東広島エリアには、地域に根ざした美術館から広島を代表する大型ミュージアムまで、多彩なアートスポットが揃っています。落ち着いた街並みの中でじっくり作品と向き合える施設もあれば、全国的に注目されるコレクションや現代美術に触れられる場所もあり、アートの楽しみ方はさまざまです。
この記事では、東広島市を拠点に訪れやすい美術館を中心に、展示内容や見どころを整理しながら、2026年におすすめしたい美術館5選をご紹介します。観光や休日のお出かけに、アートの時間を取り入れてみてはいかがでしょうか。
目次
東広島市立美術館
広島県東広島市の中心部に位置する東広島市立美術館は、2020年の移転リニューアルを経て、西条の街並みに溶け込む新たな文化の拠点として親しまれています。コレクションは約1,000点を超え、「近現代版画」「現代陶芸」「郷土ゆかりの美術」の3種が柱。特に版画のコレクションは国内でも評価が高く、陶芸では東広島在住の陶芸家・木村芳郎氏の作品など、地域に根ざした質の高いアートに触れることができます。
鑑賞の後は、2階の窓から西条の赤い瓦屋根や街並みを眺めたり、隣接する「くらら」内のカフェで一息ついたりと、酒蔵通りの散策とあわせてゆったりとした休日を過ごすのにぴったりの美術館です。
| 住所 | 広島県東広島市西条栄町9-1 |
|---|---|
| 営業時間 | 9:00~17:00(入館は16:30まで) |
| 料金 | コレクション展:一般300円、大学生200円 ※特別展は別料金 |
| みどころ | リニューアルされたばかりの美しい空間で、東広島市ゆかりの作品や近現代版画、現代陶芸のコレクションを鑑賞できます。 |
| アクセス | JR西条駅から徒歩約10分 |
| 駐車場有無 | 提携駐車場あり(2時間無料) |
| 公式サイト | 東広島市立美術館公式サイト |
広島県立美術館

広島の市街地にありながら、豊かな緑に包まれた広島県立美術館。隣接する名勝「縮景園(しゅっけいえん)」と一体となった、都会のオアシスのような場所です。コレクション展では、サルバドール・ダリの重要作「ヴィーナスの夢」をはじめ、広島ゆかりの工芸品やアジアの美術など、約5,000点の多彩な名品に出会えます。季節や特別展に連動した展示替えも頻繁に行われており、いつ訪れても新しい発見があるのが大きな魅力です。
アート鑑賞の後にそのまま庭園を散策するのが定番の楽しみ方。平日のふらっと立ち寄りや、休日のゆったりデートにぴったりの、心ほどける美術館です。
| 住所 | 広島県広島市中区上幟町2-22 |
|---|---|
| 営業時間 | 9:00~17:00(金曜は19:00まで、入館は閉館30分前まで) |
| 料金 | 一般510円、大学生310円 |
| みどころ | 広島の文化と歴史をテーマにした日本画、洋画、彫刻など幅広いジャンルの作品群を見ることができます。 |
| アクセス | 広島電鉄「縮景園前」電停から徒歩約1分 |
| 駐車場有無 | あり(有料) |
| 公式サイト | 広島県立美術館公式サイト |
広島市現代美術館
広島市を一望する比治山公園に位置する広島市現代美術館は、1989年に全国初の公立現代美術館として誕生。建築家・黒川紀章氏が設計した建物は、古代ヨーロッパの広場や日本の蔵をイメージした、ポストモダン建築の傑作です。2023年の大規模リニューアルにより、ガラス張りの開放的なカフェや多目的スペースが新設され、アート鑑賞だけでなく「ふらっと立ち寄って憩える場所」としてさらに魅力的になりました。
コレクションは、第二次世界大戦後の現代美術や広島ゆかりの作品を軸に約1,800点を所蔵。屋外にも多くの彫刻作品が点在し、緑豊かな公園を散策しながらアートを楽しむことができます。
| 住所 | 広島県広島市南区比治山公園1-1 |
|---|---|
| 営業時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
| 料金 | 一般300円、大学生200円、高校生以下無料 ※特別展は別料金 |
| みどころ | 国内外の現代アート作品が常時展示されており、比治山公園の豊かな自然と調和した空間でアートを楽しめます。屋外彫刻も必見です。 |
| アクセス | JR広島駅から車で約10分 |
| 駐車場有無 | なし |
| 公式サイト | 広島市現代美術館公式サイト |
ひろしま美術館

広島市の中心部、緑豊かな中央公園内に位置するひろしま美術館は、「愛とやすらぎのために」をテーマに1978年に開館した歴史ある美術館です。最大の特徴は、西日本屈指とも言われる圧倒的な印象派コレクション。モネ、ルノワール、ゴッホ、ピカソ、シャガールといった、教科書で目にする巨匠たちの名画が揃っています。また、原爆ドームをイメージした丸い屋根の本館建築も特徴的で、中央ホールに差し込む柔らかな光と、回廊から眺める中庭の景色が、訪れる人を穏やかな心地にさせてくれるスポットです。
本館の周囲には、ピカソの息子から贈られたマロニエの木や、広島のシンボルである錦鯉が泳ぐ噴水があり、散策スポットとしても人気。落ち着いた雰囲気の「カフェ・ジャルダン」で庭を眺めながら、名画の余韻に浸る贅沢な時間を過ごせますよ。
| 住所 | 広島県広島市中区基町3-2 中央公園内 |
|---|---|
| 営業時間 | 9:00~17:00(入館は16:30まで) |
| 料金 | 特別展によって異なる |
| みどころ | 印象派を中心としたフランス近代絵画と、日本洋画や日本画などの日本近代絵画を約80点を常設展示。 |
| アクセス | JR広島駅から徒歩約10分 |
| 駐車場有無 | 有料駐車場あり(近隣の駐車場を利用) |
| 公式サイト | ひろしま美術館公式サイト |
ウッドワン美術館

広島県廿日市市の標高約600mに位置するウッドワン美術館は、西中国山地の豊かな自然に抱かれた「森の中の美術館」です。木質建材メーカー・ウッドワンが所蔵する約800点の美術品を展示しており、そのコレクションの質の高さで知られています。最大の見どころは、教科書でもおなじみの岸田劉生による名作「毛糸肩掛せる麗子肖像」。他にも、ゴッホやルノワールといった印象派の巨匠から、横山大観、上村松園などの近代日本画まで、贅沢な名品の数々をゆったりとした時間の中で鑑賞できます。
また、本館とは趣の異なる新館では、西日本最大級の規模を誇る「マイセン磁器」や、華麗な「アール・ヌーヴォーのガラス作品」、幕末・明治期の精緻な「薩摩焼」などを常設展示。冬期(例年12月上旬〜3月中旬)は積雪のため休館となりますが、春の新緑から秋の紅葉まで、季節ごとに表情を変える吉和の自然とともに、本物のアートに浸れる特別なスポットです。
| 住所 | 広島県廿日市市吉和4278 |
|---|---|
| 営業時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) ※冬期休館あり(2026年度は3月19日まで休館) |
| 料金 | 展覧会により異なる |
| みどころ | 豊かな自然に囲まれた空間で、横山大観や岸田劉生などの日本画、ルノワールやモネなどの洋画を鑑賞できます。 |
| アクセス | JR廿日市駅から車で約60分 |
| 駐車場有無 | 無料駐車場あり |
| 公式サイト | ウッドワン美術館公式サイト |
まとめ
東広島とその周辺には、地域文化を伝える美術館から、国内外の名作や現代美術を紹介する施設まで、幅広いジャンルの美術館が点在しています。静かな環境で作品と向き合える場所、建築や空間そのものも楽しめる美術館など、それぞれに異なる魅力があるのが特徴です。
本記事で紹介した5館を巡ることで、東広島という土地の文化的な奥行きや、広島エリア全体のアートシーンを立体的に感じられるはず。街歩きや自然散策とあわせて、美術館巡りを楽しみ、自分なりのアート体験を見つけてみてください。
※掲載情報は変更となる場合があります。お出かけの際は、公式サイトなどで最新情報をご確認ください。
- 1