのがおすすめです。

 

 

【おすすめ観光スポット】九份のノスタルジックな風景に出会う!王道観光スポット5選

九份観光の中心は、食べ歩きやお土産屋が並ぶ「基山街(ジーシャンジエ)」と、提灯と茶藝館が連なる「豎崎路(シュウチールー)」の石段です。この2つの道を巡るのが定番ルートです。

1.豎崎路:赤提灯が連なるランドマーク

夜の景色 

昼の景色

\おすすめポイント/

九份を象徴する、南北に走る石造りの階段です。両脇には絶景を誇る茶藝館が並び、軒先に連なる赤い提灯は、昼間でも異空間のような雰囲気を醸し出します。特に、貨物鉄道が走っていた「軽便路」との交差点付近から階段を見上げた風景は、写真撮影の定番スポットです!大ヒット映画『悲情城市』のロケ地でもあります。

\写真撮影スポット/豎崎路と「軽便路の交差点から、階段を見上げた風景(Googleマップ

スポット名 豎崎路(シュウチールー)
所在地 新北市瑞芳區豎崎路
アクセス 「九份老街」バス停より基山街を通り、徒歩約10分

2.阿妹茶樓:九份のアイコン的な絶景茶藝館

夜の景色

 

昼の景色

\おすすめポイント/

九份を代表する最も有名な茶藝館。赤い提灯を連ねた味わいのある築100以上の建物は、九份のイメージを体現しています。映画『悲情城市』の舞台になったお店として有名。アニメーション映画『千と千尋の神隠し』のモデルではないかと噂され、国内外からの観光客が絶えません。3階のテラス席は基隆湾が一望でき、特に夕暮れから夜にかけての絶景を楽しめます。

\メニュー・料金/

◎ブレンドしたお茶と4種の茶菓子セット:300元
※クレジットカードが使えないので注意

店舗名 阿妹茶樓(アーメイチャーロウ)
住所 新北市瑞芳區市下巷20號
アクセス 「九份老街」バス停より徒歩約8分
営業時間 9:00~21:30
※季節・曜日により変動あり
定休日 無休(旧暦大晦日など短縮・休業の場合あり)
電話番号 (02)2496-0833
公式サイト 阿妹茶樓(公式HP)

3.基山街:食べ歩きとショッピングのメインストリート

\おすすめポイント/

九份老街バス停の正面から曲がりながら東西に延びる、九份のメインストリートです。みやげ物店や食堂、スイーツの店が軒を連ね、ひさしが連なりアーケードのようになっているため、昼間でも薄暗く、不思議の街に迷い込んだような雰囲気が味わえます。九份名物の芋圓や草仔粿など、食べ歩きグルメを楽しむならここが絶好のスポットです。


\ベストルート/坂の上にある「九份老街」バス停 → 基山観海亭から景色を見る → セブンイレブンの隣が「基山街」の入り口 → 基山街を下る →  豎崎路を下る

スポット名 基山街(チーシャンチエ)
所在地 新北市瑞芳區基山街
アクセス 「九份老街」バス停すぐ
料金 無料(各店舗での購入は有料)

4.昇平戲院台湾最古のレトロな映画館

\おすすめポイント/

1934年にオープンした、台湾で最も古い映画館です。金鉱で栄えた時代の九份の娯楽の中心地でしたが、閉館後に放置され、2011年に往年の姿を再現してリニューアルされました。現在は資料館として公開されており、週末には『悲情城市』など九份が舞台となった映画を無料で上映しています。レトロなポスターやチケット売り場は、当時の黄金時代を体感できるフォトスポットです。

スポット名 昇平戲院(ションピンシーユエン)
住所 新北市瑞芳區輕便路137号
アクセス 「九份老街」バス停より徒歩約10分
営業時間 月~金 9:30~17:00
土日祝 9:30~18:00
定休日 毎月第1月曜(祝日の場合は翌日)
電話番号 (02)2496-9926
公式サイト 昇平戲院(黄金博物館HP内)

5.基山観海亭:海と街並みを一望

\おすすめポイント/

基山街の入り口近くにある、九份の街並みと遠くの基隆港、そして海を一望できる展望台です。基山街の入り口すぐの場所にあるため、散策のスタート地点として景色を眺めてから、メインの基山街へ進むのもおすすめです。特に夕暮れ時は、黄昏に染まる空と街のコントラストが美しい絶好のフォトスポットです。

スポット名 基山観海亭(展望台)
アクセス 「九份老街」バス停より徒歩約5分
料金 無料

 

 

絶景と癒やしの時間!九份のおすすめ茶藝館&カフェ3選

ノスタルジックな九份の街で外せないのが、美しい景色を眺めながら台湾茶を楽しめる茶藝館やカフェでのひとときです。時間が限られている日帰り旅行でも、ぜひ立ち寄って喧騒を忘れてのんびり過ごしましょう。

 

1.九份茶坊:アーティストが手掛けた歴史的茶館

\おすすめポイント/

歴史的建築に認定された100年以上の木造家屋を、オーナーでアーティストの洪志勝氏がリノベーションした茶藝館です。店内にはアンティーク家具やアート作品がセンス良く配置され、独特の雰囲気の中で最高級の台湾茶を味わえます。オリジナルデザインの茶器は購入も可能です。


\メニュー・料金/

◎梨山烏龍茶:1,200元~(茶葉代)(茶水代別途1人120元)

◎手工烏龍茶餅乾:5枚100元~

店舗名 九份茶坊(ジョウフェンチャーファン)
住所 新北市瑞芳區基山街142号
アクセス 「九份老街」バス停より徒歩約8分
営業時間 11:00~20:00
定休日 無休
電話番号 (02)2496-9066
公式サイト 九份茶坊(公式HP)

2.海悦楼茶坊:阿妹茶樓を見下ろす特等席

\おすすめポイント ★絶景スポット/

豎崎路脇の高台に位置し、九份のアイコンである「阿妹茶樓」などを眼下に収める、すばらしい立地の茶藝館です。元々オーナーの実家だった建物を改装しており、テラス席からは海や山々、そして提灯の連なる街並みが一望できます。お茶のほか、コーヒーやスムージーなどもあり、食事メニューも用意されています。


\メニュー・料金/

◎お茶代:400元~(茶水代別途1人100元)

店舗名 海悦楼茶坊(ハイユエロウチャーファン)
住所 新北市瑞芳區市下巷308号
アクセス 「九份老街」バス停より徒歩約7分
営業時間 10:00~21:00
定休日 無休
電話番号 (02)2496-7733
公式サイト なし

3.水心月茶坊:レンガ造りのモダンな姉妹店

\おすすめポイント/

九份茶坊の姉妹店で、赤レンガ造りの洋館を改装したカフェ・茶藝館です。もとはオーナーのアトリエだった建物をリノベーションしており、店内はモダンで開放感のある雰囲気です。メインストリートから少し離れた山の斜面に位置しているため、人混みを避けて静かに絶景を楽しみたい方におすすめです。テラス席からの眺めは、山と海が広がるパノラマビューで、開放的。特に夕焼け時には感動的な景色が広がります。


\メニュー・料金/

◎東方美人 お茶代:1,000元~(茶葉代)(茶水代別途1人120元)

◎烏龍茶入りチーズケーキ:150元

店舗名 水心月茶坊(シュイシンユエチャーファン)
住所 新北市瑞芳區輕便路308号
アクセス 「九份老街」バス停から徒歩約10分
営業時間 13:30~19:00
定休日 無休
電話番号 (02)2496-7767
公式サイト なし

4.CHLIV(クリプ):世界レベルのラテアートが味わえるスタイリッシュなカフェ

\おすすめポイント/

ラテアートの世界大会で優勝経験のあるオーナーが手掛けた、モノトーンで統一されたシックでモダンなカフェです。九份が金の採掘をしていたことをモチーフにした「JIUFEN LATTE」が人気メニューです。イートインスペースはありませんが、店の前には眺めの良いデッキがあり、九份の街並みや海を見渡せます。比較的観光客が少ない軽便路沿いにあるため、穴場的なスポットとして知られています。


\メニュー・料金/

◎JIUFEN LATTE:250元

店舗名 CHLIV(クリプ)
住所 新北市瑞芳區輕便路59-1号
アクセス 「九份老街」バス停から徒歩約5分
営業時間 10:00~18:00
定休日 無休
電話番号 なし
公式サイト https://chliv.co/
 

 

九份で絶対に味わいたい!人気B級グルメ&食べ歩き8選

九份のメインストリートである基山街には、台湾ならではのB級グルメや伝統的なスイーツのお店が軒を連ねています。食べ歩きしやすい名物グルメは、観光の大きな楽しみの一つです。

1.阿柑姨芋圓:もちもちがたまらない

\おすすめポイント/

豎崎路の石段を上りきった高台にある、九份名物「芋圓(タロイモ団子)」の老舗です。モチモチとした食感が格別な芋圓は、温かいシロップのホットか、かき氷風のアイスで楽しめます。お店の奥にはガラス張りの広々とした客席があり、遠くまで見渡せる絶景を眺めながらスイーツを堪能できます。


\メニュー・料金/

◎綜合芋圓(イモ団子、タロイモ、サツマイモ、緑豆など):55元

店舗名 阿柑姨芋圓(アーカンイーユィーユエン)
住所 新北市瑞芳區豎崎路5号
アクセス 「九份老街」バス停より徒歩約12分
営業時間 9:00~20:30
※土曜は~23:00など延長の場合あり
定休日 無休
電話番号 (02)2497-6505
公式サイト なし

2.阿蘭草仔粿:連日行列の草餅

\おすすめポイント/

老舗菓子店で、店先で手作りされる「草仔粿(ツァオズーグォ:草餅)」は、連日行列ができるほどの人気です。ヨモギを練り込んだもちもちの皮が特徴の伝統的なおやつで、餡子入りの「甜紅豆」は日本人にも人気です。台湾人に人気なのは、切り干し大根入りの「菜脯米(ツァイプーミー)」など、甘くない惣菜系です。


\メニュー・料金/

◎草仔粿(餡の種類:甜紅豆/菜脯米など):20元

◎芋粿:20元

店舗名 阿蘭草仔粿(アーランツァオツァイクー)
住所 新北市瑞芳區基山街90号
アクセス 「九份老街」バス停より徒歩約7分
営業時間 平日 9:00~19:00
土日 9:00~20:30
定休日 無休
電話番号 (02)2496-7795

3.九份阿珠雪在燒:ピーナッツアイスクレープ

\おすすめポイント/

ピーナッツ飴を削った粉とバニラアイス、そしてパクチーをクレープで巻いた変わり種スイーツ「雪在焼(シュエザイシャオ)」の店です。甘いアイスにピーナッツ飴の香ばしさ、そしてパクチーの風味が絶妙にマッチし、意外なおいしさに病みつきになる人が続出しています。パクチー抜きもオーダー可能です。


\メニュー・料金/

◎雪在焼(ピーナッツアイスクレープ):50元

店舗名 九份阿珠雪在燒(アーヂュウシュエザイシャオ)
住所 新北市瑞芳區基山街20号
アクセス 「九份老街」バス停より徒歩約4分
営業時間 10:00~19:00
※季節により変動あり
定休日 無休
電話番号 (02)2497-5258

4.米詩堤甜點王國(Misty):お芋好きにおすすめ、巨大タロイモシュークリーム

\おすすめポイント/

手の平サイズでボリューム満点の巨大なシュークリームが看板商品です。サクサクのシュー皮の中には、九份ならではのタロイモのクリーミーな餡がたっぷり詰まっています。タロイモのほか、サツマイモなど、クリームの種類も豊富です。オーダー後にクリームを絞り入れてくれるため、できたての味を楽しめます。


\メニュー・料金/

◎芋頭泡芙(タロイモシュークリーム):65元

店舗名 米詩堤甜點王國 九份店(Misty)
住所 新北市瑞芳區基山街29号
アクセス 「九份老街」バス停より徒歩約3分
営業時間 9:30~18:00
定休日 無休
電話番号 (02)2496-0706

5.九份張記傳統魚丸:あっさり美味しい魚丸湯

\おすすめポイント/

魚のすり身団子が入ったスープ「魚丸湯(ユィーワンタン)」の行列ができる人気店です。カジキマグロのすり身に人参やネギ、セロリなどを混ぜた手作りのつみれは、あっさりとしたスープと相性抜群で、日本人観光客の口にも合いやすいと評判です。数種類の団子を味わえる「綜合魚丸湯」がおすすめです。


\メニュー・料金/

◎綜合魚丸湯:60元

店舗名 九份張記傳統魚丸(ジョウフェンチャンジーチュアントンユィーワン)
住所 新北市瑞芳區基山街25号
アクセス 「九份老街」バス停より徒歩約3分
営業時間 平日 10:00~19:30
週末 10:00~20:00
定休日 無休
電話番号 (02)2496-8469

6.金枝紅糟肉圓:九份名物の肉圓

\おすすめポイント/

九份を代表するグルメの一つ「肉圓(ロウユエン:バーワン)」が名物の店です。もち米の皮で豚肉や野菜などを包み、蒸したり揚げたりしたものです。ブルブルとした食感の皮に、豚肉を紅麹で味付けした餡が詰まっており、甘辛いタレをかけて食べるのが特徴です。この店では「紅糟肉圓」として有名です。


\メニュー・料金/

◎紅糟肉圓:45元

店舗名 金枝紅糟肉圓(ジンヂーホンザオロウユエン)
住所 新北市瑞芳區基山街112号
アクセス 「九份老街」バス停より徒歩約5分
営業時間 平日 11:00~19:00
土曜 10:00~20:00
日曜 10:00~19:30
定休日 無休

7.芋仔蕃薯:郷土料理が楽しめる隠れ家食堂

\おすすめポイント/

豎崎路に面した小さなトンネルをくぐった先に入口がある、隠れ家的な郷土料理店です。築150年以上の古民家を利用しており、古い家具やインテリアも趣があります。テラス席からの眺めが評判で、麻油麵線や筍絲扣肉などの美味しい郷土料理を、絶景と共に堪能できます。茶藝館としても利用でき、阿里山金萱茶などの茶葉を揃えています。


\メニュー・料金/

◎麻油麵線(マー油入り素麺):180元

◎筍絲扣肉(3日間煮込まれた煮豚):420元

店舗名 芋仔蕃薯(ユィーザイファンシュー)
住所 新北市瑞芳區市下巷18号
アクセス 「九份老街」バス停より徒歩約4分、入口は豎崎路の階段に面したトンネル
営業時間 9:30~21:00頃
定休日 無休
電話番号 (02)2497-6314

8.吾穀茶糧SIIDCHA:客家伝統の「擂茶」カフェ

\おすすめポイント/

客家の伝統的な飲み物である「擂茶(レイチャ)」をカジュアルに楽しめるカフェです。擂茶は、茶葉やナッツ、穀物などをすり潰して作られ、非常にヘルシーです。店名の「SIIDCHA(セッチャ)」は客家語で「お茶を飲む」という意味があり、伝統を現代に伝えるスタイルが人気です。食事や他のドリンクメニューも充実しており、ガラスボトルのテイクアウトも可能です。


\メニュー・料金/

◎客家風豚煮込み:480元

◎擂茶:180元〜

店舗名 吾穀茶糧SIIDCHA(ウーグーチャーリャン)
住所 新北市瑞芳區基山街166号
アクセス 「九份老街」バス停から徒歩約8分
営業時間 11:00~17:00
定休日 不定休
電話番号 (02)7744-8085
公式サイト なし

 

旅の思い出を持ち帰る!九份のおすすめお土産&ショップ5選

基山街を中心に、九份らしいレトロな雰囲気の雑貨や、名物グルメをお土産として購入できるショップが豊富にあります。バラマキ用からこだわりの逸品まで、旅の思い出にぴったりのお土産を見つけましょう。

1.九份大發:レトロで可愛い台湾雑貨

\おすすめポイント/

レトロで温かみのある雰囲気がテーマの雑貨店です。ファンシーなアイテムからおしゃれな衣料品まで、台湾らしいレトロなデザインの雑貨が豊富に揃います。九份のロゴが入ったグラスや、台湾の縁起物をモチーフにしたキーホルダー、マグネットコースターなど、お土産にぴったりのアイテムが見つかります。


\おすすめアイテム/

◎マグネットコースター:90元

◎絵葉書:130元

店舗名 九份大發(ジュウフェンダーファー)
住所 新北市瑞芳區基山街41号
アクセス 「九份老街」バス停から徒歩約4分
営業時間 10:00~21:00
定休日 無休
電話番号 なし

 

2.宜龍九份門市:デザイン性の高い茶器

\おすすめポイント/

伝統的なものからモダンなデザインまで、デザイン性と機能性を兼ね備えた茶器や耐熱ガラス製品を扱う茶器ブランドショップです。九份が1号店であり、旅行用の携帯茶器セット(1,350元~)や、コーヒードリッパーなど、お茶やコーヒー関連の商品が多種多様に揃っています。


\メニュー・料金/

◎携帯用の茶器セット:1,350元~

◎コーヒードリッパー(花柄):660〜

店舗名 宜龍九份門市(イーロンジュウフェンメンシー)
住所 新北市瑞芳區輕便路296号
アクセス 「九份老街」バス停より徒歩約3分
営業時間 11:30~19:30
定休日 無休

3.禮遇souvenir:九份限定キャラクターグッズ

\おすすめポイント/

九份のオリジナルキャラクター「ダンロンちゃん」をモチーフにしたグッズや、台湾各地の観光スポットをモチーフにしたユニークなアイテムを扱うショップです。日本の滞在経験があるスタッフが日本語で接客してくれるため、安心して買い物が楽しめます。エコバッグやキーホルダーなど、可愛らしいプチプラ雑貨が豊富です。


\おすすめアイテム/

◎エコバッグ(ダンロンちゃん):190元

店舗名 禮遇souvenir(リーユィー スーベニア)
住所 新北市瑞芳區基山街96号
アクセス 「九份老街」バス停から徒歩約5分
営業時間 10:00~20:00
定休日 無休
電話番号 なし

 

台北から九份へのアクセス方法を徹底解説(バス・電車・ツアー)

九份は台北市内から約1時間半の距離にあり、日帰りも可能です。直通の鉄道がないため、主にバス、電車+乗り換え、タクシー、ツアーの4つの方法があります。それぞれの料金や所要時間を比較して、自分に合った方法を選びましょう。

 

【乗り換えなし】直行バス(1062番・965番)

メリット

  • 台北市内から九份まで乗り換えなしで直行できる、最も一般的な方法です。
  • 運賃が安く、悠遊カード(EasyCard)での支払いも可能(おつりが出ないため注意)。Tipei Fun Passがあれば乗り放題が適用。

デメリット・注意点

  • 渋滞の影響を受けやすいため、特に週末や夕方は所要時間が長くなる可能性があります。
  • 帰りのバスは満員で乗車できないことがあるため、最終バスの時間帯は早めに並ぶ必要があります。

◆運行情報(965番・1062番)

運行会社・バスの番号 所要時間 料金 ルート(乗車/下車駅)
台北客運(965番) 約1時間~1時間半 90元 MRT西門駅近くから乗車
→九份老街まで
基隆汽車客運(1062番) 約1時間15分~1時間45分 101元 MRT忠孝復興駅(2番出口付近)から乗車
→ 九份老街まで

 

【最安値】電車(台鉄)+バス/タクシー

メリット

  • 運賃は最も安く抑えられます。
  • 台鉄の運行は高速道路の渋滞の影響を受けません。
  • 瑞芳駅(ルイファン)周辺で、平渓線など他の観光地へ乗り換えが可能です。

デメリット・注意点

  • 台北駅での台鉄の乗り換え、瑞芳駅でのバス/タクシーへの乗り換えが必要なため、手間がかかります。
  • 所要時間はトータルで長くなります(約1.5時間〜2時間)。

◆ルート(台北駅〜九份)

1.台鉄(台北車站〜瑞芳駅):所要約40~60分。運賃 49~76元(列車種別による)。

2.瑞芳駅から乗り換え:バス or タクシー
- バス:駅前のバス停から金瓜石行きに乗車。所要約15~20分、運賃NT$15~25。
- タクシー:駅前のロータリーから乗車。所要約15分、運賃NT$220が相場(定額制が多い)。

 

【最短】タクシー(チャーター)

メリット

  • 渋滞がなければ最短時間で九份に到着できます。
  • グループ旅行の場合、一人当たりの費用負担が抑えられます。

デメリット・注意点

  • 料金は高くなります(NT$1,000〜1,200が相場)。事前に運転手と料金交渉をしましょう。
  • 山道は急カーブが多く、運転が荒いドライバーもいるため、車に酔いやすい人は注意が必要です。

【タイパ重視】オプショナルツアー

メリット

  • 往復送迎付きで、アクセスや言語の心配がいりません。
  • 九份と十分、野柳地質公園など、周辺の人気スポットを効率よく巡れます。
  • 夜の九份を堪能した後も、帰りの交通手段の心配がありません。

デメリット・注意点

  • 費用が最も高くなります。
  • ツアーのスケジュールに拘束され、自由な滞在時間が短くなります。

◆「九份観光」が楽しめるチケット・ツアー

 

九份から足を延ばす!周辺のおすすめ観光スポット3選

九份周辺には、かつて金鉱で栄えた歴史を感じられる「金瓜石」や、ノスタルジックな鉄道と天燈上げ(ランタン)で有名な「十分」など、魅力的なスポットが点在しています。日帰りツアーではこれらを組み合わせて巡るのが定番です。

1.十分:天燈上げと十分瀑布

\おすすめポイント/

願い事を書き込んだランタン(天燈)を線路の上から夜空に飛ばす「天燈上げ」体験が非常に有名です。台北からのツアーでは、九份とセットで訪れるのが定番です。また、台湾のナイアガラとも呼ばれる「十分瀑布」も大きな見どころです。

スポット名 十分(シーフェン)
アクセス 九份からタクシーで約30分
または、台鉄瑞芳駅で**平渓線**に乗り換え(約25~40分)
主要な見どころ 十分老街、天燈上げ、十分瀑布

2.金瓜石:黄金博物館で歴史体験

\おすすめポイント/

九份から東へ約1kmの場所にある、かつて九份とともにゴールドラッシュに沸いた鉱山の町です。町全体が屋外博物館のようになっており、「黃金博物園區(黄金博物園区)」が中心です。敷地内には「黄金博物館」や坑道の跡、日本統治時代の和風邸宅「太子賓館」(現在閉館中)などがあり、当時の鉱山生活を垣間見ることができます。黄金博物館では、世界最大の220kgの金塊に触れる体験や、砂金採り、坑道見学が人気です。

スポット名 金瓜石(ジングァースー)
アクセス 九份からバス(1062号:金瓜石行き)で約10分、運賃15元
主要な見どころ 黃金博物園區、太子賓館、本山五坑、黄金瀑布

3.猴硐:猫好き必見の猫村

\おすすめポイント/

平渓線の途中にある駅で、あちこちに猫のオブジェやイラストがあり、多数の猫たちがのんびり暮らしていることから「猫村」として知られています。猫をモチーフにしたカフェやショップも点在しており、猫好きにはたまらない癒やしのスポットです。九份、十分と合わせて平渓線沿線を巡るツアーで立ち寄られることもあります。

スポット名 猴硐(ホウトン:猫村)
アクセス 台鉄瑞芳駅で平渓線に乗り換え(約10分)、次の駅
主要な見どころ 猫村、猴硐駅周辺の猫モチーフのショップ

 

初めての九份を楽しむ!日帰りコース&1泊2日の宿泊コース

九份は日帰りでも十分楽しめますが、せっかくなら夕暮れの絶景や夜の静かな街並みを堪能できる「宿泊」もおすすめです。ここでは、目的別のおすすめモデルコースを紹介します。

王道!九份&十分 日帰り満喫コース

台北からのツアーを利用するか、電車とバスを組み合わせた個人での周遊プランが一般的です。最も人気の高い「夕景と夜景」に焦点を当てたコースです。

\日帰りモデルコース(夕方発)/

13:00〜14:00:台北市内集合・出発(ツアーバスまたはMRT忠孝復興駅から1062番バス)

15:30〜17:00:十分老街に到着。散策と天燈上げ体験。

17:30〜20:00:九份に到着。日没前後に豎崎路や茶藝館で夕景〜夜景を観賞。

20:00〜21:00:基山街でグルメを楽しみ、お土産を購入。

21:00:九份出発。帰りのバスは混雑するため、早めに並ぶか、タクシーの利用も検討。

22:30頃:台北市内解散。

九份で宿泊する1泊2日コース

日帰りの喧騒から離れ、静かな九份を堪能したい方におすすめです。宿泊施設は民宿タイプが多いです。

\宿泊ならではの楽しみ方/

◎夜景独り占め:観光客が少なくなった後、提灯の明かりが際立つ幻想的な夜景をゆっくり楽しめます。

◎早朝の幻想的な景色:山間に位置する九份は霧が発生しやすく、早朝の霧が立ち込める様子は非常に幻想的です。

◎混雑回避:日中の混雑が嘘のように静まり返った早朝の街並みを、時間を気にせずゆっくり散策できます。10時頃のカフェは空いているのでおすすめです。

 

九份旅行をより楽しむためのQ&A

Q1. 九份は『千と千尋の神隠し』のモデルですか?

A. 公式には否定されていますが、多くの人がそう感じるほどのノスタルジックで幻想的な雰囲気に満ちています。

宮崎駿監督のスタジオジブリは、九份が公式のモデル地であることを否定しています。しかし、九份の石段に連なる赤い提灯や、歴史を感じさせる茶藝館の佇まい(特に阿妹茶樓)が、映画の世界観と重なることから、多くの観光客がその景色に魅せられています。映画のシーンを思い浮かべながら街を散策するのも、九份の楽しみ方の一つです。

Q2. 九份観光にかかる時間はどれくらいですか?

A. 2〜4時間程度が目安です。

小さな街なので、主要なスポット(基山街、豎崎路)をひと通り歩くだけなら2〜3時間ほどで回れます。しかし、絶景の茶藝館でゆっくりお茶を楽しんだり、食べ歩きをしたり、お土産を選んだりする時間を加味すると、3~4時間は確保しておくことをおすすめします。

Q3. 九份は雨が多いですが、雨の日の楽しみ方はありますか?

A. 雨の日ならではの幻想的な景色を楽しめます。

九份は「1週間に8日雨が降る」と言われるほど雨が多い地域ですが、雨が降ることで、石畳の路面や建物の屋根に光が反射し、提灯の明かりがより鮮やかで幻想的な風景を創り出します。このため、雨の日も十分に楽しめますが、坂道や階段が多いため、滑りにくい靴(スニーカー)と折り畳み傘などの雨具・レインコートは必ず持参しましょう。

九份はその歴史、絶景、グルメ、そしてノスタルジックな雰囲気すべてが詰まった、台湾旅行で外せない特別な場所です。このガイドを参考に、九份で忘れられない素敵な体験をしてください。

Q4. あったら便利な持ち物は?

A. スニーカー・雨具・酔い止め薬

行きと帰りは山道のため、良いやすい方は酔い止めがあると安心。

 

まとめ

ノスタルジックな街、九份は、その歴史的な背景と幻想的な風景(赤提灯と石段)が魅力の台湾随一の観光地です。日中はもちろん、提灯に明かりが灯り、山や海が背景に広がる夕暮れ時こそが、最も幻想的な表情を見せるベストタイムです。

芋圓(タロイモ団子)や草仔粿(草餅)など、九份ならではの美味しい食べ歩きグルメを堪能し、絶景の茶藝館で台湾茶を楽しむなど、多様な楽しみ方ができます。台北市内からバスやツアーで約1時間半でアクセス可能ですが、夜景や早朝の静かな雰囲気を味わうなら、ぜひ宿泊をおすすめします。

この記事で紹介した王道スポット、攻略テクニック、モデルコースを参考に、九份で忘れられない特別な思い出を作ってください。

 

 

  • 1

おすすめ特集

アソビュー!限定企画

アソビュー!公式SNS