【おすすめ8選】広島県絶景紅葉スポットまとめ。宮島や帝釈峡など広島の紅葉名所を紹介

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色鮮やかな紅葉を望める名所が数多く存在する広島県。合計700本の樹々が一斉に赤く染まり、その中を鹿たちが歩きまわる「宮島・紅葉谷公園」から、広島屈指の景勝地「帝釈峡」をはじめ山全体が朱色に染まる地域の憩いの場など個性豊かなモミジ狩りが楽しめます。ぜひ周辺観光とともに紅葉シーズンならではの賑わいを満喫してみてはいかが!? 

ファミリーはもちろん、カップルや一人旅、仲間と大切な相手と一緒にと、訪れる人を選ばず全員を包み込む美しさが迎えてくれます。今回は広島県でとびっきりの紅葉が楽しめる紅葉名所を8箇所ご紹介します!

1.広島の一大名所。700本の紅葉が赤く染まる様子は圧巻「宮島・紅葉谷公園」

広島県下随一の紅葉スポット「宮島・紅葉谷公園」。天然記念物に指定される弥山原始林の麓にあり、緑豊かなロケーションが魅力です。毎年11月中旬から下旬にかけてカエデやモミジなど、合計700本の樹々が朱色に染まります。イロハカエデが約560本、オオモミジ約100本にウリハダカエデやヤマモミジなど種類豊富な紅葉が楽しめます。ピークを過ぎると落葉した紅葉が絨毯のように地を覆う姿は圧巻のひとこと。その美しさに誰もが思わず見入ってしまうほど。

なお、炎のように木々が染まる秋の公園も素晴らしいのと同時に、春や夏の木々が青々とした生命感あふれるグリーンシーズンもおすすめ。桜が咲き終わり、公園が新緑に包まれるシーズンはとても静かで、のんびりした空気が漂っています。そのなかをゆっくり散歩すれば、心が一気に癒されることでしょう。ぜひ年間を通して訪れてみては!? なお、同公園内の「紅葉谷川庭園砂防施設」が2020年に重要文化財として、戦後に造設された歴史的価値の高い施設として指定されました。

2.大渓谷にかかる紅葉を渡し舟からじっくり眺めよう「三段峡」

国の特別名勝に指定される広島県山県郡安芸太田町「三段峡」。全長約16kmにも及ぶ大渓谷は三段峡入口から聖湖まで続いています。5大景観とされる黒淵、猿飛、二段滝、三段滝、三ツ滝は必ず訪れておきたい景観スポットです。

秋の紅葉シーズンは、山水画を彷彿させる渓谷のコントラストと相まって絶景の一言。10月下旬から11月下旬ごろが見頃です。山水画を彷彿させるその雄大さに包み込まれる。秋の紅葉が特に美しく、遊歩道を歩きながら、渡船に乗りながら、車中からと、さまざまな角度から紅葉鑑賞が楽しめます。渓谷美と紅葉のあわさった美しさは実に壮麗で、多くの観光客に愛されています。

遊歩道から眺める紅葉も見事ですが、「黒淵渡舟」(高校生以上往復500円/中学生以下400円/幼児無料)や「猿飛渡舟」(中校生以上往復500円/小学生以下(幼児含む)300円)などの渡し船から迫力のアングルも一度は見ておきたい景観が広がります。ぜひ陸から水上から異なる視点で紅葉を眺めてみてはいかがでしょう。なお、グリーンシーズンはSUPやカヤックなどの川遊びも楽しめますよ。

3.遊歩道散策、40分間湖上から。どちらも絶景「帝釈峡」

広島屈指の景勝地「帝釈峡」は、国の名勝指定されている広島観光の観光スポット。南北約18kmの渓谷は広島県庄原市東城町と神石郡神石高原町にまたがっており、比婆道後帝釈国定公園の主要景勝地です。広島市内から2時間以内で訪れることができます。

上帝釈エリアには、浸食作用で生まれた天然の橋「雄橋」や散策が楽しめる人工湖「神龍湖」が中央にあり、小半蔵には約1.5kmにも及ぶ紅葉樹のトンネルがあります。秋の紅葉の見頃には、散策コースや遊覧船を利用し湖面からと、その美しさを愛でることができます。

特に湖の周囲を囲む紅葉を思い切り楽しむならば遊覧船利用がいちばん。湖面に映る紅葉と渓谷の絶景は息を飲むほど。「帝釈峡遊覧船」(大人1,500円/小人(小学生)750円)は約40分ほどかけて、のんびりとクルージングができるうえ、各名所の音声案内もあるため、初めて訪れるならば迷わず利用を。なお、湖畔の遊歩道ではまさに赤やイエローの紅葉に包まれるような体験も可能。「神龍橋」に「紅葉橋」や「桜橋」3つの赤い橋を渡りつつ湖畔1周するのに1時間半から2時間ほどかけて、紅葉が楽しめます。少し多めに時間をとっておくとゆったりできておすすめです。

4.昼間の美しさとともに夜のライトアップも見応えあり「佛通寺」

1397年に沼田高山城主・小早川春平が名僧・愚中周及禅師を迎えて開かれた「佛通寺」。禅道場としても日本屈指と呼ばれ、臨済宗佛通寺派の大本山として年間を通してさまざまな行事が行われています。愚中禅師が植えたとされるイヌマキは広島県の天然記念物に指定されるほどの巨大な木です。

自然環境に恵まれた境内は秋の紅葉が大変美しく、11月初旬から中旬にかけてが見頃。参道側の永徳院・正法院の塔頭と紅葉の美しさや、佛通寺本寺の結界である仏道寺川に掛かる「巨蟒橋」から眺める景色はまさに日本ならではの風情が感じられる景色が広がります。もちろん絨毯のように敷き詰められたモミジも見事。

また、シーズン中は夜間ライトアップも開催され、普段と違った幻想的な紅葉が眺められると話題。広島県内でも指折りの紅葉スポットなので、広島で紅葉狩りを楽しむ際には絶対に外せないスポットです。なお、この紅葉シーズン中は拝観料が必要です。

5.国宝「金堂」とともに紅葉を眺めて歴史に思いを馳せよう「不動院」

広島中心部からのアクセスが抜群の真言宗別格本山「不動院」は、平安時代に僧空窓もしくは行基によって創建されたと伝えられている寺院。室町時代に足利尊氏、直義兄弟が諸国に置いた安国寺でもあり、一時は荒廃していたものを、戦国時代に秀吉の側近だった安国寺恵瓊によって復興されました。

国の重要文化財「楼門」「鐘楼堂」とともに眺める紅葉はもちろんのこと、国宝「不動院金堂」とともに眺める色づいたモミジはまさに絶景。悠久の時を感じずにはいられないはず。美しく手入れされた境内の木々とともに、素晴らしい建築物もともに愛でましょう。境内のモミジは一箇所ではなく、複数の場所に植えられているため、自分自身のベストスポットを探す楽しみも。11月下旬ごろが見頃となっています。

なお、牛田新町から矢賀一里塚の間に位置する、由緒ある神社や仏閣、史跡を繋いだ散歩コースが「二葉の里歴史に散歩道」のスタート地点でもあるので、訪れたならばぜひコースも巡ってみてはいかかでしょう。

6.山全体がモミジの赤に染まる紅葉の名所「尾関山公園」

比熊山の南側に位置する尾関山の都市公園「尾関山公園」。春は桜が美しく咲き乱れ、秋には朱色に雅に染まる紅葉を鑑賞できる自然公園です。ともに桜とモミジの名所として地元民に愛されています。山頂には、開放感抜群の展望台があり、三次町や十日市の街並みを一望できます。

山を一周する遊歩道も整備。遊歩道脇には木々が茂り、紅葉シーズンにはトンネルを潜るような形でモミジ狩りが満喫できます。見頃は毎年10月下旬から11月中旬にかけて。山全体がモミジの赤で染まる姿は圧巻です。忘れて幻想的な赤色の世界へと没入しましょう。

なお、駐車場側の枯山水の池「清心池」付近からもモミジが手軽に楽しめ、進むごとに紅葉が深くなっていきますよ。なお、ベストシーズン中は、昼間はもちろん幻想的に木々を照らす夜間ライトアップも実施。期間限定のお楽しみとして多くの人で賑わいます。

7.実業家が建立した愛に溢れるお寺でモミジ狩り「耕三寺・耕三寺博物館」

広島で美しい紅葉が見られるスポットのひとつ「耕三寺・耕三寺博物館」は、大阪の元実業家耕三寺耕三氏が母親への感謝の意を込めて建立した浄土真宗本願寺派の寺院。「母の寺」とも呼ばれており、境内にはカエデやモミジなどが多数植えられ、秋には見事な紅葉が楽しめます。

紅葉で赤く染まった境内と国の登録有形文化財の堂塔とのコントラストも非常に美しく、これらの景色は「耕三寺」だからこその景観。見頃は毎年11月中旬から11月下旬にかけて「耕三寺紅葉狩り」も開催されます。季節の花々や紅葉をはじめ年間行事を楽しみたいならば「年間フリーバス券」(3,000円)の購入がおすすめ。

なお、境内には「カフェクレオール」を併設。彫刻家・杭谷一東氏が手がけており、調度品もオリジナルデザインです。モミジ狩りで色彩に溢れたならば、ちょっとひと息立ち寄ってみてはいかがでしょうか!?

8.朱色に染まる山で登山が楽しめる「瀬戸内海国立公園 極楽寺山 憩いの森」

日本一広大な国立公園「瀬戸内海国立公園」内に位置する「瀬戸内海国立公園 極楽寺山 憩いの森」。広島県内でも観光客から地元民まで愛される紅葉スポットです。山頂一帯が「憩いの森」となっており、宮島,似島の浮かぶ瀬戸内海を見下ろすことができ、その絶景にうっとり。特に晴れた日には四国山地も見ることができます。山頂一帯は「憩いの森」となっており、秋には美しい紅葉を見ることができ、展望台の景色とあわせて楽しもうと多くの観光客が訪れる人気スポットです。

登山ルートも整備され、登るたびに空が近くなるとともに、紅葉が眺められるのが特徴。空の青と紅葉の赤のコントラストを思う存分楽しめますよ。もちろん霧のなかにうかぶ紅葉の妖艶な姿も一度は見てほしい絶景です。

なお、頂上付近の「極楽寺」が紅葉スポットとして人気。お寺の周りのモミジが一気に色づき華やかな世界を演出します。なお、山には「極楽寺山キャンプ場」なども併設。ハイシーズンにはジ常設テントが40基ほど設置されるので、ファミリーやカップルで気軽にデイキャンプも楽しいでしょう。

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