宇都宮と聞くとグルメや市街地観光を思い浮かべがちですが、実は博物館や文化施設も個性豊か。地下空間が広がる非日常スポットから、自然や科学、地域の歴史を体感できる施設まで、テーマの幅広さが魅力です。屋内中心で天候に左右されにくく、家族連れはもちろん、大人の学び旅にも取り入れやすいのがポイント。観光の合間に立ち寄るだけでなく、じっくり過ごす目的地としても楽しめます。本記事では、初めてでも訪れやすい定番施設と、知っているとちょっと自慢できる穴場スポットを厳選してご紹介します。
目次
大谷資料館

宇都宮の特産品である「大谷石」の採掘が行われていた地下採掘場跡を、資料館として公開している施設です。深さ30m、広さ2万平方メートルにも及ぶ広大な空間は、まるで地下神殿のような幻想的な雰囲気に包まれています。大正8年の手堀り時代から機械化された昭和35年までの採掘の歴史を学べるだけでなく、そのダイナミックで美しい地底空間を活かして、コンサートや映画、結婚式、展示会、ミュージックビデオの撮影など、多岐にわたるイベントやロケ地としても活用。館内は夏でも10度前後とひんやり涼しく、日常を忘れさせる非日常的な地底探索を楽しめるスポットです。
| 住所 | 栃木県宇都宮市大谷町909 |
|---|---|
| 営業時間 | 【4月~11月】9:00〜17:00(最終入館16:30まで) 【12月~3月】9:30〜16:30(最終入館16:00まで) |
| 定休日 | 【12月~3月】火曜日(火曜日が祭日の場合翌日) 年末年始(12月26日~1月3日) |
| 料金 | 大人700円(2026年4月より800円)、子供(小・中学生)350円、未就学児無料 |
| みどころ | 江戸時代から続く大谷石採掘の歴史を学べるだけでなく、映画やミュージックビデオのロケ地としても名高い圧倒的な景観を楽しめます。地上にはお洒落なカフェやショップも併設されており、自然が作り出した岩壁の美しさと地下の神秘を一日中堪能できます。 |
| アクセス | JR宇都宮駅(西口)からバスで約30分、「資料館入口」バス停下車、徒歩約5分。 東北自動車道「宇都宮IC」から車で約12分、または「鹿沼IC」から車で約20分。 |
| 駐車場 | 無料駐車場あり |
| 公式サイト | 大谷資料館公式サイト |
栃木県子ども総合科学館

子どもたちの好奇心を刺激する、国内屈指の体験型科学館です。2025年10月にリニューアルオープンを遂げ、宇宙・地球・生命・くらしなど、多彩なテーマがより先進的で魅力的な展示へと進化しました。 「見て、触れて、操作する」参加型展示に加え、迫力満点のプラネタリウムや天体観測、サイエンスショーなど、遊びながら科学の不思議を体感できるプログラムが満載です。屋外には年齢別に楽しめる広大な遊具広場や乗り物広場も充実しており、家族で一日中満喫できます。新しく生まれ変わった科学のワンダーランドへ、ぜひ足を運んでみてください。
| 住所 | 栃木県宇都宮市西川田町567 |
|---|---|
| 営業時間 | 9:30〜16:30(入館は16:00まで) |
| 定休日 | 月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日) 第4木曜日(祝日の場合は翌日) 年末年始(12月28日〜1月4日) ※乗り物広場は12月~2月までの間、平日はお休み。(ただし、冬休みの開館日は平日も利用可能) |
| 料金 | 大人(高校生以上)620円、小人(4歳〜中学生)230円 ※プラネタリウムは別途料金(大人 540円、小人200円) |
| みどころ | 科学や宇宙、生命など幅広いジャンルの体験型展示が充実しており、触れて動かして楽しく学ぶことができます。最新のプラネタリウムや豊かな自然に囲まれた屋外施設も完備されており、知的好奇心を満たしながらゆったりと一日を過ごせます。 |
| アクセス | 東武宇都宮線西川田駅から徒歩約20分。東北自動車道「鹿沼IC」より車で約15分。 |
| 駐車場 | 無料駐車場あり |
| 公式サイト | 栃木県子ども総合科学館公式サイト |
栃木県立博物館

栃木県の豊かな自然、そして悠久の歴史と文化を総合的に学べる県内最大規模の博物館です。1階エントランスホールから2階展示室まで続く全長72mのらせん状スロープでは、標高600mの日光市街から2,500mを超える白根山頂で生きる生物まで、日光国立公園の壮大な自然を紹介。展示室は広くゆったりとした造りで、地質時代から現代に至るまでの栃木県の歴史を、生物の骨格標本や土器、中世城郭のジオラマなどを通して深く掘り下げています。毎月第3日曜日には「県博デー」が開催され、ミニコンサートや学芸員による講座、クイズラリーなど、家族で楽しめるイベントが盛りだくさんです。
| 住所 | 栃木県宇都宮市睦町2-2 |
|---|---|
| 営業時間 | 9:30〜17:00 (入館は16:30まで) |
| 定休日 | 月曜日(祝日・振替休日の場合は開館) 祝日・振替休日の翌日(土・日曜日の場合は開館) 年末年始(12月28日~1月4日) ※定期消毒による臨時休館あり。公式サイト要確認 |
| 料金 | 一般260円、大学生・高校生120円、中学生以下無料 |
| みどころ | 木県の豊かな自然と悠久の歴史を一堂に学べる総合博物館です。全長72mのダイナミックなスロープ展示や、日本唯一の「半身のアロサウルス」復元模型、精巧なジオラマなど、視覚的にも楽しめる迫力満点の展示を通して、郷土の魅力を深く再発見できます。 |
| アクセス | JR「宇都宮駅」からバスで、「中央公園博物館前」バス停下車、徒歩約2分。 東北自動車道「鹿沼IC」より車で約15分、または「宇都宮IC」より車で約20分。 |
| 駐車場 | 栃木県中央公園との共通駐車場 |
| 公式サイト | 栃木県立博物館公式サイト |
とびやま歴史体験館 ※令和8年2月18日まで休館
鎌倉・戦国時代の平山城として知られる国指定史跡「飛山城跡」の歴史を、体験を通して楽しく学べる施設です。館内では、発掘調査で出土した遺物の展示に加え、中世の衣装体験や火おこし、勾玉作りなど、当時の暮らしを肌で感じられる体験メニューが豊富に用意されています。入場は無料で、隣接する広大な飛山城史跡公園の散策とあわせて、子どもから大人まで一日ゆっくりと過ごせるのが魅力です。ぜひ気軽に足を運んでみてください。
| 住所 | 栃木県宇都宮市竹下町380-1 |
|---|---|
| 営業時間 | 9:00~17:00(入館は16:30まで) |
| 定休日 | 月曜日(祝日の場合は翌日) 祝日の翌日(土・日の場合は開館) 年末年始(12月29日~1月3日) ※令和7年11月18日(火曜日)~令和8年2月18日(水曜日)は空調改修のため休館 |
| 料金 | 入場無料 ※体験メニュー(勾玉作り等)を利用する場合は別途材料費必要 |
| みどころ | 鎌倉時代に築かれた国指定史跡「飛山城跡」に隣接し、出土品や城の構造を詳しく学べる施設です。当時の衣服の試着や火おこしといった多彩な歴史体験メニューが充実しており、広大な城跡を散策しながら中世の息吹を肌で感じることができます。 |
| アクセス | 芳賀・宇都宮LRT(ライトライン)で「宇都宮駅東口」停留場乗車、「飛山城跡」停留場下車、徒歩約20分。 北関東自動車道「宇都宮上三川IC」より約20分。 |
| 駐車場 | 無料駐車場あり |
| 公式サイト | とびやま歴史体験館公式サイト |
芳村野鳥自然博物館
宇都宮の豊かな自然に育まれた野鳥たちを中心に、生命の尊さを学べる私設博物館です。 最大の見どころは、館内に所狭しと並ぶ数百点もの剥製展示。身近な山野の鳥から、世界の鳥、猛禽類、さらには昆虫や動物まで、まるで今にも動き出しそうなほど表情豊かに再現されています。 緻密なジオラマや図書室も備えており、野鳥観察の入門者はもちろん、子どもたちの知的好奇心を刺激する学びの場としても最適です。静かな空間で一羽一羽の個性にじっくりと向き合い、自然界が教えてくれる「生きる知恵」に触れてみませんか?
| 住所 | 栃木県宇都宮市緑2丁目22-11 |
|---|---|
| 営業時間 | 10:00~16:30(入館は16:00まで) |
| 定休日 | 月曜日〜金曜日 |
| 料金 | 大人1,000円(団体10名以上 800円)、学生(高校生以下)無料、80歳以上無料 |
| みどころ | 宇都宮周辺に生息する野鳥を中心に、自然界のつながりや生態系の大切さを伝える展示が充実しています。野鳥の鳴き声や羽ばたきの仕組みなど、五感を刺激する解説を通して、身近な自然に対する新たな発見と深い理解を得られるのが魅力です。 |
| アクセス | 東北自動車道「鹿沼IC」から車で約20分、または北関東自動車道「壬生IC」から車で約20分 |
| 駐車場 | 施設にお問い合わせください |
| 公式サイト | 芳村野鳥自然博物館公式サイト |
まとめ
宇都宮の博物館・文化施設は、派手さよりも「体験の濃さ」が印象に残る場所ばかり。自然、科学、歴史といったテーマを通して、街の成り立ちや魅力を多角的に知ることができます。観光ルートに組み込めば旅に奥行きが生まれ、週末のお出かけ先として選べば落ち着いた充実感も味わえるはず。次に宇都宮を訪れる際は、ぜひ文化施設巡りもプランに加えてみてください。
※掲載情報は変更となる場合があります。お出かけの際は、公式サイトなどで最新情報をご確認ください。
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