港町として栄え、海とともに歩んできた石巻には、その背景を多角的に知ることができる博物館・文化施設が点在しています。マンガ文化を発信する象徴的なスポットから、航海や捕鯨、地域の歴史、そして記憶を未来へつなぐ展示まで、テーマは実に多彩。街を歩くだけでは気づきにくい石巻の物語に触れられるのが大きな魅力です。本記事では、観光の合間にも立ち寄りやすい石巻の博物館・文化施設を厳選してご紹介します。
目次
石ノ森萬画館

宮城県出身のマンガ家、石ノ森章太郎氏の豊かな作品世界を体感できる、日本最大級のマンガミュージアムです。『サイボーグ009』や『仮面ライダー』といった代表作の世界観が立体的に再現されており、貴重な原画の展示をはじめ、作品ごとに趣向を凝らした展示やアトラクションが楽しめます。特に、歴代仮面ライダーのマスクがずらりと並ぶ「仮面ライダーの世界」は、子どもはもちろん、長年のファンにとっても見逃せない空間です。館内には約6,000冊のマンガを自由に閲覧できるライブラリーやオリジナルアニメを上映する映像ホール、カフェ、グッズショップも併設されており、丸一日たっぷり楽しめます。
| 住所 | 宮城県石巻市中瀬2-7 |
|---|---|
| 営業時間 | 9:00~17:00(12/31のみ15:00閉館) |
| 定休日 | 火曜日(GW期間:4/29~5/5、夏休み期間:7/21~8/24、冬休み期間:12/24~1/7、春休み期間:3/25~4/7は開館)、休館日が休日になる場合は翌営業日 |
| 料金 | 大人900円、中・高校生600円、小学生250円 |
| みどころ | 石ノ森章太郎作品の貴重な原画、歴代仮面ライダーのマスク展示、約6,000冊のマンガライブラリー、オリジナルアニメ上映。 |
| アクセス | JR仙石線「石巻駅」より徒歩で約12分 三陸自動車道「石巻河南IC」より車で約10分 |
| 駐車場 | なし |
| 公式サイト | 石ノ森萬画館公式サイト |
みやぎ東日本大震災津波伝承館
石巻南浜津波復興祈念公園内に位置する「みやぎ東日本大震災津波伝承館」は、東日本大震災における津波等の被災状況を記録し、後世に伝えるための重要な施設です。石巻地区が経験した甚大な被害の記録は、時に衝撃的な映像も含まれますが、日本で生活する上で災害から目を背けることはできません。この施設では、東日本大震災がもたらした被害の状況や、将来の災害にどのように備えるべきかについて深く学ぶことができます。震災をリアルタイムで知らない世代が増えていく中で、防災意識の啓発と伝承の重要性を改めて感じさせてくれる場所です。
| 住所 | 宮城県石巻市南浜町2丁目1-56 |
|---|---|
| 営業時間 | 9:00~17:00 |
| 定休日 | 月曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始(12月29日から1月4日)※ただし,毎月11日は曜日・祝日に関わらず開館 |
| 料金 | 無料 |
| みどころ | 東日本大震災の津波被害に関する記録、災害への備えと伝承に関する展示。 |
| アクセス | JR仙石線「石巻駅」より徒歩で約15分 三陸縦貫自動車道「石巻港IC」、「石巻河南IC」 より車で約15分 |
| 駐車場 | あり(無料) |
| 公式サイト | みやぎ東日本大震災津波伝承館公式サイト |
気仙沼シャークミュージアム

宮城県気仙沼市にある「気仙沼シャークミュージアム」は、日本で唯一のサメをテーマにした博物館です。サメの生態や、気仙沼の海とサメとの深い絆を学べる体感型ミュージアムとして、"さめ先生"こと仲谷一宏博士らの協力のもと、2024年にリニューアルオープン。「サメ・シアター」では迫力ある映像でサメの世界を体験でき、「サメトリビア」ではサメに関する興味深い知識を学ぶことができます。新たな展示が加わり、子どもから大人まで、幅広い世代が楽しみながらサメについて深く理解を深められる施設です。サメの神秘的な世界を学びに出かけてみてはいかがでしょうか。
| 住所 | 宮城県気仙沼市魚市場前7-13 |
|---|---|
| 営業時間 | 9:00〜17:00(最終入館16:30) |
| 定休日 | 【1~6月】不定休 【7~12月】無休 |
| 料金 | 大人(中学生以上)600円、小学生300円 |
| みどころ | サメの生態に関する展示、気仙沼の海とサメの関わり、「サメ・シアター」、「サメトリビア」。 |
| アクセス | JR「気仙沼駅」よりバスで約10分 三陸縦貫自動車道「気仙沼IC」より車で約5分 |
| 駐車場 | あり(無料) |
| 公式サイト | 気仙沼シャークミュージアム公式サイト |
宮城県慶長使節船ミュージアム(サン・ファン館)
宮城県石巻市の海岸沿いに立つ「宮城県慶長使節船ミュージアム(サン・ファン館)」は、約400年前に太平洋を往復した木造帆船「サン・ファン・バウティスタ」の歴史を伝える情熱的なミュージアムです。伊達政宗の命を受け、ローマへと向かった支倉常長たちの壮大な航海を、数々の資料や臨場感あふれる映像で追体験できます。現在は、老朽化に伴いリニューアルされた新たな復元船を展示。歴史のロマンに浸りながら、困難を乗り越える勇気をもらえるような、石巻を代表する感動的なスポットです。
| 住所 | 宮城県石巻市渡波字大森30-2 |
|---|---|
| 営業時間 | 9:30~16:30 ※最終入館は閉館の30分前まで※8月中は17:30まで延長開館 |
| 定休日 | 火曜日(祝日の場合は開館)、年末年始(12/28~1/4) |
| 料金 | 一般500円、高校生以下無料 |
| みどころ | 慶長遣欧使節の歴史、ガレオン船「サン・ファン・バウティスタ」号の航跡、帆船文化・技術展示、映像体験コーナー。 |
| アクセス | JR「渡波駅」より車で約5分、または徒歩で約25分 三陸縦貫自動車道「石巻河南IC」より車で約25分 |
| 駐車場 | あり(無料) |
| 公式サイト | 宮城県慶長使節船ミュージアム(サン・ファン館)公式サイト |
石巻市博物館
マルホンまきあーとテラス内にある石巻市博物館は、東日本大震災で被災した旧「石巻文化センター」の収蔵資料を引き継ぎ、2021年に新たな博物館として開館いたしました。この博物館では、石巻市の歴史や文化に関する貴重な資料が展示されており、地域の成り立ちや人々の暮らしについて深く学ぶことができます。震災を乗り越え、地域の記憶と文化を未来へ繋ぐ役割を担う施設として、訪れる人々に多くの学びと感動を提供。石巻の豊かな歴史と文化に触れることができる、貴重な場所です。
| 住所 | 宮城県石巻市開成1-8 マルホンまきあーとテラス |
|---|---|
| 営業時間 | 9:00~17:00(最終受付16:30) |
| 定休日 | 月曜日(祝日の場合は翌平日) |
| 料金 | 一般300円、高校生200円、小・中学生100円 |
| みどころ | 石巻市の歴史と文化に関する貴重な資料、東日本大震災からの復興と伝承に関する展示。 |
| アクセス | JR仙石線「石巻駅」より車で約10分、バスと徒歩で約15分 三陸縦貫自動車道「石巻女川IC」より車で約5分 |
| 駐車場 | あり |
| 公式サイト | 石巻市博物館公式サイト |
ホエールタウンおしか
宮城県石巻市に位置する「ホエールタウンおしか」は、牡鹿地方の観光拠点として整備された複合施設です。敷地内には、地元の特産品や新鮮な海の幸を楽しめる「観光物産交流施設 cottu(こっつ)」、牡鹿半島の豊かな自然や生態系に触れられる「牡鹿半島ビジターセンター」が併設されています。中でも注目は、クジラの歴史や生態を学べる「おしかホエールランド」です。ここでは、捕鯨の歴史やクジラの巨大な骨格標本などを間近に見学でき、大人から子どもまで興味深く楽しめる内容となっています。牡鹿半島の魅力を存分に体験することで、より深みある観光になること間違いなしです。
| 住所 | 宮城県石巻市鮎川浜南43-1 |
|---|---|
| 営業時間 | 【おしかホエールランド】 9:00~16:00 |
| 定休日 | 水曜日(祝日の場合は翌平日) |
| 料金 | 大人400円、大学生・高校生300円、中学生・小学生200円 、未就学児無料 |
| みどころ | 牡鹿地方の特産品、クジラの歴史と生態に関する展示、捕鯨の歴史、巨大なクジラの骨格標本。 |
| アクセス | 三陸縦貫自動車道「石巻河南IC」より車で約60分 JR「石巻駅」より車で約50分、バスで約1時間20分 JR「渡波駅」よりバスで約1時間 |
| 駐車場 | あり(無料) |
| 公式サイト | ホエールタウンおしか公式サイト |
まとめ
石巻の博物館・文化施設を巡ることで、海と人、文化と暮らしが重なり合ってきたこの街の奥行きが見えてきます。エンタメ性の高い展示から学びの要素が強い施設までバランスよく揃っているため、世代や目的を問わず楽しめるのもポイント。旅のプランに文化スポットを加えて、石巻ならではの時間をじっくり味わってみてください。
※掲載情報は変更となる場合があります。お出かけの際は、公式サイトなどで最新情報をご確認ください。
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