前回では甲巻は前期、後期で入れ替えだったのに対し今回は一気に全部見れるのは良かった。
しかし、甲巻好きな私は今回の動く歩道での鑑賞は巻物本来の見方とはいえじっくり見れずあっさり終わってしまったのが残念。断簡が何処に繋がるか説明してる場面があったのは良い。前より場面の繋がりや、現存場面の2部構成などがわかりやすくなった。甲巻以外はきちんとじっくり鑑賞できるのでそっちの方が好き、または全部見たい人や初めて見る人には良い。明恵上人と子犬の像は素晴らしい。

既に本物を見ている、甲巻が特別に好き！という人はお土産メインで考える方が良いかも。しかし、お土産コーナーもミッフィーやすみっこぐらしとのコラボ商品が半分くらいあって素直に甲巻グッズが欲しい身としては残念なところも。肝心のオリジナルグッズは一筆箋など中身は同じ柄だけだったり色々物足りない割に高い。とはいえ、風呂敷やハンカチ等の布製品は、種類も豊富なので鳥獣戯画が好きまたはグッズが欲しいなら行って損はしない。人気の物は売り切れも出るので確実に欲しければ早めの時間で予約入れるのが吉。

総評として甲巻好き目線で、甲巻があっさり終わるのと布以外のグッズは手抜き感が目につくということで可も不可もなく星3としました。初めて見る人には予約制で人数制限もあり前ほど混雑せず全部見れるのでお勧めとします。