「西門町(シーメンディン)」は、台湾の若者文化と流行の最先端が集まる「台北の原宿」。街全体がエネルギッシュで、ファッション、雑貨、カフェなどのショップが多数集結しています。
B級グルメの宝庫としても知られ、台湾旅行で「食べる・遊ぶ・買う」を一度に満喫できる最強スポットです。さらにMRTで一駅隣には、台北最古の寺院「龍山寺」があり、最新トレンドとディープな下町情緒の両方を味わえます。
この記事では、西門町の定番スポットから絶対外せないグルメ、そして徒歩で龍山寺へ向かう充実の散策モデルコースまで、2025年の最新情報を交えて徹底紹介します。
目次
【基本情報】
西門町ってどんな街?アクセスと基本情報

街の特徴:「台北の原宿」と「渋谷」を足した活気
西門町は、台湾の若者が集まるトレンドの発信地。昼も夜も賑わいを見せ、夜になるとネオンが輝く「不夜城」のような活気に包まれます。日本のカルチャーの影響も色濃く、「哈日族(日本大好き族)」と呼ばれる若者たちにも人気のエリアです。
アクセスとスタート地点
最寄りはMRT板南線・松山新店線の「西門駅」。
観光のメインゲートは「6番出口」です。ここを出ると、メインストリートや話題のフォトスポットが目の前に広がります。
【観光】
まずはここから!西門町の定番フォトスポット
西門紅楼(シーメンホンロウ):街のシンボル
\おすすめポイント/
駅の6番出口を出てすぐ左手に見える、赤レンガ造りの八角形の建物。1908年に建設された台湾初の公営市場で、現在はリノベーションされ複合施設として生まれ変わりました。内部の「16工房」には台湾の若手アーティストの雑貨が並び、週末には広場で「クリエイティブマーケット」も開催されます。
| 住所 | 台北市成都路10號 |
|---|---|
| アクセス | MRT西門駅1番出口より徒歩約1分 |
| 営業時間 | 11:00~20:00(金・土は~22:00、日~木は~21:30)、月曜休み |
| 公式サイト | www.redhouse.taipei |
「6號彩虹」(レインボーロード):多様性の象徴
MRT西門駅6番出口前の道路には、鮮やかな虹色のアート「6號彩虹」が描かれています。これは台湾の多様性を象徴するシンボルであり、撮影を楽しむ若者で溢れる大人気フォトスポットです。

アメリカンストリート(美國街)・電影街(映画街)
西門町は「電影街(映画街)」とも呼ばれ、映画館が密集するエリアがあります。周辺の路地にはウォールアートが描かれた「アメリカンストリート(美國街)」もあり、ストリートカルチャーを感じながら散策を楽しめます。

【グルメ】
行列必至!西門町で絶対食べるべきB級グルメ&レストラン
西門町に来たら「食べ歩き」は欠かせません。長年愛される老舗から最新の映えスイーツまで、厳選したお店を紹介します。
阿宗麺線(アゾンミエンシェン)

\おすすめポイント/
西門町の名物といえばこれ!創業から「麺線(台湾風そうめん)」のみで勝負する専門店です。カツオ出汁の効いたとろみスープにモツが入っており、レンゲですくって食べるスタイル。店舗に椅子はなく、店頭で立って食べるのが阿宗流です。
\メニュー・料金/・麺線(大):80元〜
・麺線(小):65元〜
※唐辛子などを加えて味変も可能
| 店名 | 阿宗麺線(Ah Chung Rice Noodles) |
|---|---|
| 住所 | 台北市峨眉街8-1號 |
| アクセス | MRT西門駅から徒歩3分 |
| 営業時間 | 8:30~22:30(金〜日は~23:00) ※現地情報参照 |
天天利美食坊(ティエンティエンリー)

\おすすめポイント/
地元っ子にも観光客にも大人気の食堂。必食は「半熟目玉焼き」が乗った魯肉飯(ルーローハン)です。黄身をとろりと崩して、甘辛いタレが染みたご飯と混ぜて食べると絶品。
\メニュー・料金/・魯肉飯加蛋(半熟卵のせルーローハン):約50〜60元
| 店名 | 天天利美食坊 |
|---|---|
| 住所 | 台北市漢中街32巷1號 |
| アクセス | MRT西門駅から徒歩2分 |
| 営業時間 | 11:00~22:30(月曜定休) |
鴨肉扁(ヤーロウピエン)
店名には「鴨」とありますが、実は「ガチョウ肉」の専門店です。メニューは非常にシンプルで、ガチョウの燻製肉と、麺(またはビーフン)のみ。脂が程よく落ちた柔らかいガチョウ肉は、噛むほどに旨味が溢れ出し、病みつきになる美味しさです。
\メニュー・料金/・ガチョウ肉(1/4羽〜):約600元〜
・麺/ビーフン:約60〜70元
| 店名 | 鴨肉扁 |
|---|---|
| 住所 | 台北市中華路一段98-2號 |
| アクセス | MRT西門駅から徒歩3分 |
| 営業時間 | 11:30~22:00 |
蜂大咖啡(フォンターカーフェイ)
1956年創業の老舗コーヒー店。レトロな店内では自家焙煎の香り高いコーヒーが楽しめます。また、店先で販売されている「中華菓子」も名物で、特にサクサクの「クルミクッキー(合桃酥)」はコーヒーとの相性が抜群です。
\メニュー・料金/・クルミクッキー(合桃酥):1枚 20元
・蜂大ブレンドコーヒー:一杯 約100元〜
| 店名 | 蜂大咖啡(Fong Da Coffee) |
|---|---|
| 住所 | 台北市成都路42號 |
| アクセス | MRT西門駅から徒歩3分 |
| 営業時間 | 8:00~22:00 |
西門町芒果冰(シーメンディンマングォビン)
台湾に来たら外せない「マンゴーかき氷」の人気店。ふわふわの氷の上に、大きくカットされた新鮮なマンゴーとアイスクリームが豪快に乗っています。「愛相隋」などのメニューがあり、ビジュアルも味も満点です。
\メニュー・料金/・愛相隋(マンゴーかき氷):約250〜280元
・その他フルーツかき氷:200元〜
| 店名 | 西門町芒果冰 |
|---|---|
| 住所 | 台北市漢中街17號 |
| アクセス | MRT西門駅から徒歩3分 |
| 営業時間 | 10:00~23:00 |
Meat Up(ミートアップ)
「ビジュ炸裂」なスイーツがSNSで話題のカフェ。フォトジェニックなメニューが豊富で、女子ウケ間違いなしのお店です。店内のインテリアも可愛らしく、休憩にぴったりです。
\メニュー・料金/・フルーツスムージー:約200元〜
※メニューは季節により異なります。最新情報はInstagramをご確認ください。
| 店名 | Meat Up |
|---|---|
| 住所 | 台北市武昌街二段37號6F(移転済) |
| アクセス | MRT西門駅6番出口から徒歩数分 |
| 営業時間 | 11:30~21:00(土日は10:30〜) |
| 公式サイト |
Driftwood(ドリフトウッド)
台湾の人気クラフトビールブランド「臺虎精釀」が運営するビアバー。流木(ドリフトウッド)や石を使ったリゾート風のインテリアが特徴で、南国気分を味わえます。工場直送のフレッシュなクラフトビールを常時12種類ほど楽しめます。
\メニュー・料金/・クラフトビール各種:200元〜
・フィッシュ&チップスなどの軽食あり
| 店名 | Driftwood 西門町 |
|---|---|
| 住所 | 台北市昆明街46號 |
| アクセス | MRT西門駅から徒歩約10分 |
| 営業時間 | 17:00~23:30(金土は~翌1:30) |
【ショッピング】
プチプラ服からお土産まで!西門町のお買い物事情
NET(ネット)
台湾全土に展開するファストファッションブランド。Tシャツやカジュアルウェアがリーズナブルに手に入り、デザインも豊富です。台湾らしいロゴ入りTシャツなどは、自分用のお土産にも最適です。
カルフール(家楽福)桂林店
西門町から徒歩圏内(約10分)にある大型スーパーマーケット。24時間営業なので、観光終わりの深夜でもお土産探しが可能です。台湾茶、パイナップルケーキ、調味料、インスタント麺などが安く揃い、バラマキ土産の購入に最適です。
【モデルコース】
西門町から歩いて行ける!龍山寺への散策ルート
MRTで移動すれば1駅ですが、西門町から龍山寺までは徒歩約20分ほど。街の雰囲気が若者の街から、レトロな下町「萬華(バンカ)」へと変わっていく様子を楽しめる散策コースがおすすめです。
(所要時間:お買い物・食事込みで約3〜4時間)
駅を出てすぐ目の前!
地面に描かれた虹色のアートで、まずは記念撮影!
↓(徒歩 約2分)
赤レンガ造りの建物を撮影&「16工房」でクリエイティブな雑貨をショッピング。
↓(徒歩 約5分)
西門町エリアで「マンゴーかき氷」や絶品「魯肉飯」で腹ごしらえ。
↓(徒歩 約10分)
24時間営業の大型スーパー。お菓子や台湾茶、調味料など、バラマキ土産をここで調達!
↓(徒歩 約10分)
台北最強のパワースポットへ到着!
龍山寺(ロンシャンスー)
約300年の歴史を持つ、台北で最も古く有名な寺院。縁結び、学業、健康、金運など、ありとあらゆる神様が祀られている「神様のデパート」とも呼ばれる最強パワースポットです。地元の人々の熱心な参拝風景に触れることができます。
| 住所 | 台北市廣州街211號 |
|---|---|
| アクセス | MRT龍山寺駅1番出口より徒歩2分 |
| 営業時間 | 6:00~22:00(入場は21:45まで) |
| 定休日 | 無休・無料 |
西門町観光のよくある質問
Q. 治安は大丈夫?
A. 基本的には安全ですが、夜遅くまで人通りが多く賑わっています。スリや置き引きには十分注意し、バッグは体の前で持つようにしましょう。アメリカンストリート(美國街)・電影街(映画街)は平日は人通りが少ないので注意です。
Q. トイレはどこにある?
A. MRT西門駅構内が最もきれいで確実です。その他、西門紅楼や周辺のデパート(誠品生活など)、ファストフード店を利用するのがおすすめです。
Q. 朝は何時から遊べる?
A. 「阿宗麺線」など一部の飲食店は朝から開いていますが、多くのショップは11時〜12時頃オープンです。朝は「蜂大咖啡」でモーニングを楽しんだり、龍山寺エリアでお粥(周記肉粥店など)を食べてから観光をスタートするのが効率的です。
まとめ
西門町は、最新トレンドと台湾の歴史、そして美味しいグルメがギュッと詰まったエリアです。「阿宗麺線」を立ち食いし、「西門紅楼」で雑貨を探し、夕方からは徒歩でディープな「龍山寺」へ。このルートなら、台北の魅力を一日で余すことなく満喫できます。ぜひ次回の台湾旅行の参考にしてください!
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