沼田・老神・尾瀬のハイキング・ウォーキング

尾瀬のハイキングを楽しもう！

■尾瀬の魅力
福島、新潟、群馬、栃木の4県にまたがる尾瀬は、「尾瀬国立公園」に指定されている自然豊かな地。美しい景観と多様な生態系が魅力です。特に日本最大級の高層湿原は季節ごとの花が咲き乱れ、ミズバショウが見ごろを迎える6月は、多くの観光客が訪れます。湿原一帯はハイキングやトレッキングが盛ん。初心者も歩きやすく整備されています。尾瀬に暮らす野鳥や動物、植物を観察しながら楽しく歩きましょう。尾瀬へのアクセスはマイカーまたはバスが便利。各登山口までバスが運行しています。

■初心者でも安心！おすすめハイキングツアー
群馬県みなかみ町「ファンテイル」では1日1組限定のプライベートガイド、「尾瀬トレッキングツアー」を実施。季節ごとの見どころや参加者の体力にあわせたツアーが可能だから、無理なく歩き通せます。
みなかみ町「いこく」は、尾瀬が比較的空いている6～7月の貸切ツアーが人気。約6時間、10kmのコースが基本ですが、ペースによって変更できるのは貸切りツアーならではメリットです。ゆっくり景色を眺めたい年配の方にもぴったり。
ひと味違う尾瀬を歩けるのが、みなかみ町「ハッピーアウトドア」の「雪どけの尾瀬ヶ原ツアー」です。標高1,400mの尾瀬ケ原は5月でも雪が残ります。そんなレアな尾瀬をガイドの案内で探索しましょう。JR上毛高原駅、みなかみ町や片品村方面の宿泊施設なら送迎付きで移動も楽々です。

■尾瀬のハイキングコースと所要時間
尾瀬を訪れるハイカーの半数近くが利用するといわれるのが、鳩待峠から尾瀬ヶ原へ向かうコース。鳩待峠から山ノ鼻を経て、尾瀬ヶ原に入ります。17kmを6時間で歩くのが目安。コースの大部分は整備され、ベンチやトイレも多くあります。
もっと手軽なのは福島県会津の沼山峠から大江湿原と尾瀬沼を散策する、約6.6kmのコースです。所要時間は3時間弱。雄大な燧ヶ岳、7月中旬のニッコウキスゲなど美景を堪能してください。
健脚に自信があるなら、群馬県側の入山口・大清水から三平峠、尾瀬沼東畔、大江湿原を抜けて三平下に至る16.7kmで約6時間、難易度やや高めのコースに挑戦してみては。

■尾瀬ハイキング時の服装はどんなものがいい？
シーズン初めの5～6月と9月以降の尾瀬は、最高気温が15℃前後。朝晩は氷点下まで下がることもあり、フリースや薄手のダウンが必須です。夏は23℃ほどで過ごしやすい気温ですが、湿原は木陰がないので紫外線対策を忘れずに。帽子や長袖の羽織物を用意してください。足元は登山用のしっかりした靴が最適。レインウエアなど風を通さず体温調整できる服装で出かけましょう。