岡本太郎記念館 生命力の爆発を感じる都会の隠れ家にようこそ

あそびのジャンル
タグ

岡本太郎記念館は、東京・南青山に建つ一軒家。岡本太郎が50年近くを過ごした自宅であり、アトリエだった建物です。太陽の塔をはじめとした作品が生まれた「爆発空間」、岡本太郎記念館をご案内します。

岡本太郎記念館とは

岡本太郎の自宅兼アトリエを公開している岡本太郎記念館。戦争で焼失した岡本邸の跡地に、太郎さんの友人でル・コルビュジエの弟子である坂倉準三設計のアトリエが建造されたのは、1954年のことでした。それから1996年に亡くなるまでのおよそ50年、太郎さんはここで作品の構想を練り、制作をおこなってきました。

ここがすごい! 岡本太郎記念館のオススメポイント

1.自由に撮影できる

館内・庭ともに自由に撮影することができます。なんと、太郎さんと記念撮影をすることもできるんです! ただし、作品保護のため、館内のフラッシュ撮影は禁止されています。


2.オブジェに触れて楽しめる

館内の展示物に触れることはできませんが、お庭では作品に触れたり座ったり、音を鳴らしたりして楽しむことができます。

岡本太郎記念館へのアクセス

岡本太郎記念館は、東京メトロ銀座線、千代田線、半蔵門線の「表参道」駅より徒歩8分、都営バス(渋88甲系統・新橋駅前行/渋谷駅行)の「南青山六丁目」バス停より徒歩2分です。

ここでは、「表参道」駅からの歩き方をご説明します。

表参道駅B1出口を出たところです。「南青山五丁目」の信号が前方に見えます。

「南青山五丁目」を左折して骨董通りに入りましょう。そこからは、400メートルほど直進します。

スターバックス・コーヒーの先にある信号を左折します。

最初のT字路、黒い家の手前を右折すると、左手前方に岡本太郎記念館が見えてきます。

緑豊かな一軒家、岡本太郎記念館に到着です!

岡本太郎記念館に駐車場はありませんが、建物の正面にコインパーキングがあります。料金は400円/12分。3時間以内最大3,000円です。

岡本太郎記念館の料金

通常料金

  • 一般:620円
  • 小学生:310円

割引クーポン

WEBで公開されている割引クーポンを印刷して持参すると、入館料が割引になります。ただし、こちらのクーポンはプリント限定。スマホの画面提示などでは割引を受けることができないのでご注意を。

  • 大人620円→520円
  • 小学生310円→210円

クーポンを確認する

岡本太郎記念館の館内をご案内

 

それでは、館内に入ってみましょう。観覧所要時間は、ゆっくり回って30分ぐらいです。館内、お庭とも自由に撮影することができますが、館内のフラッシュ撮影は作品保護のために禁じられています。

岡本太郎記念館は太郎さんの自宅兼アトリエだったところ。ドアを入って左手の受付でチケットを購入したら、靴を脱いであがりましょう。なお、ドアの手前にある販売窓口は現在閉鎖されています。

1階 サロン&アトリエ(常設展示)


建物の右側部分が、1954年に建てられた自宅兼アトリエです。受付のある建屋は、記念館として公開する際に増築されました。

入ってすぐにサロンがあります。太郎さんはここで取材を受け、来客の応対をしていました。その当時から、太郎さんの作品が飾られていたそうです。

「坐ることを拒否する椅子」、そして現在は閉館されたこどもの城のシンボル、「こどもの樹」のマケットをはじめとした作品が所狭しと並べられていますが、注目は等身大の太郎さんマネキンです。

このマネキンは、太郎さんご自身から型取りして制作されたもの。身長158センチです。身にまとっているのは太郎さんのスーツ、ネクタイは太郎さんデザインのものです。

サロンの先はアトリエです。床に散った絵の具まで、当時のまま残されているそうです。ここが「芸術の爆心地」なんですね。

奥の棚に収納されているカンバスも、すべて太郎さんの作品。企画展に合わせて展示作品が替わります。

アトリエにはほかにも、椅子やさまざまなオブジェ、太郎さん愛用のピアノなどが展示されています。ピアノの名手だったという太郎さん、ここのピアノでどんな曲を奏でていたんでしょう。

さて、今度は2階にあがってみましょう。

2階 企画展

階段をあがってすぐのところには、みんな大好きな太陽の塔の原型が。この太陽の塔、縄文土器にインスピレーションを得たものなんです。

企画展は年に3回。2016年7月6日~10月30日の企画展テーマは「太郎と沖縄」です。パリ時代、画家・彫刻家であり写真家でもあったマン・レイに写真を習っていた太郎さん。特注のカメラでなどを使って撮られた多くの写真作品が遺っています。

展示室の片隅に置かれた犬の植木鉢。

太陽の塔の奥にも、展示室があります。


こちらの展示室では、沖縄で撮影された貴重な資料映像が流されていました。こちらにも、坐ることを拒否する椅子が置いてあります。


庭 遊び心に溢れた空間

丸みを帯びたオブジェと緑に囲まれた、楽しいお庭に入ってみましょう。こちらの作品は、触ったり座ったりできます。

左手の作品は、名古屋の久国寺に制作を依頼された梵鐘、「歓喜の鐘」の模型です。木槌が添えられていて自由に鳴らすことができますので、ぜひ音色を楽しんでください! 実際の梵鐘より小さい分、高く澄んだ音がします。

見ているだけで、心がうきうきとしてきますね。

植栽の奥にも作品が隠れています! じっくり探してくださいね。

ユニークなお土産が見つかるミュージアムショップ

ミュージアムショップには、太郎さんらしいインパクトのあるグッズがたくさん。ハンドタオルやクリアファイルなど、目移りしてしまいます。

太郎さん関連の書籍も揃っています。太郎さんのパートナーである岡本敏子さんの著作『岡本太郎の遊ぶ心』は、太郎さんの幼少期から交友関係、生き方、発想法などに触れることができる良書です。

編集部が注目したのは、こちらのカプセル・トイ。コップのフチ子さんとのコラボ、コップのフチの太陽の塔です!


玄関ホールの奥の壁際に販売機があります。

買ってみました!

逆さひっかかり太陽の塔

腰かけ太陽の塔

バルコニーから身を乗りだすこちらは、20倍サイズのひっかかり太陽の塔です。

コップのフチの太陽の塔は期間限定とのことですが、販売終了時期は未定だそうです。

太郎の世界に浸れるカフェ、ア・ピース・オブ・ケーク

お庭の傍らには、かわいいカフェがあります。

キュートな店内。

お土産におすすめ、「顔のクッキー」。

テラス席では、お庭を眺めながら飲み物や焼き菓子、ケーキなどを楽しめます。

店舗詳細

  • 名称:ア・ピース・オブ・ケーク
  • 電話番号:03-5466-0686
  • 営業時間:11:00~19:00(Lo 18:30)

まとめ

生命力に溢れた岡本太郎記念館、いかがでしたか? こぢんまりとした美術館ですが、記事では紹介しきれなかった作品がたくさんあります。ぜひ実際に見て、触れて、太郎さんの遊ぶ心を感じてください!

  • 1
前の記事へ 次の記事へ

おすすめ特集

アソビュー!公式SNS