キサイフーズはなさきふれあいパークの口コミ

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八月、容赦のない太陽が地上を焼き尽くしていた。
子供たちを連れ出す場所は、もはやプールしか残されていなかった。
前日、スマートフォンで「きさいフーズ加須」の午前九時の入場枠を予約した。

翌朝八時、車に乗り込む。
保冷バッグの底には、これ以上入らないという限界まで保冷剤を敷き詰めていた。
その中に、ポカリスエットやチューブ入りのゼリーを固く押し込む。
朝食の小さな握り飯は、走る車の中で食べさせた。
途中でロードサイドのコンビニエンスストアに寄り、彼らに好きなお菓子を選ばせる。
その眼差しには、すでに静かな興奮が宿っていた。

九時を少し過ぎた頃、プールに到着する。
迷いなく日陰を探し、自分たちの拠点を確保した。

水は青く、冷たかった。

歓声を上げて飛び込む子供たちを追いかける。
休憩の合図が鳴ると、保冷バッグから冷えたゼリーを取り出した。
手のひらに伝わる氷のような冷気と、人工的な甘み。
プールから上がったあとに口にする安価なアイスクリーム。
それらは彼らにとって、他には代えがたい「幸福」そのものだった。

しかし、私の胸のどこかには、微かな引っかかりが残っている。
親として、もっと遠い場所へ連れて行くべきなのではないか。
異国の風景や、洗練された旅の記憶を与えるべきなのではないか、と。

だが、家には生後間もない双子と、彼らに付き添う妻がいる。今
の私たちに、長大な旅行へ出かける余白はない。

上の二人が見せる眩しいほどの笑顔を見るたび、私はその葛藤を飲み込む。
そして、静かに自分自身と小さく約束を交わすのだ。
遠くへ行けないことを悔やむ必要はない。
今、この場所で、目の前にあるきさいフーズ加須の青い水面と子供たちの時間を、私は彼らとともに精一杯に生きればいいのだと。

保冷バッグの中で静かに溶けていく氷のように、確かな愛しさが、夏の空気の中に広がっていた。

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