宗教画と向き合えた時間だった。
正直、神様それぞれの名前を知らない自分にとっては誰が何をしている状態だと説明されてもしっくりこなかったが、その背景にある示唆的な寓話については、なるほど…とうなづくことができた。
でも、これは個人的な感想だが、宗教画に向き合い続けるのは少し疲れる。絵それぞれに浅くも深くも象徴的な意味が付加されており、それぞれを知識ではなく感覚的に受け取ろうとすると、ただ絵を見る(眺める)よりも疲れてしまうように思う。
星が一つ少なくなったのはそのせい。
展示としては、数も多く説明も詳しく、概して楽しめた。
終わりかけの展示に行くと、好きなポストカードが見当たらないことがあるが、人が少なくなっているので、展示当初よりも幾分かは見やすくなっているなと思う。
23/9/19