ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険への口コミ
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5とても良い
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各展示室が美しく色分けされ、その時々の時代背景やピカソの感情とリンクするように構成されていました。 一つの部屋を見終え、次の部屋へ一歩踏み入れる瞬間のわくわく感までが、展覧会の一部になっているようでした。 特に印象に残ったのは、戦争の時代の作品が並ぶ、暗い展示室。 この日は終戦の日でもあり、いつも以上に胸に迫るものがありました。 ピカソの反戦絵画といえば「ゲルニカ」が有名ですが、これまでどこかユーモラスな作品として見ていた「帽子をかぶった女」さえ、この時代には色彩を失い、痛々しいほどグロテスクな姿で描かれている。 時代ごとに、ピカソの置かれた環境や立場、感情によって作品が大きく変容していく。 その変化の面白さを感じる一方で、戦争が人の心や表現に与える影響を直接突きつけられたようで、胸がぎゅっと苦しくなりました。 そして、絵画だけでなく、さまざまな素材を使ったコラージュ、陶芸、彫刻など、次々と新しい表現に挑んでいくピカソの創作の幅にも圧倒されました。 ポール・スミスの視点を通してピカソを見ることで、今までとは少し違う鑑賞の仕方を知ることができた気がします。 美術館そのものを歩くことまで楽しくなる、とても素敵な展覧会でした。 ひとつだけ贅沢を言えば、前売り鑑賞券の特典が“限定品”ではなく、お土産コーナーでも普通に販売されていたのは少し残念。せっかくの前売り特典なので、ここだけのものだったら、さらに嬉しかったなと思います。