小樽・キロロ・積丹の歴史的建造物

小樽市鰊御殿

建設に7年を要し、明治30年に完成した鰊漁網元の住居兼作業所で、現存する鰊漁場建築物では最大級のもの。内部には鰊漁全盛期当時の史料が豊富に展示されている。

旧日本郵船（株）小樽支店

ポーツマス条約に基づく日露の樺太国境画定会議が開かれた優れた文化遺産。英国ルネッサンス風石造２階建。内装には米国製のスチールシャッター、建具金物類を用い、また暖房は地下にボイラー室を設け蒸気暖房とし、窓はすべて二重ガラスで北国の冬を考慮した当時としては最新式の設備を備えていた。

にしん御殿小樽貴賓館（旧青山別邸）

大正時代に鰊漁の大網元・青山家が６年半の歳月をかけて建造した豪邸。漆塗りの母屋、屋久杉の天井、当時の一流絵師・書家の作品など、贅の限りが尽くされており、往時の栄華をうかがい知ることが出来る。小樽ならではの新鮮な海の幸と旬の素材を味わえるレストランも併設。

運河と石造倉庫群

明治・大正期の石造倉庫が軒を連ねる。運河沿いには散策路として御影石のブロックがイチョウ模様に敷きつめられ、ガス灯も設けられている。夜にはレストランなどに利用されている倉庫に夜間照明があてられ、ロマンチックなムードが漂う。

日本銀行旧小樽支店金融資料館

緑山手通りに5つの緑色のドームをのぞかせるルネッサンス様式の建物。赤レンガの東京駅を設計した、辰野金吾の設計による荘厳な建物。平成14年9月で銀行営業を終え、平成15年5月14日にあらたに金融資料館としてオープン。

鰊御殿とまり

当時の鰊漁の繁栄と歴史を伝える施設です。 泊村有形文化財指定。

鰊伝習館 ヤマシメ番屋

旧下ヨイチ運上家

江戸時代、松前藩士から場所を請負った商人が対アイヌ交易のためにそれぞれの場所ごとに建立したのが運上家です。その中で現存する唯一のものが旧下ヨイチ運上家で，国指定の重要文化財となっています。