北海道の中心都市・札幌。190万人以上の人口を抱える大都市でありながら、中心部から車で20分〜60分圏内に、世界レベルの雪質を誇るスキー場がいくつも点在しています。午前中はパウダースノーを楽しみ、午後はショッピングやラーメン巡り、夜は日本新三大夜景を見下ろすナイター滑走。そんな贅沢な「都市型スノーライフ」が実現できるのは、世界でも札幌だけかもしれません。観光とスキーを両立したい人に最適な、札幌エリアのおすすめスキー場をご紹介します。
この記事の目次
札幌のおすすめスキー場紹介
札幌エリアには、個性豊かなスキー場が点在しています。初心者から上級者まで楽しめる多彩なコースや、札幌ならではの良質な雪質が魅力。ここでは、アクセスや設備、周辺環境などを比較し、特におすすめのスポットを厳選してご紹介します。それぞれの特徴をチェックして、自分たちにぴったりのゲレンデを見つけてください。
さっぽろばんけいスキー場

札幌中心部(大通・すすきの周辺)から車でわずか20分と、都心に近いスキー場ことで知られる「さっぽろばんけいスキー場」。W杯も開催されるハーフパイプや、モーグルコースなどの本格的な設備がありながら、ファミリー向けの緩斜面も充実。毎日22時までナイター営業を行っており、仕事終わりの地元スキーヤーで賑わいます。地下鉄駅からバスで約15分〜20分と、公共交通機関でのアクセスも抜群です。レンタルもフルセットで揃うので、観光ついでに手ぶらで立ち寄れるのも嬉しい限り。
特に魅力的なのは、雪遊び派にも優しい設備。そりや雪遊びが楽しめる「スノーランド」や、雪上アクティビティ豊富な「テレインパーク」があり、スキー・スノボ未経験でも十分に雪遊びを満喫できます。また、ゲレンデ内のセンターハウスには、各種レンタルやロッカー、カフェ・レストラン、休憩ラウンジなどが揃っていて快適度は抜群。滑ったあとは温かい飲み物でほっと一息、そんな時間も楽しめるのが嬉しいポイントです。
ポイント1:都心から車で20分の近さ!思い立ったらすぐ行ける「街ナカ」スキー場!
ポイント2:毎日22時までナイター営業!札幌の夜景を見ながらロマンチック滑走!
ポイント3:W杯開催のハーフパイプあり!本格派からファミリーまで楽しめる多彩なコース!
絶品!ランチ情報
冬季限定で営業している「食堂パンケ」では、ラーメン、うどん、そばなどの麺類や丼もの、カレーなどのメニューが充実しています。一部のメニューは店外への持ち出しが可能で、車やテラスでも食事が楽しめるのも魅力的です。
おすすめお土産情報
センターロッヂやゲレンデの売店では、北海道ならではのお土産屋スキー場オリジナルグッズなど、ここでしか買えないお土産がゲットできます。
| 営業時間 | 公式サイトで確認 |
|---|---|
| 住所 | 北海道札幌市中央区盤渓410 |
| アクセス | 市営地下鉄東西線「円山公園」駅・「発寒南」駅・南北線「真駒内」駅よりバスで約15~25分 札樽自動車道「札幌北IC」より車で約20分 |
| 駐車場 | 1000台(無料) |
| 公式サイト | https://www.bankei.co.jp/ |
サッポロテイネ

札幌オリンピック(1972年)の会場となった歴史あるスキー場「サッポロテイネ」。標高1,000mを超える手稲山に位置し、札幌市内とは思えない積雪量と雪質を誇ります。最大斜度36度の名物「北かべ」コースといった上級者向けコースから、全長約6kmのロングコースまで多彩なレイアウト。山頂からは札幌市街や石狩湾を一望でき、景色も最高です。札幌中心部から高速道路を使って車で約40分というアクセスの良さも魅力。手稲ICからすぐなので、雪道運転が不安な方でも比較的アクセスしやすい立地ですよ。
スキーやスノボをしない人にも嬉しいのが「Snow Land」と「Terrain Park」。そりやスノーチュービング、雪合戦、雪あそびなど、子どもから大人まで雪の楽しさを気軽に体験できます。レンタル、託児、レストラン、充実のセンターハウスなど各施設も充実しており、手ぶらで訪れても安心。疲れたらゆっくり休めるラウンジやカフェでのんびりするのもおすすめです。
ポイント1:札幌オリンピック開催地!歴史と伝統あるコースで本格スキー体験!
ポイント2:最長約6kmのロングクルージング!山頂から麓まで一気に滑り降りる爽快感!
ポイント3:札幌市街と石狩湾を一望!海を見下ろす絶景ロケーション!
絶品!ランチ情報
ハイランドゾーンのレストラン「スカディ」では、北海道産小麦を使った麺のラーメンやカツカレー、オムライスなど多彩なランチメニューが楽しめます。
おすすめお土産情報
お土産ショップ「エゾリス」「エゾフクロウ」ではテイネ限定グッズやスキーアクセサリー、お菓子なども購入でき、旅の記念や友人へのプレゼントにも最適です。
| 営業時間 | 【デイタイム】9:00~16:00 【ナイター】16:00~20:00 |
|---|---|
| 住所 | 北海道札幌市手稲区手稲本町593 |
| アクセス | JR「手稲」駅よりバスで約16分 札樽自動車道「手稲IC」より車で約10分 |
| 駐車場 | 2,800台(無料) |
| 公式サイト | https://sapporo-teine.com/snow/ |
札幌国際スキー場

札幌国際スキー場は、初心者から上級者まで楽しめる多彩なコースが魅力のスキー場です。北海道でもトップクラスの積雪量を誇り、例年11月中旬からゴールデンウィークまで滑れるロングシーズンが自慢です。広々としたワイドなコースが多く、初心者やファミリーでも安心して滑れます。
また、山頂付近の非圧雪エリアでは極上のパウダースノーも楽しめ、上級者も満足。帰りに定山渓温泉で日帰り入浴を楽しめるのも、大きなポイントです。バスパックなどの割引チケットも充実しています。
ポイント1:GWまで滑れるロングシーズン!豊富な積雪量で春スキーも快適!
ポイント2:広くて滑りやすいワイドバーン!初心者やファミリーの練習に最適!
ポイント3:定山渓温泉へ寄り道OK!スキーと温泉をセットで楽しめる!
絶品!ランチ情報
ゲレンデレストランには、カレーやラーメンなどの定番から、こだわりの一品まで幅広いメニューが用意されています。
おすすめお土産情報
クッキーやチョコレートなどの定番お菓子から、オリジナルグッズまで、旅の思い出になるお土産が揃っています。
| 営業時間 | 9:00~17:00 |
|---|---|
| 住所 | 北海道札幌市南区定山渓937 |
| アクセス | 札幌市営地下鉄南北線「真駒内」駅よりバスで約60分 札樽自動車道「朝里IC」より約20分 |
| 駐車場 | 1850台(無料) |
| 公式サイト | https://www.sapporo-kokusai.jp/ |
札幌藻岩山スキー場

札幌藻岩山スキー場は、北海道・札幌市中心部から約60分、「都会から近くて雪質最高」のバランスを誇る本格スノーリゾート。標高約1,100 mの上部エリアは豊富な積雪と乾いた「パウダースノー(“ジャパウ”)」で知られ、長距離ロングコースや林間コース、モーグル向けダウンヒルやジャンプ台付きボードパークなど、多彩な7コースが揃います。
「Fun×Fun SQUARE(ファンファン広場)」では気軽なスキー体験やそり遊びなど、「滑る」だけでない雪遊びが楽しめ、深雪エリアで“雪に飛び込む”ような体験も可能。積雪4mという豊富な雪量も、この遊び心あふれる広場ならではの魅力となっています。
雪質・アクセス・遊びの幅・施設充実、すべてのバランスがそろった札幌国際スキー場は、「初めてのスキー・スノボ」「家族旅行」「深雪・パウダーフリーク」「気軽な雪遊び」──さまざまな目的を持つゲストにとって理想的なリゾートです。
ポイント1:標高の高いエリアに広がる良質な“ジャパウ”パウダースノー
ポイント2:全10本のバリエーション豊かなコース&雪遊びエリア
ポイント3:手ぶらでも安心のレンタル、売店・お土産コーナーまで充実
絶品!ランチ情報
スキーセンター内のレストラン「ラビット」では、スキー場名物「国際カレーラーメン」をはじめ、カレー、定食など、バリエーション豊かなランチが楽しめます。同じくスキーセンター内にある本格ピザのお店「ウッドペッカー」も人気です。
おすすめお土産情報
売店コーナーでは、北海道名産品やススキノ名物、ジンギスカン入りの肉まん「ジンギスまん」などが購入できます。
| 営業時間 | 【デイタイム】9:00〜16:00 【ナイター】16:00〜21:00 |
|---|---|
| 住所 | 北海道札幌市南区藻岩下1991 |
| アクセス | 地下鉄南北線「真駒内駅」よりシャトルバスで約15分 札樽道「札幌北IC」より車で約30分 |
| 駐車場 | 700台(無料) |
| 公式サイト | https://sapporo-moiwa.jp/ |
初心者も安心!札幌のゲレンデ

藻岩山でスノーボードが解禁に
札幌藻岩山スキー場は、長年スノーボード全面禁止のスキーヤー専用ゲレンデでしたが、運営体制の変更と集客力向上を目指し、2024-2025シーズンからスノーボードを解禁しています。実証実験や利用者アンケートなどを踏まえて運営体制も整備されており、スキーとスノーボード、両方の楽しみ方ができるスキー場へと生まれ変わりました。
ばんけいの緩斜面
さっぽろばんけいスキー場は、札幌都心からわずか20分という好立地ながら、初心者向けの緩斜面も充実しています。「ウエストエリア」には平均斜度9度のワイドなコースがあり、初めてスキー板を履く人でも安心して練習できるのが魅力。リフトに乗らなくても練習できるエリアがあるのも嬉しいポイントです。疲れたらすぐにロッジで休憩できるので、無理なく自分のペースで上達を目指せます。家族連れや友人同士でのスキーデビューにイチ押しです。
アフタースキー・宿泊情報

札幌の魅力は、滑った後も尽きません。冷えた体を温める温泉や、北海道グルメが待っています。
定山渓温泉でゆったり
「札幌の奥座敷」と呼ばれる定山渓温泉は、札幌国際スキー場からの帰りに立ち寄るのに便利。日帰り入浴を受け入れている宿も多く、雪見露天風呂で疲れを癒やせます。足湯巡りや温泉まんじゅうの食べ歩きも楽しいエリアです。温泉街には手湯や無料の足湯が点在しており、散策しながら気軽に温泉気分を味わえます。歴史ある温泉宿の風情を感じながら、心も体もリフレッシュする時間は、スキー旅行の締めくくりにぴったりです。
すすきのでナイトライフ
札幌スキーの最大の魅力は、なんといっても夜の街「すすきの」が近いこと。スキー場からホテルへ戻り、着替えてすぐに北日本最大の繁華街へ繰り出せます。居酒屋、バー、カラオケなど、夜遅くまで遊び尽くせるスポットが無数にあり、グループ旅行には最高のロケーションです。ネオン輝く街並みを歩くだけでもワクワクすること間違いなし。美味しい料理とお酒、そして楽しい会話で、夜が更けるのを忘れて盛り上がりましょう。
札幌グルメを食べ尽くす

スキーでお腹が空いたら、札幌グルメの出番です。
味噌ラーメン&スープカレー
冷えた体に染み渡る「札幌味噌ラーメン」は必食です。濃厚なスープと縮れ麺の相性は抜群。また、スパイシーで野菜たっぷりの「スープカレー」も札幌発祥といわれているご当地グルメ!市内には有名店が並んでいるので、食べ歩きを楽しむのもおすすめです。自分好みの辛さやトッピングを選べるお店も多く、オリジナルの味を楽しめます。地元の人に愛される隠れた名店を探して、路地裏を探索するのも旅の醍醐味の一つですよ。
ジンギスカン&海鮮
北海道に来たら「ジンギスカン」も外せません。新鮮なラム肉は臭みがなく、ビールやご飯との相性も最高。そして、市場直送の「海鮮丼」や「寿司」も、本場ならではの鮮度で味わえます。食の宝庫・札幌で、お腹いっぱいになるまでグルメを満喫してください。特に朝市で食べる海鮮丼は、その日の朝に獲れたばかりの魚介類を堪能できます。贅沢な朝食で一日をスタートさせるのも良いでしょう。
まとめ
都市機能と大自然が見事に調和した札幌は、観光地としても人気の高い「都市型スノーリゾート」です。中心部からわずか数十分でアクセスでき、滑走後はすぐに都会のナイトライフや絶品グルメを満喫できるのが最大の魅力。
「昼は雪山、夜はすすきの」という贅沢な時間の使い方ができるのは、この街ならでは。スキーヤー・スノーボーダーはもちろん、観光メインの旅行者にとっても、札幌の冬は刺激と感動に満ちています。利便性と非日常が交差する札幌で、心に残るエキサイティングな冬の休日を過ごしてみませんか。あなただけの特別な冬の物語を、札幌で紡いでください。
※掲載情報は変更となる場合があります。お出かけの際は、公式サイトなどで最新情報をご確認ください。
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