「沖縄こどもの国」なら子どもも大人も丸一日楽しめる!

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亜熱帯気候の島・沖縄本島の魅力は海だけではありません。泳げない時期でも楽しめる観光スポットがたくさんあるので、一度の訪問だけでは時間が足りないこともあります。しかし、小さい子どもを連れて旅行する場合などは、あまりあちこちに移動するのも大変でしょう。できるだけ1カ所で丸一日、さまざまな楽しめるスポットを利用するほうが便利ではないでしょうか。そこで、今回は那覇空港からもアクセスしやすいテーマパーク「沖縄こどもの国」のおすすめポイントや基本情報などについて詳しく紹介していきます。

「沖縄こどもの国」とは

「沖縄こどもの国」は、沖縄本島のほぼ真ん中に位置する多目的のテーマパークです。「沖縄こどもの国」には動物園や自然散策路、体験学習施設があるミュージアムのほか、沖縄の古民家を再現したエリアなどがあります。レンタカーを利用すれば那覇空港から1時間弱でアクセスでき、入場料もリーズナブルなので、子どもの多いファミリーのお財布にもうれしい観光施設です。また、常設展示に加えて楽しくて勉強になるイベントやスペシャルワークショップも頻繁に開催されています。そのため、子どもだけでなく大人にも十分楽しめるテーマパークです。

「沖縄こどもの国」にはバラエティーに富んだ観光施設が集まっているため、効率良くいろいろな要素を楽しめます。屋内展示も充実しているので、暑い時期や悪天候の場合でも安心して過ごすことができるでしょう。ここでは、「沖縄こどもの国」の魅力を5つ取り上げて、それぞれを詳しく紹介していきます。

沖縄の動物や自然に親しめる動物園と池、散策路

「沖縄こどもの国」の動物園には日本と世界の動物が展示されています。哺乳類や鳥類のほか、魚類やは虫類など、約200種類のさまざまな動物を間近に見ることができる場所です。なかには福島県二本松市の「東北サファリパーク」から寄贈された珍しいホワイトライオンもおり、東北と沖縄の交流のシンボルとなっています。土日祝日は乗馬体験、日曜日は先着30名限定で動物にエサをあげる体験も可能です。特に、ヤクシマザルやヨナグニウマ、リュウキュウオオコノハズクやアカショウビンなど沖縄固有種の珍しい動物に出会えるのがポイントとなっています。(※)

なかでも、アカショウビンは絶滅危惧種に指定されている希少な鳥類であり、自然環境や生態系を保護する大切さを感じさせてくれるでしょう。犬好きな人なら、縄文犬の一種であるリュウキュウイヌに出会える楽しみがあります。リュウキュウイヌは、「ふれあい広場」にいるのでなでてあげることも可能です。また、食べることが好きな人は沖縄在来種の豚であるアグーが生きた姿を見るのも面白いでしょう。「沖縄こどもの国」動物園では、沖縄固有の動物に関するイベント展示もよく開催しています。動物園の隣には大きな池を持つ「水とみどりの広場/バードウォッチングデッキ」があり、ペリカンや水鳥を眺めながら休憩や散策ができる場所です。さらに、池の上に渡された水上通路や池に沿って歩ける遊歩道でも自然との触れあいを楽しめるでしょう。土日祝日にはボートや釣り堀も利用できます。

※展示されている動物は状況により公開が休止される場合もあります。2018年12月現在、「うまんちゅ広場」でサル山の改築工事が行われているため、ヤクシマザルの公開と乗馬体験・エサやり体験は休止中です。

子どもと一緒に大人も楽しく学べる体験型博物館「ワンダーミュージアム」が面白い!

「沖縄こどもの国」内にある「ワンダーミュージアム」は、「理解と創造は驚きに始まる」のコンセプトのもと、沖縄で唯一のチルドレンズミュージアムとして活動しています。2014年4月19日にリニューアルオープンし、1階から地下2階までの3フロアで34点の常設展示を見学可能です。バラエティーに富んだ体験設備がたくさんあるのが「ワンダーミュージアム」の魅力といえます。実際に触れて動かしてみることによって子どもたちの好奇心が刺激され、知性の発達や理解度の向上が期待できるでしょう。

また、子どもの「なぜ?」に答えなければならない大人にとっても、自然科学の基礎知識や最新情報を楽しく学べる施設となっています。毎月、新しいワークショップやイベントを企画開催しており、その内容は「ワンダーミュージアム通信」や「沖縄こどもの国ブログ」などで告知されます。「ワンダーミュージアム」は屋内施設でエアコンも効いているので、動物園を歩き回って疲れたときや暑くて日差しを避けたい時間帯などに涼みながら利用するのも良いでしょう。小さい子どもが使いやすいサイズのトイレや授乳室、ベビールームもあります。

季節ごとのイベントが楽しい!

「沖縄こどもの国」ではクリスマスやお正月などに季節イベントを開催しており、沖縄県民や観光客が多く訪れます。「ワンダーミュージアム」が主催する2018年のクリスマスイベントを例にとると、クリスマスツリーの飾り付けや点灯式、プロのパフォーマーを招いたショーなどが人気です。また、沖縄の子どもたちが歌やダンスの練習成果を発表する機会にもなっています。その他、クリスマスツリーやリースなどを手作りするワークショップや、降り注ぐ雪を体験できる「クリスマスファンタジー」など、盛りだくさんの内容です。「沖縄こどもの国」動物園では、年末年始は新年の干支動物にちなんだイベントを企画しています。たとえば、2018年12月22日~2019年1月31日までは、2019年の干支であるイノシシに関連する「動物園特別企画展干支展」が開催。そのほか、1月2日・3日はスペシャルイベントも行われます。

また、12月下旬から1月上旬にかけてはイルミネーションイベントも開催され、沖縄最大級のイルミネーションツリーや沖縄ランタンなど、この時期にしか見られない魅力がいっぱいです。2018年のイルミネーションは12月22日から2019年1月6日まで開催されます。また、12月31日から1月1日にかけては年越しカウントダウンも開催。この期間は営業時間が変則的になり、夜間まで延長されます。(イベント日程により閉園時間が変更)

沖縄の伝統的な民家を見学できる!

「沖縄こどもの国」内にある「沖縄市ふるさと園」では、明治時代の終わりから大正時代の沖縄本島における農家のたたずまいが移設・再現されているところを見学できます。旧久場家住宅主屋(きゅうくばけじゅうたくしゅおく)は木造平屋建ての主屋に白いしっくいで固めた紅瓦屋根があり、沖縄映画に登場する沖縄伝統民家のイメージそのものです。門と建物の間に設けられた魔除けの壁「ヒンプン」を見ると、台風の多い沖縄の気候風土に合わせた生活上の工夫がわかります。同じ時代に本土にあった旧農家建物との違いに注目して見ると興味深いでしょう。

沖縄本島は第2次世界大戦の際に戦場となり激しい空襲も受けたため、歴史ある屋敷構えの多くは焼失してしまいました。さらに、戦後の生活様式の変化によっても昔ながらの民家が減少したため、現存する19世紀の民家は大変貴重な存在となっています。「沖縄市ふるさと園」は、このように失われつつある沖縄の歴史遺産を再現し未来の子どもたちに継承することを目的として作られました。沖縄に独特な伝統・生活文化や歴史を学べる場所であり、文化庁によって登録有形文化財に登録されています。

ランチ食べ放題バイキングレストランもあるチルドレンズセンター

「沖縄こどもの国」内にある「チルドレンズセンター」は「沖縄こどもの国」の営業活動を支援するボランティアの拠点です。子どもや子どもと接する大人を対象としたプログラムやイベントの会場としても知られており、「沖縄こどもの国」入園者は追加料金なしで入場できます。「チルドレンズセンター」建物にはレストラン「海族工房」も併設されており、こちらは「沖縄こどもの国」に入場しなくても利用可能です。

ここは沖縄の家庭料理をリーズナブルに味わえるファミリーレストランですが、地元の人が日常的に愛用するような沖縄の食堂の雰囲気を観光客が体験できる場所でもあります。しかも、11:00~15:00のバイキングタイムは定額で食べ放題なので、食べ盛りの子どもの数が多いファミリーに好評です。中学生以上は1,150円、小学生は700円、3~6歳の幼児は450円、2歳以下は無料で利用できます。15:00~17:00は「A定食」など沖縄の食堂に典型的なメニューを注文することが可能です。

「海族工房」にはテーブル席と座敷席のほか、動物園を見下ろせるテラス席もあるため、「沖縄こどもの国」に入場しなくても雰囲気を楽しめるのもポイントです。ただし、「沖縄こどもの国」の利用者が少ない場合は休業や早めに営業を終了することもあります。

「沖縄こどもの国」の料金

一般入園料金

  • 大人:500円
  • 中学生・高校生:200円
  • 4歳以上~小学生:100円
  • 3歳までの幼児:無料

ワンダーミュージアム入館料

  • 大人:200円
  • 4歳以上~高校生:100円
  • 3歳までの幼児:無料

レストラン「海族工房」食べ放題バイキング料金

  • 中学生以上:1,150円
  • 小学生:700円
  • 3~6歳の幼児:450円
  • 2歳以下:無料

「沖縄こどもの国」の割引クーポン

ニライカナイカード割引

ニライカナイカード(被災者支援カード)を入場券売り場で提示すると通常入場料・ワンダーミュージアム入館料が無料になります。(本人のみ有効)

  • 大人:500円→0円
  • 中学生・高校生:200円→0円
  • 4歳以上~小学生:100円→0円

「沖縄こどもの国」の営業時間

通常営業時間

  • 9:30~17:30(10~3月)/9:30~18:00(4~9月)

定休日

  • 毎週火曜日/12月30日~1月1日
    ※火曜日が祝日の場合は通常営業時間で営業し、翌日の水曜日が振り替え休業
    ※ゴールデンウィーク・春休み・夏休み・冬休み中は火曜日も営業
    ※その他、イベント開催時などは不定休
    ※沖縄本島が台風の暴風域に入った場合は臨時休業、暴風警報の解除後も園内の被害状況によっては休業する場合もあり
    ※年末年始などイベント期間中は閉園時間が夜間まで延長される場合もあるため、公式ホームページで確認したほうが無難"

「沖縄こどもの国」のアクセス

住所:沖縄県沖縄市胡屋5-7-1

公共交通機関を利用する場合

  • ゆいレール「古島/古島駅前」で琉球バス交通90番「知花線(具志川バスターミナル行)」に乗り換え、「中の町」下車後、徒歩13分
  • 沖縄市中心市街地循環バス「中の町」下車後、徒歩13分

車を利用する場合

  • 那覇空港より車で40~50分
  • 国道58号線を北上し「伊佐(交差点)」を右折して県道81号線に入り「普天間(交差点)を直進後、そのまま国道330号線へ進んで目的地「胡屋」へ(普天間交差点から約14分)

「沖縄こどもの国」にはメイン駐車場と東ゲート駐車場を合わせて450台を駐車できます。通常は問題なく利用できますが、ゴールデンウィーク・クリスマスや年末年始などのイベント時には満車になる場合もあるので、念のため周辺の有料駐車場もチェックしておくと安心です。

「沖縄こどもの国」の駐車場

名称:「沖縄こどもの国」メイン駐車場
住所:沖縄県沖縄市胡屋5-7-1
営業時間:9:30~17:30(10~3月)/9:30~18:00(4~9月)※イベント時を除く
駐車台数:120台
料金:無料割引なし

名称:「沖縄こどもの国」東ゲート駐車場
住所:沖縄県沖縄市胡屋5-7-1
営業時間:9:30~17:30(10~3月)/9:30~18:00(4~9月)※イベント時を除く
駐車台数:230台
料金:無料割引なし

周辺駐車場
名称:タイムズ園田1丁目
住所:沖縄県沖縄市園田1-15
営業時間:24時間
駐車台数:14台
料金:200円/60分(駐車後24時間の最大料金600円/8:00~20:00は最大料金300円)※「沖縄こどもの国」利用による割引なし


名称:タイムズ胡屋十字路
住所:沖縄県沖縄市胡屋2-1
営業時間:24時間
駐車台数:7台
料金:200円/60分(駐車後24時間の最大料金600円)※「沖縄こどもの国」利用による割引なし

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