先日貴館で開催されております特別展「世界遺産縄文」を拝見いたしましたが、鑑賞環境およびスタッフ対応において重大な問題を感じましたので、改善を強く求めたくご連絡いたします。

まず、撮影可能な展示室において、他の来館者がこちらに肘や鞄をぶつけてきたにもかかわらず、その来館者は謝罪せず、むしろ学芸員にこちらを非難するような態度を取っていました。展示物に配慮しつつ鑑賞・撮影している側が不当な扱いを受けたうえ、館側から適切な対応が得られなかったことは大変遺憾です。
撮影を許可するのであれば、マナー違反の来館者への注意喚起や、トラブル発生時の明確な対応が不可欠ではないでしょうか。

また、黄砂による乾燥が強い日で体調管理が必要な状況にもかかわらず、展示物に影響しない範囲で短時間飲み物を口にしたところ、スタッフから一方的に注意を受けました。来館者の健康上の事情をまったく考慮しない対応は、鑑賞環境として不適切であり、非常に残念でした。飲食スペースの不足も含め、運営の在り方を根本的に見直していただきたいと強く感じます。

さらに、撮影可能展示でのマナーの悪い来館者が非常に多く、学芸員のみでは到底対応しきれていませんでした。安全管理を館内の来館者に任せるような状態ではなく、警備員を増員し巡回を強化するなど、明確な対策を早急に検討すべきかと思います。

今回の出来事は、いち来館者として非常に不快であり、安心して展示を鑑賞できる環境とは言えませんでした。貴館の今後の運営改善のためにも、今回の指摘を真摯に受け止めていただければ幸いです。

以上、来館者としての率直な意見としてお伝えいたします。