歴史ある蔵造りの街並みで知られる川越は、散策とあわせてアートに触れられる美術館が揃うエリアでもあります。地域ゆかりの作品を中心に紹介する公立美術館から、企業が運営する個性派ミュージアム、落ち着いた空間で作品と向き合える私設美術館まで、その魅力はさまざま。いずれも市内からアクセスしやすく、観光の合間に立ち寄りやすいのも嬉しいポイントです。
この記事では、川越を訪れたらチェックしておきたいおすすめの美術館3選を厳選し、展示の特徴や見どころをわかりやすくご紹介します。街歩きに、感性を刺激する寄り道を加えてみてはいかがでしょうか。
目次
川越市立美術館

川越市立美術館は、地域の豊かな文化を大切にしながら、美術をもっと身近に感じられるよう工夫を凝らした美術館です。川越出身の洋画家・相原求一朗氏の作品をはじめ、約2,000点の貴重なコレクションを収蔵。常設展では地域に根ざした作家たちの情熱に触れられるほか、多彩なテーマの企画展も定期的に開催されています。また、市民の生涯学習の場としての側面も持ち、ワークショップなどの体験型プログラムを通じて、鑑賞するだけではない創作の楽しさを提供しているのも特徴です。
落ち着いた空間で地域の文化や歴史を深く味わうことができ、美術ファンから散策ついでに立ち寄る方まで、誰もが心豊かなひとときを過ごせるスポットです。
| 住所 | 埼玉県川越市郭町2丁目30番地1 |
|---|---|
| 営業時間 | 9:00~17:00(入館は16:30まで) |
| 料金 | 一般 200円、高校生・大学生 100円、中学生以下無料 ※特別展は別途料金 |
| みどころ | 川越出身の洋画家・相原求一朗氏の作品群は必見。約2000点に及ぶ収蔵品の中から、郷土ゆかりの作家たちの作品を中心に、川越の美術文化の多様性を感じることができます。 |
| アクセス | 関越自動車道「川越IC」から約20分 東武東上線・JR川越線「川越駅」よりバス「札の辻」下車、徒歩約8分 |
| 駐車場有無 | 無料駐車場あり(川越市立博物館と共用) |
| 公式サイト | 川越市立美術館公式サイト |
ヤオコー川越美術館
蔵造りの町並みで知られる川越の地に佇む「ヤオコー川越美術館」は、現代リアリズムの巨匠・三栖右嗣の情熱的な作品世界に浸れる美術館です。一番の見どころは、世界的建築家・伊東豊雄氏が手がけた独創的な建築空間。光の入り方まで計算し尽くされた展示室では、代表作である「爛漫(らんまん)」をはじめとした、生命力あふれる緻密な絵画がより一層の輝きを放ちます。水辺に浮かぶようなモダンな外観と、静謐な空気が流れる館内は、まさに都会の喧騒を忘れさせてくれる芸術の隠れ家です。
鑑賞後は、光が降り注ぐ心地よいラウンジで、コーヒーやスイーツをぜひ楽しんでみてください。美しい建築と心に響くアートの余韻に包まれながら、穏やかで贅沢なひとときを過ごすことができますよ。
| 住所 | 埼玉県川越市氷川町109-1 |
|---|---|
| 営業時間 | 10:00~17:00(最終入館 16:30まで) |
| 料金 | 一般 300円、大学生・高校生 200円、中学生以下無料 |
| みどころ | 三栖右嗣の繊細かつ力強い作品を、伊東豊雄氏設計のモダンな建築空間で展示しています。水と光を感じる開放的な雰囲気の中、心落ち着くアート鑑賞とカフェでの穏やかな時間を満喫できます。 |
| アクセス | JR・東武東上線「川越駅」または西武新宿線「本川越駅」より、東武バスで「喜多町」下車、徒歩約10分。 関越自動車道「川越IC」から約20分。 |
| 駐車場有無 | 無料駐車場あり |
| 公式サイト | ヤオコー川越美術館公式サイト |
山崎美術館
川越の歴史と文化が息づく街並みにひっそりと佇む山崎美術館は、和菓子の老舗「亀屋」の一角にある、歴史ある蔵を再利用した美術館です。明治時代の日本画壇における先駆者であり、川越藩お抱え絵師の子として生まれた橋本雅邦の力作を数多く展示しています。これらの作品は、かつて山崎家の4代目・豊翁氏が画伯を支援するために結成された「画宝会」の幹事として守り抜いた貴重なコレクション。雅邦の生誕150年を記念して開館された館内では、門下生たちの作品や、山崎家が代々受け継いできた美術工芸品の数々を間近に鑑賞できます。
歴史ある蔵造りの建物とともに、郷土が誇る画聖の足跡を辿るひとときは特別感でいっぱい!川越の深い文化と芸術性をじっくりと味わえる貴重なスポットとなっています。
| 住所 | 埼玉県川越市仲町4-13 |
|---|---|
| 営業時間 | 9:30~17:00(最終入館 16:30まで) |
| 料金 | 一般 500円、高校生・大学生 350円、小・中学生 200円 |
| みどころ | 川越藩ゆかりの絵師・橋本雅邦の名作を、老舗和菓子店「亀屋」の趣ある蔵造りの空間で鑑賞できます。 代々守り抜かれた貴重な日本画や美術工芸品を通じ、川越の深い歴史と芸術性に触れられます。 |
| アクセス | JR埼京線・東武東上線「川越駅」から徒歩約20分。市内バスで「仲町」下車。 |
| 駐車場有無 | 駐車場なし(近隣の有料駐車場をご利用ください) |
| 公式サイト | 山崎美術館公式サイト |
まとめ
川越には、街の歴史や文化と深く結びついた美術館が点在しており、散策の途中に立ち寄れるのが魅力です。郷土ゆかりの作家の作品を紹介する施設、建築そのものも見どころとなる美術館、蔵を活用した空間で文化の継承を感じられる展示など、楽しみ方はさまざま。いずれも入館料が手頃で、気負わずアートに触れられるのも嬉しいポイントです。
本記事で紹介した3館を巡れば、観光地としての川越とはひと味違う一面に出会えるはず。蔵造りの街歩きに、美術館という静かな時間を加えて、川越の魅力をより深く味わってみてはいかがでしょうか。
※掲載情報は変更となる場合があります。お出かけの際は、公式サイトなどで最新情報をご確認ください。
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