無料で動物をたくさん見よう!レトロな雰囲気も楽しい桐生が岡動物園

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長い歴史を持つ桐生が岡動物園は群馬ではとても有名です。子どもから高齢者まで、幅広い人気を誇っています。料金が無料にも関わらず、たくさんの動物がいるため、1日中楽しむことが可能です。建物のレトロな雰囲気を楽しむのも一興ですし、自然に囲まれた公園内でピクニックをするのも良いでしょう。夏は水族館ですずみつつ、珍しい魚を観察しても面白いです。ここでは、桐生が岡動物園の概要、おすすめポイント、割引の有無、アクセスなどについてまとめています。

群馬県では知らない人はいない?桐生が岡動物園とは

桐生が岡動物園は子どもの遊び場、遠足の場所として、群馬県のなかでは高い知名度があります。歴史がある動物園だけあって、どこか懐かしい独特な雰囲気が漂っているのも人気の一因でしょう。桐生が岡動物園は1953年の4月1日に開園しました。開園後は施設を徐々に充実させ、現在ではライオンやキリンなど、定番の動物はひととおりいる状態です。2018年12月1日時点で、全120種の動物が飼育されています。少し小さめですが、水族館があるのもポイントです。桐生が岡動物園は自然に囲まれた桐生が岡公園の中にあるため、ハイキングにも向いている場所といえるでしょう。都会の喧騒に疲れた人ならきっと癒されます。春には桜が満開になり、とてもきれいです。これを見るためだけでも、行く価値はあります。

子どもから高齢者まで、誰でも無料で1日中楽しめる

桐生が岡動物園のもっとも魅力的なポイントは、入園料が無料なところです。群馬県は無料で遊べるスポットがいくつかありますが、桐生が岡動物園はその中でも特に人気があります。無料の動物園というと、動物が少ないイメージを抱くかもしれませんが、桐生が岡動物園は普通の動物園に引けをとりません。ライオンやキリンなどの大型動物はもちろん、子どもが大好きなウサギやペンギンもいますし、クモザルやマントヒヒといった少し変わったサルがいるのも魅力です。これらをすべて無料で見られるなんて、驚きですよね。

確かに、都市型の巨大な動物園と比べてしまうと、少し小規模な動物園なのは事実でしょう。しかし、小さい分、動物との距離感は近いです。他の動物園よりもアットホームなところが、桐生が岡動物園の売りといえます。桐生が岡動物園は桐生が岡公園の中にあるため、樹木がたくさん茂っており、自然に囲まれています。4月、5月ごろになると桜をはじめとした、多くの樹木が花を咲かせるため、とてもきれいです。動物を見るだけでなく、散策やハイキングを楽しむのも一興でしょう。動物目的の親子連れが多いですが、散策目的で訪れる大人や高齢者もたくさんいます。もし子どもが動物に飽きてしまったら、近くの遊園地に行ってみてもよいでしょう。遊園地は遊具を利用するときにはお金がかかりますが、入園料は無料です。桐生が岡動物園と同様に遊園地も、レトロで味わい深い施設となっており、散歩だけでも楽しむことができます。

大人気のライオン!チャコとライラは桐生が岡動物園のスター的存在

数多くいる動物のなかでも、トップクラスの人気なのがライオンです。桐生が岡動物園には2018年8月15日の時点で、オスとメスの大人のライオンが1匹ずついます。オスライオンの名前はチャコで、2015年3月26日に富士サファリパークで生まれました。桐生が岡動物園にやってきたのは、2015年12月14日です。チャコは立派なたてがみでいかにも百獣の王といった風貌ですが、性格はちょっぴり臆病です。そのギャップが逆にかわいいところかもしれません。

メスライオンの名前はライラといいます。2015年6月19日にチャコと同じく、富士サファリパークで生まれました。入園日に関してはチャコとまったく同じ2015年12月14日となっています。2匹はまったく同じ日に入園したのです。チャコとライラの間には3匹の赤ちゃんが生まれましたが、そのうちの1匹であるオリトは北海道の旭川市旭山動物園に引っ越しました。ライラは好奇心旺盛で、やんちゃな性格をしています。ライオンの家族で狩をするのはオスではなく、メスの仕事です。オスライオンのチョコがのんびりしたマイペース屋なのに対し、メスライオンのライラがアクティブなのは、本能的なものが関連しているのでしょう。

2016年3月25日に新しいライオン舎が作られました。このライオン舎のセールスポイントは大きな強化ガラス越しに、ライオンが間近で見られるところです。ガラスの前に設置されている台の上にチャコとライラはよく登っています。相当に近い距離で見れますので迫力は満点でしょう。桐生が岡動物園に訪れた際には、ライオンを見にいくのがおすすめです。ライオンを見るときには目に注目してみましょう。ライオンはネコ科の動物ですので、暗い場所では大きく瞳孔が開き、黒目になりがちです。明るい場所になると、ネコの目は縦に細長い形となりますが、ライオンは小さい丸い点になります。

開放的な雰囲気のクモザル舎も見逃せない

桐生が岡動物園で独特な存在感を放つ動物といえば、クモザルです。見た目が真っ黒、長い手足、ものを器用につかめる尻尾など、クモザルにはユニークなところがたくさんあります。クモザルの尻尾は先端と内側には毛がありません。毛がない部分には尾紋と呼ばれる人間でいうと指紋のようなものがあります。また、クモザルの手は人間とは異なり、親指がありません。木の上で生活をしているクモザルは手をフックのようにひっかけて、木から木へ移動します。長年そのような暮らしをしているため、親指が退化した説が有力です。手の指が4本のみのため、人間のようにつまんでごはんを食べられません。エサは基本的に細長く切ったものを与えるようにしています。

桐生が岡動物園にはクモザルを思う存分見ることができるクモザル舎があります。場所は園内の真ん中付近に位置しているので、わかりやすいでしょう。クモザル舎は上下どちらからでも観察ができます。上から見たときは、柱に登ったクモザルと同じ景色を体験できるでしょう。高さはだいたい5mぐらいです。下から見たときは、クモザルが頭上で腕渡りをしている姿を見上げる形となります。近くで見たい場合は横に回りこむことによって、ガラス1枚越しでクモザルの体の特徴をじっくりと見られるでしょう。クモザル舎では、柱が木のように配置されています。この柱のおかげで、クモザルが木の上で生活しているような様子を楽しめるのです。また、クモザル舎の下部分には檻がありません。クモザルは水に入らない習性を持っており、池があればそこから先にはいかないのです。池を檻の変わりにすることによって、開放的な空間を作り出しています。池には鯉や金魚がおり、クモザルは魚たちに興味津々です。その様子を観察するのも面白いのではないでしょうか。

夏はひんやりで幻想的?水族館にも行ってみよう

桐生が岡動物園には水族館もあります。水族館で人気があるのはピラニアです。ピラニアというと、肉食で怖いイメージを抱く人は多いでしょう。しかし、実際は小さくかわいらしい魚で、性格はかなり臆病です。いたずらなどでガラスを叩くと驚いてしまい、餌を食べなくなる場合もあります。できるだけ、そっと見守ってあげるようにしましょう。ピラニアと同じぐらい人気がある魚として、水族館にはオスカーもいます。オスカーは別名、アストロノータスとも呼ばれます。赤と黒の縞々模様がとても美しく、観賞用として需要のある魚です。本来はアマゾンやパラグアイに生息しています。

水族館では例年、夏になると「ひんやり水族館」が開催されます。水族館内を冷房でひんやりとさせ、照明を水槽だけに当てることによって、幻想的な雰囲気を作り出すイベントです。また、2018年には桐生市内の幼稚園や小学校から水族館をにぎやかにする作品を提供してもらいました。魚や亀を描いたもの、動物のお面、粘土など、どれも元気溢れる作品ばかりです。桐生が岡動物園が地元の人からとても愛されているのが、伝わってきます。

2018年に作られた「小川の生き物」水槽も好評です。この水槽には身近にいるものの、目にする機会が減ってきた魚類や両生類などが展示されています。メダカ、タニシ、ザリガニなど、昔はどこにでもいた小川の生き物ですが、その数は減少の流れです。なかには絶滅危惧種や準絶滅危惧種に指定された生き物もいます。「小川の生き物」水槽では生息地に限りなく近い環境を再現し、そのような生き物を飼育しています。特に人気なのはアカハライモリです。岩の隙間からひょっこり顔をだす瞬間を見逃さないようにしましょう。

レトロな景観と豊かな大自然!桐生が岡動物園の魅力

桐生が岡動物園は都会にある動物園などと比べると、一昔前の風景です。フェンスは少しほこりっぽいですし、ペンキがところどころはげた手すりもそこかしこに見られます。この古臭さは人によってはデメリットですが、逆にそこに興味を持つ人も少なくはないでしょう。桐生が岡動物園を一言で表現するのであれば「昭和」です。昭和生まれの人からすると、昭和の懐かしさはたまらないものがあります。

また、動物園が丘陵地にあることから、すぐそばまで山影が迫る風景も、魅力的です。都会の人からするととても新鮮に感じるでしょう。動物だけでなく、この豊かな自然をゆっくりと楽しむのが桐生が岡動物園の真骨頂といえます。道は少し傾斜があるものの、段差は少ないです。ベビーカーで散策するのも十分可能でしょう。赤ちゃんを自然に触れさせているお母さんもたくさんいます。北門にはベビーカー貸出所があり、そこはウサギやフラミンゴなど、子どもが好きな動物が多い傾向です。小さい子どもがいるのであれば、まずはそこから散策していくのがよいかもしれません。

子どもに大人気!飼育員体験が楽しい

桐生が岡動物園は夏になると、市内の小学6年生を対象に1日飼育員のイベントを開催しています。応募する子どもが多く、抽選になるケースが多いです。抽選にはずれてしまっても、半日飼育体験が用意されています。1日飼育員に比べると時間は短くなりますが、やることはほぼ同じです。参加した子どもたちからは「楽しい!」という声が多数あがっています。

1日飼育員に参加した子どもたちは、グループに別れ、掃除や餌づくりをするのが仕事です。ペンギンのプールの水を抜いて、たわしでコケを落としたり、調理場で動物の餌を作ったりします。野菜や果物の重さをしっかりと図り、包丁でサイズを整えて、それぞれが担当する動物の餌を用意しました。特にキリン舎で実施された餌やり体験に子どもたちは大興奮です。自分の餌を食べてもらおうと必死になっている子どもたち見ているとほほえましい気分になるでしょう。

その他にも「ライオンの習性実験」や「水族館裏側見学」など、子どもが喜ぶイベントがたくさん行われています。モルモットと触れ合うコーナーではいつも長い行列ができるほど人気です。モルモットをなでたり、じっと見つめたり、子どもたちはそれぞれにふれあいを楽しむことができるでしょう。最後は女神像の前で記念写真撮影をするのがいつものパターンです。暑い中でのイベントになりますが、1日飼育員に参加した子どもたちにとっては夏休みの良い思い出になるでしょう。

桐生が岡動物園の料金

桐生が岡動物園の料金は無料です。

定休日はなし!桐生が岡動物園の営業時間

開園時間

  • 9:00~16:30
    (水族館は9:00~16:00まで、こども動物コーナーは10:00~13:00まで)

休園日

  • なし

基本、上記時間で営業をしていますが、天候や体調によっては見られない動物がいます。

駅からは歩きでいける!桐生が岡動物園のアクセス情報まとめ

公共交通機関を利用する場合

  • JR両毛線線「桐生駅」の場合、徒歩で約15分、上毛電気鉄道「西桐生駅」の場合、徒歩で約10分。

車を利用する場合

  • 北関東自動車道「太田桐生IC」から約30分

桐生が岡動物園の駐車場
施設内の駐車場で、動物園に近くて便利なのは第1駐車場です。駐車台数は約60台となっており、料金は無料になります。駐車場は第1から第6まであるので、比較的余裕はあるといえるでしょう。しかし、夏休みなど、動物園が繁忙期のときは施設内の駐車場が満車になる場合もあり得ます。そのようなときは、動物園から徒歩10分程度の水道山公園駐車場が便利です。

名称:水道山公園駐車場
住所:群馬県桐生市小曾根町3-69
営業時間:8:30~19:00
駐車台数:20台
料金:利用客であれば料金は無料

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