【徹底解説】成田市の日帰り温泉「龍泉の湯」の 料金・割引・アクセス情報!

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“秘湯の一軒宿”をコンセプトに営業する「湯けむり天然秘湯 龍泉の湯(以下、龍泉の湯)」は、2017年6月に開業した千葉県成田市の日帰り温泉施設。天然温泉・高濃度炭酸泉・ロウリュサウナを備えた浴室があり、館内の食事処「稲の穂」で食べられるかまど飯もおいしいと大評判!成田空港や成田山新勝寺からも近く、旅行帰りに立ち寄るのにもぴったりです。今回はそんな龍泉の湯を訪れて、数々の魅力を探ってきました。

湯けむり天然秘湯 龍泉の湯とは?

「湯けむり天然秘湯 龍泉の湯」の名前の由来は、この地に伝わる龍の伝説からきています。干ばつから人々を助ける雨を降らせてくれた龍は、大龍神の怒りに触れて3つに切り裂かれてしまったのだそう。ここで湧く温泉を龍の恵みと捉え、施設は「龍泉の湯」と名付けられました。

大浴場内湯には、天然温泉・電気風呂・ジェットバス・水風呂、露天風呂には、天然温泉・高濃度炭酸泉・つぼ湯があり、このほかに「ロウリュサウナ」があります。

館内の食事処「稲の穂」は、バリエーション豊富なかまど飯(釜めし)が自慢!館内の休憩スペースにはリクライニングチェアがあり、庭園を眺めつつゆったりと過ごす癒しの時間を楽しめます。

最初に外観を目にして感じたのは、玄関周りの植え込みの見事さ。庭石、花木、灯籠などを配置し、高級感を醸し出しています。露天風呂や1階の休憩スペース前にはちょっとした庭園があり、こちらも手入れが行き届いています。

実は館内の露天風呂や庭園は、千葉県の庭師・加藤平一氏の作庭によるもの。玄関前の庭園には、2匹の夫婦龍になぞらえた石がデザインされています。

 

・龍泉の湯の入館手続きは?

入館したらまず靴箱に靴をしまい、券売機で入館チケットを購入してからフロントで靴箱のキーとリストバンドを交換します。このリストバンドは退館時に必要なので、滞在中はなくさないように注意しましょう。

お次は大浴場へ…といいたいところですが、その前にやっておきたいことがあります。それは館内の食事処「稲の穂」でのかまど飯の予約。炊きあがるまで20~30分かかるので、お風呂に入る前に予約しておくと、ちょうどお風呂上がりのタイミングで炊き立てが食べられます。

 

湯けむり天然秘湯 龍泉の湯のお風呂の特徴を一挙紹介!

それではさっそく、龍泉の湯のお風呂を覗いてみましょう。フロントで受け取ったリストバンドを手首に通したら、暖簾をくぐって脱衣所へ。ちなみに男女別の暖簾の手前からスマートフォンやカメラの使用は禁止になります(※記事中の写真は営業時間外に許可を得て撮影させていただいたものです)。

脱衣所のロッカーは好きな場所を使えます。女湯のパウダールームにはオリエンタルな香りを楽しめる「クラシエ ZIRA(ジーラ)」シリーズの化粧水と乳液が設置されていて、通常のドライヤーのほかに100円でダイソンの高級ドライヤーも使えるようになっていました。

浴槽には、含よう素-ナトリウム-塩化物強塩温泉の自家源泉に、市内で湧いているほぼ同じ泉質の別源泉及び井戸水(地下水)をブレンドしたお湯が注がれています。水風呂や高濃度炭酸泉といったその他の浴槽には、井戸水が使用されています。

洗い場のアメニティは男女ともに充実。「クラシエ ZIRA」のシャンプー、コンディショナー、ボディーソープが各洗い場に完備されています。立ってシャワーを浴びるタイプの洗い場もあり、こちらはスペースを広く使いたい方におすすめです。

 

・内湯は昔の湯治場を思わせるノスタルジックな雰囲気!

龍泉の湯の大きな特徴は、秘境にある温泉郷を思わせる風情に溢れた内装です。

ここは2017(平成29)年、すなわち平成の終わりごろにオープンした日帰り温泉なのですが、浴室の雰囲気は老舗の温泉旅館そのもの。とくに天井を見上げると、年月を経て使い込まれた湯治場のような趣が感じられます。確かにコンセプト通り、秘湯の一軒宿のような見た目です。

どこか懐かしさを感じる空間で、湯気が立ち込める天井を見上げてほっこり。非日常をたっぷり味わえる温泉なら、普段よりもリラックスできそうですね。

 

・内湯の大きな温泉浴槽でゆっくり温まろう

男湯女湯ともに内湯のラインナップは、温泉浴槽・ジェットバス・水風呂の3つ。内湯と露天風呂の間には、ロウリュサウナが設置されています。

内湯の浴槽の中でもひときわ大きいのが、天然温泉の浴槽。温泉は黄色っぽい色をしていて、油のようなにおいがします。本来の源泉は少し白く濁っているそうですが、濾過(ろか)しているためほぼ透明になっています。

泉質はアルカリ寄りの中性で、すべすべとした肌触りが特徴。塩化物の多い泉質なのでとてもよく温まり、湯冷めしにくいのが特徴です。

 

・温泉浴槽の一角で「電気風呂」を体験!

温泉浴槽の一部は電気風呂になっており、座ることで腰や背中に電気刺激を与えられます。温泉の効能とピリピリとした電気の刺激を両方味わってみたい方にはおすすめ。温泉の状態によっては、電流の設定が同じでも強さに違いを感じることもあるそう。初めての方は注意して入ってくださいね。

 

・体を揉みほぐしたいなら「ジェット風呂」へ!

ノズルから出るジェット噴流で腰や背中をほどよくマッサージしてくれるジェット風呂。男湯も女湯も4人まで並んで利用できます。勢い良く吹き出すジェット噴流は強力で、腰痛持ちに人気のお風呂です。

 

・ひんやり天然水の水風呂でリフレッシュ

サウナの後に利用することが多い水風呂も、天然水の井戸水を利用しています。5人ほどが入れる余裕のある作りなので、火照った体をじっくりとクールダウンできますよ。

 

30分に1回のオートロウリュが楽しめるサウナ

龍泉の湯のサウナは、フィンランド式サウナを日本に広めたメトス社製の本格派。室内のデザインもどこかクラシカルで、ボーダー柄のサウナマットも含めてとてもおしゃれな雰囲気です。

温度は中高温で、じっくり入るのにちょうどいい熱さに調整されています。さらに30分に1回、アツアツのサウナストーンが積み上げられたヒーターに自動でシャワーが降り注ぐ「オートロウリュ」がスタート!部屋全体にじわっと熱波が巡るので、ロウリュ後の室内はかなりの熱さになります。

3つの段差があるので温度調節もしやすく、アツアツが好きな方からロウリュ初心者まで誰もが入れるサウナです。オートロウリュの時間帯を狙って、お好みの熱さ加減でサウナを楽しんでください。

 

・冷水機がサウナの近くにあるうれしい配置

一般的なスーパー銭湯などでは脱衣所に置かれることが多い冷水機・給水器ですが、龍泉の湯ではサウナのすぐ近くに設置されています。

サウナを利用する前後には水分補給が欠かせません。たっぷり水分をとってからサウナに入ったほうが、発汗効果も上がるというもの。こまめに水を飲みつつ休憩できるのはうれしいですよね。

 

・露天風呂は美しい庭園のデザインも見どころ

次に紹介するのは露天風呂エリア。外に出てまず目に入るのは、行く手を遮るような背の高い石。そしてその奥に「高濃度炭酸泉」「天然温泉の浴槽」「つぼ風呂」が並んでいます。

つぼ風呂のさらに奥には庭園があり、こちらも玄関前と同様に庭師の加藤平一氏による作庭です。塀を覆うように植えられた木々の上に外の山が見え、まるでひとつなぎの風景のようにも見えます。

男湯には紅梅、女湯には白梅を植えるなど、庭師ならではのこだわりが随所に盛り込まれているのもポイント。花々や色づくモミジが露天風呂に季節感をもたらしてくれます。

 

・少しの入浴で体がぽかぽかに!露天風呂の「高濃度炭酸泉」

露天風呂で最初にチェックしたいのが、高い人気を誇る「高濃度炭酸泉」。浴槽はゆったりめのサイズで、隣の温泉浴槽とともに屋根付き。雨の日や日差しの強い日でも安心して利用できます。

通常、お湯1リットルに対して炭酸ガスが1,000ppm以上溶け込んでいるものを高濃度炭酸泉と呼びますが、龍泉の湯では贅沢にも1,300ppm以上を溶け込ませています。

炭酸泉は泡がたくさん付くほど効果も高いと思われがちですが、実はどれだけ肌から体内に炭酸ガスが吸収されるかのほうが大切。龍泉の湯の高濃度炭酸泉は見た目以上に多くの炭酸ガスを体内に届ける働きがあり、血の巡りをより促進してくれます。ぜひ入浴して実感してください。

毎週火曜日には、高濃度炭酸泉が変わり湯になります。ローズマリーやミントなどの生ハーブを浮かべたり、冬の柚子湯、端午の節句の菖蒲湯など季節を感じるお風呂になったりと、バリエーションはさまざま。時にはリンゴが50個浮かぶこともあるそうですよ。

 

・庭園を眺めつつ温泉を堪能できる「天然温泉岩風呂」

高濃度炭酸泉の隣の岩風呂は、ゆったりと入れる天然温泉です。岩風呂に入りながら庭園を眺めていると、間近に滝のような庭石や花をつけた低木が見えて、市街地とは思えない豊かな自然風景が味わえます。

 

・5つ並んだ陶器の「つぼ風呂」も人気!

ザブンとお湯を溢れさせて独り占めできるつぼ風呂は、どこのお風呂屋さんでも人気です。龍泉の湯では、そのつぼ風呂をなんと5つも設置!どれに入ろうか迷っちゃいますよね。

つぼ風呂に入っているのも天然温泉。綺麗な緑色のお湯に見えますが、つぼの内側が元々エメラルドグリーンなので、黄色っぽい温泉の色と相まってそんな色に見えるそうです。

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