鳥取県のシンボルであり、伯耆富士(ほうきふじ)とも呼ばれる名峰・大山(だいせん)。その壮大な斜面に広がるスキー場は、西日本屈指の規模と雪質を誇ります。眼下に広がるのは弓ヶ浜と日本海の絶景のなかで海に向かって滑るという爽快感は、全国でも数えるほどのところでしか味わえません。歴史あるリゾートの雰囲気、豊富なコースバリエーション、そして山陰の海の幸。鳥取・大山エリアのおすすめスキー場をご紹介します。
この記事の目次
大山周辺のおすすめスキー場紹介
大山エリアには、個性豊かなスキー場が点在しています。初心者から上級者まで楽しめる多彩なコースや、大山ならではの良質な雪質が魅力。ここでは4つのおすすめスキー場を紹介していきます。アクセスや設備、周辺環境などを比較し、それぞれの特徴をチェックして、自分たちにぴったりのゲレンデを見つけてください。
だいせんホワイトリゾート

「だいせんホワイトリゾート」は、西日本最大級の規模を誇り、日本海を望む絶景が自慢のスキー場です。上級者向けの国際エリア、穏やかな幅広の豪円山エリアなど4つのエリアで構成され、多彩なコースバリエーションを楽しめます。特に海に向かって滑り降りる爽快感は格別。周辺には旅館やホテルなどの宿泊施設も充実しており、滞在型のリゾートライフを満喫できます。
だいせんホワイトリゾートの広大なゲレンデで思い切り滑った後は、併設されているホテル大山しろがねで大浴場やグルメも楽しめます。また初心者向けのスクールやレンタルも充実しているので、初めての方でも安心して利用できるでしょう。友人や家族と一緒に滑る楽しさは格別で、冬の思い出作りにぴったりのスポットです。
コースバリエーションは非常に豊富で、上級者をも唸らせるコブ斜面チャンピオンコースから、初心者が安心して滑れるワイドな緩斜面まで、あらゆるレベルに対応。そして何より、リフトやゲレンデの至るところから見える日本海の景色が圧巻です。
ポイント1:西日本最大級の規模!4つのエリアで多彩なコースを楽しめる!
ポイント2:日本海に向かって滑る!海と山が織りなす絶景は唯一無二!
ポイント3:周辺は温泉や宿泊施設が充実!滞在型リゾートとしても最適!
絶品!ランチ情報
ロッジ内のレストランでは、ゲレンデ、さらにその向こうにそびえ立つ雄大な大山を眺めながらカレーやかつ丼などの食事が楽しめます。大山産の紅茶を使った紅茶ソフトもおすすめです。
| 営業時間 | 8:00~17:00 |
|---|---|
| 住所 | 鳥取県西伯郡大山町大山96 |
| アクセス | 米子自動車道「米子IC」より約20分 JR「米子駅」まで車でバスで約50分 |
| 駐車場 | 屋外駐車場(650台):全日1,000円※14時以降700円、17時以降500円 屋内駐車場(310台):平日1,000円、土日祝1,500円 |
| 公式サイト | https://www.daisen-resort.jp/index.html |
わかさ氷ノ山スキー場
兵庫県との県境、氷ノ山(ひょうのせん)の山麓に広がるスキー場。自然の地形を活かしたコースレイアウトが特徴で、珍しい樹氷を見ながらの滑走も楽しめます。特に上級者向けのコブ斜面や、変化に富んだ林間コースが人気。リフト待ちが少なく、穴場的な雰囲気でゆったりと滑りたい人におすすめです。
このスキー場は、学生のグループ合宿やファミリー層にぴったりのスキー場です。広大なゲレンデでたっぷり滑った後は、高原の宿氷太くんに併設されている大浴場で体を温めましょう。非日常を味わいたい方や一日遊び倒したい方におすすめです。
5つのコースは変化に富んでおり、特にアルパインコースは、最大斜度30度以上の急斜面で滑りごたえ抜群。反対に、入門者向けのロマンスコースは、なだらかで滑りやすいです。氷ノ山ならではのふわふわのパウダースノーを心行くまで楽しめるのも魅力です。
ポイント1:樹氷とパウダースノーの競演!幻想的な景色の中を滑走!
ポイント2:自然地形を生かしたコース!コブ斜面や林間コースが上級者に人気!
ポイント3:比較的空いている穴場スポット!リフト待ちなしでガンガン滑れる!
絶品!ランチ情報
レストランでお手頃価格で食べられるカレーは絶品。サクサクのエビフライとスパイシーなルーが絶妙。冷えた体に染み渡る美味しさです。
| 営業時間 | 8:00~20:00 |
|---|---|
| 住所 | 鳥取県八頭郡若桜町つく米635-13 |
| アクセス | 鳥取自動車道「河原IC」より約40分 若桜鉄道「若桜駅」から車で約20分 |
| 駐車場 | あり 870台 平日:無料、休日:乗用車600円、中型車1,200円 |
| 公式サイト | https://hyounosen-ski.jp/ |
大山ますみず高原スキー場
「大山ますみず高原スキー場」は、大山の正面に位置し、米子市街や日本海を一望できるパノラマビューが自慢です。全長約700mのコースはワイドで緩やかな一枚バーンが中心で、初心者やカービングターンの練習に最適な場所としても評判です。入場ゲートを越えると目の前には雪遊びゾーンが。お子様も思わずテンションが上がるでしょう。
このスキー場は、ファミリー層やカップルに人気のスポットです。ゲレンデ入場券もリーズナブルな価格なのが魅力。雪遊びゾーンを使用でき、滑り台やソリ、遊具を楽しめます。子どもに雪遊びを楽しませてあげたいという親御さんにもぴったりな場所です。
また、大山ますみず高原スキー場は、恋人の聖地として認定されており、ナイター営業中にリフトから見る米子市街や弓ヶ浜の夜景はロマンチックの一言です。カップルでのデートコースとしても人気が高く、幻想的な雰囲気の中で特別な時間を過ごせます。写真映えする絶景ポイントも多く、SNS投稿にもおすすめ。周辺にはおしゃれなカフェやレストランもあり、アフタースキーも充実しています。
ポイント1:恋人の聖地!ナイターで見る米子市街の夜景はロマンチック満点!
ポイント2:ワイドな一枚バーン!見通しが良く初心者の練習やカービングに最適!
ポイント3:スノーボード全面滑走OK!グラトリやパーク練習も楽しめる!
| 営業時間 | 月曜日~木曜日:9:00~17:00 金・土曜日、祝日前:9:00~17:00 ナイター:17:30~22:00 日曜日・祝日:9:00~17:00 |
|---|---|
| 住所 | 鳥取県西伯郡伯耆町大内桝水高原1069-50 |
| アクセス | 米子自動車道「溝口IC」から車で約10分 JR「伯耆溝口駅」から車で約15分 |
| 駐車場 | あり250台(無料) |
| 公式サイト | https://masumizu.net/ski.html |
鏡ヶ成スキー場
大山の南側、標高930mの高原に位置するコンパクトな「鏡ヶ成スキー場」。休暇村奥大山に隣接しており、プライベートゲレンデのような落ち着いた雰囲気が魅力です。緩やかな斜面が多く、小さなお子様の雪遊びデビューや、初心者の練習にぴったり。混雑を避けてのんびり過ごしたい方におすすめです。
このスキー場は、初めてスキーやスノボに挑戦したい方や、もっとうまくなりたい中級者に人気のスポットです。広大なゲレンデで思い切り滑った後は、周辺の温泉やグルメも楽しめます。レンタルサービスも充実しているので、初めての方でも安心して利用できるでしょう。友人や家族と一緒に滑る楽しさは格別。お天気のいい日は、烏ヶ山と裾野に広がるブナの森を眺めながら爽快に滑れます。
リフトはペアリフト2基のみですが、その分混雑とは無縁。周りを気にせず、自分のペースで雪遊びに没頭できます。ソリ遊び専用のゲレンデもあるので、小さなお子様連れのご家族も安心です。
ポイント1:プライベート感あふれる高原リゾート!混雑知らずでのんびり滑れる!
ポイント2:レンタルグッズも豊富!手ぶらでもたっぷり楽しめる!
ポイント3:休暇村奥大山に隣接!滑った後はすぐにホテルで温泉と食事を満喫!
絶品!ランチ情報
休暇村奥大山のレストランでは、地元の食材を使ったバイキングや定食ランチを楽しめます。ジューシーな大山どりの唐揚げや鍋でお腹も満たしてはいかがでしょうか。
おすすめお土産情報
本館にある売店では、県内の名産品やコラボグッズなどお土産が多数取り揃えられています。大切なあの人へのプレゼントにぴったりです。
| 営業時間 | 9:00~16:30(最終乗車16:20) |
|---|---|
| 住所 | 鳥取県日野郡江府町御机字鏡ヶ成709-1 |
| アクセス | 米子自動車道「江府IC」から車で約30分 JR伯備線「江尾駅」から車で約20分 |
| 駐車場 | あり200台(無料) |
| 公式サイト | https://www.qkamura.or.jp/daisen/ski/ |
初心者も安心!鳥取のゲレンデ

鳥取のスキー場は、地形を生かしたコース作りが特徴で、初心者でも安心して滑れるエリアがしっかり確保されています。お子様のゲレンデデビューや、スキーに挑戦してみたい方にぴったりのスポットです。
だいせんホワイトリゾート「豪円山エリア」
「だいせんホワイトリゾート」の中でも、特に初心者におすすめなのが、豪円山(ごうえんざん)エリアです。ここはなだらかな斜面が広がり、コース幅もゆったりとしているため、スキー・スノボデビューに最適。他のエリアとは独立しているので、上級者のスピードを気にすることなく、自分のペースで練習に集中できます。リーズナブルなリフト券が販売されることもあるので、コストを抑えたい高校生や大学生にもおすすめです。
手厚いレッスンとレンタル
各スキー場には歴史あるスキースクールがあり、ベテランインストラクターが親切丁寧に指導してくれます。レンタル用品もラインナップ豊富で選ぶ時間も楽しくなるでしょう。メンテナンスの行き届いたギアで快適に滑ることができます。
鳥取・大山へのアクセス

鳥取エリアは、中国・四国地方はもちろん、関西方面からのアクセスも良好。車だけでなく公共交通機関でも行きやすい立地なので、幅広い層に人気のスポットなんです。ここでは、車と公共交通機関でのそれぞれのポイントについてご紹介していきます。
車でのアクセス
岡山・四国方面からは米子自動車道を、京阪神方面からは中国自動車道を利用します。最寄りの米子ICや溝口ICから大山エリアへは、登り坂が続くのでくれぐれも注意して運転してください。除雪はされていますが、天候によっては積雪や凍結があるため、スタッドレスタイヤやチェーンを忘れずに準備して出かけましょう。
公共交通機関
車がなくても、公共交通機関を利用してアクセス可能です。JR米子駅から大山方面行きの路線バスが運行されており、スキー場まで約50分〜1時間で到着します。シーズン中は、米子駅や皆生温泉周辺からスキー場への直行バスが運行されることも。事前にチェックをしておきましょう。雪道の運転が不安な方や、免許を持っていない高校生グループでも安心してスキー場へ向かうことができます。
アフタースキー・宿泊情報

鳥取の冬といえば、温泉とグルメ。せっかく鳥取に来たのなら、この2つを楽しまないともったいないという声もあります。ここではスキー帰りにぴったりな鳥取ならではの楽しみ方を紹介します。
皆生温泉(かいけおんせん)
米子市内から車で約20分のところにある、海辺の温泉地。日本海を眺めながら入る塩湯は、スノースポーツで冷えた体を芯から温めてくれるでしょう。美肌の湯ともいわれ湯上がり後はホカホカ、つるつるに。スキー場からの帰り道に立ち寄りやすく、日帰り入浴施設も充実しています。
冬の味覚の王様「松葉ガニ」
鳥取の冬の味覚といえば、何と言っても「松葉ガニ(ズワイガニ)」。水揚げ量日本一を誇る鳥取県では、新鮮で身の詰まったカニを味わうことができます。スキー場周辺や皆生温泉の旅館では、カニフルコースを提供する宿も多数。また、境港や米子市内の飲食店では、カニ汁やカニ丼など、比較的リーズナブルに楽しめるメニューもあります。冬の鳥取に来たなら、ぜひ一度は味わっておきたい絶品グルメです。
まとめ
雄大な大山の自然と日本海の恵み。鳥取のスキー場は、滑ることの楽しさに加えて、景色と食の感動を与えてくれます。この冬は海を見下ろす霊峰で、最高のシュプールを描いてみませんか?眼下に広がる日本海の絶景は、言葉を失うほどの美しさ。たっぷり滑った後は、冬のグルメや温泉など、鳥取ならではの魅力を存分に堪能してください。心も体も満たされる、至福のスノーリゾート体験がここにあります。
※掲載情報は変更となる場合があります。お出かけの際は、公式サイトなどで最新情報をご確認ください。
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