自然と文学の香りが漂う盛岡は、街の魅力をより深く味わえる美術館が揃うエリアです。岩手ゆかりの作家や作品に触れられる美術館をはじめ、花や自然をテーマにした穏やかな空間、近代文学の青春時代を感じられる文化施設まで、その表情は実に多彩。市内中心部からアクセスしやすく、街歩きの途中に立ち寄れるのも盛岡ならではの魅力です。
この記事では、盛岡を訪れたらぜひ足を運びたいおすすめの美術館3選を厳選してご紹介します。観光とあわせて、盛岡の文化や感性に触れるアートな時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
目次
岩手県立美術館

盛岡市中央公園の豊かな緑に囲まれた「岩手県立美術館」は、2001年に開館したモダンな建築が特徴の美術館です。萬鐵五郎、松本竣介、舟越保武という郷土が誇る日本近代美術の巨匠たちの作品を常設展示しており、岩手の風土が育んだ豊かな芸術性に触れることができます。
国内外の多彩なアートを紹介する企画展のほか、小さな子ども連れの優先時間「ファミリータイム」やワークショップなど、家族で楽しめる教育普及プログラムも充実。鑑賞後は、作品をモチーフにしたオリジナルグッズが揃うミュージアムショップでの買い物も楽しめ、感性を育むひとときを過ごすのに最適なスポットとなっています。
| 住所 | 岩手県盛岡市本宮松幅12-3 |
|---|---|
| 営業時間 | 9:30〜18:00(入館は 17:30 まで) |
| 料金 | 一般470円、大学生360円、高校生以下は無料 ※企画展は別途料金 |
| みどころ | 岩手県ゆかりの萬鐵五郎、松本竣介、舟越保武らの作品を常設展示。モダンな建築も魅力で、企画展では国内外の多様なアートに触れることができます。 |
| アクセス | JR盛岡駅からバスで約15分「岩手県立美術館前」下車 東北自動車道盛岡ICから車で約15分 |
| 駐車場有無 | 無料駐車場あり |
| 公式サイト | 岩手県立美術館公式サイト |
深沢紅子野の花美術館

岩手県盛岡市にひっそりと佇む「深沢紅子野の花美術館」は、画家・深沢紅子さんの作品を通じて、野の花や自然の持つ素朴で美しい世界に浸れる特別な場所です。彼女の描く花々は、どれも生命力にあふれ、見る人の心を優しく包み込んでくれます。作品一つひとつから、自然への深い愛情と、日々の暮らしの中にある小さな幸せを見つける喜びが伝わってきて、心癒やされる体験ができるはずです。季節ごとに表情を変える野の花のように、展示作品も時期によって入れ替わるので、何度訪れても新しい発見がありますよ。
美術館の周辺は豊かな自然に囲まれており、作品鑑賞の後は、散策をしながら深沢紅子さんが愛した風景に思いを馳せるのも素敵です。館内には、作品をモチーフにしたオリジナルグッズが並ぶショップもあるので、お気に入りの一品を見つけて、野の花の美しさを日常に持ち帰ってみてはいかがでしょうか。
| 住所 | 岩手県盛岡市紺屋町4-8 |
|---|---|
| 営業時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで)※厳冬期の1月・2月は休館 |
| 料金 | 大人500円、大高生300円、中小生200円 |
| みどころ | 深沢紅子の描く野の花や自然をテーマにした作品が中心。素朴で温かいタッチの作品は、訪れる人々に癒しと安らぎを与えてくれます。 |
| アクセス | 盛岡都心循環バス「でんでんむし」(左回り)で約10分、「盛岡バスセンター」下車、徒歩約5分。 盛岡駅(東口14番乗り場)より路線バスで約10分、「紺屋町」下車、徒歩約1分。 東北自動車道「盛岡IC」または「盛岡南IC」から約15分。 |
| 駐車場有無 | 無料駐車場あり |
| 公式サイト | 深沢紅子野の花美術館公式サイト |
もりおか啄木・賢治青春館

盛岡市の歴史ある街並みに溶け込む「もりおか啄木・賢治青春館」は、岩手が生んだ二大文学者、石川啄木と宮沢賢治の青春時代に焦点を当てたユニークな施設です。明治44年に建てられた旧第九十銀行本店の重厚な建物自体が、彼らが青春を過ごした時代を彷彿とさせ、訪れる人をタイムスリップさせてくれるかのよう。館内では、若き日の啄木と賢治がどのような思いを抱き、どのような文学を志したのかを、貴重な資料や展示を通じて知ることができます。彼らの作品が生まれた背景や、当時の盛岡の文化に触れることで、文学作品をより深く味わえるようになるでしょう。
入館は無料なので、盛岡散策の途中に気軽に立ち寄って、二人の偉大な文学者の足跡をたどってみてはいかがでしょうか。文学ファンはもちろん、歴史や文化に興味がある方にも、きっと新しい発見と感動が待っていますよ。
| 住所 | 岩手県盛岡市中ノ橋通1-1-25 |
|---|---|
| 営業時間 | 10:00~18:00(入館は17:30まで) ※2階展示ホールの観覧は17:30まで(最終入場17:00)。 |
| 料金 | 無料 ※企画展によっては、2階展示ホールのみ有料の場合あり |
| みどころ | 石川啄木と宮沢賢治の青春時代に焦点を当てた展示。旧第九十銀行本店の歴史的建造物自体も見どころの一つです。 |
| アクセス | JR盛岡駅からタクシーで約10分。 盛岡都心循環バス「でんでんむし」(右回り)で約10分、「盛岡バスセンター」下車、徒歩約3分。 |
| 駐車場有無 | 駐車場なし(近隣の有料駐車場をご利用ください) |
| 公式サイト | もりおか啄木・賢治青春館公式サイト |
まとめ
盛岡には、地域の文化や人の営みを静かに伝えてくれる美術館・文化施設が点在しています。派手さはありませんが、作品や展示とじっくり向き合える落ち着いた空間が多く、盛岡らしい時間の流れを感じられるのが魅力です。美術、自然、文学とテーマも多彩で、興味や気分に合わせて選べるのも嬉しいポイント。
今回ご紹介した3スポットは、いずれも盛岡市の魅力をより深く知るきっかけになる場所ばかりです。街歩きや観光の合間に、美術館という静かな寄り道を加えて、心に残る盛岡の一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
※掲載情報は変更となる場合があります。お出かけの際は、公式サイトなどで最新情報をご確認ください。
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