【読みもの】体験ダイビングをもっと楽しむ10の方法

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今回お話をしてもらうスタッフは、「アソビューの潜水部長」との異名をもつ田辺洋人さん。キャンパスライフをダイビングに捧げ、NAUIインストラクターの資格を有するまでになった彼に、「体験ダイビングをもっと楽しむ方法」というテーマで語ってもらいました。(文:森山あおい / 読了時間約4分)

それではさっそくですが田辺さんに、「体験ダイビングをもっと楽しむ10の方法」を教えてもらいましょう。体験ダイビングをこれからしようと思っている人はもちろんですが、そうでない人の好奇心もくすぐれる内容になっていますので、ぜひお付き合いください。

01|何よりも、海中で呼吸ができる感動!

体験ダイビングでまず感じてもらいたいのは、「海の中なのに息ができる」というシンプルな喜びです。ダイビングというものがなければ絶対に人が長時間いることのできない場所にいるという素晴らしさ。体がふわふわする感覚や、自分の呼吸音しか聞こえない世界。そう、ここはまさに別世界なのです! ダイビングというと、「色とりどりのお魚」、「マンタなどの大物」、「遠くまで見渡せる透明度」などが期待されがちですが、実は最も感動的なのは、この非日常の世界にいられることなのです。

02|前日は、よく寝ましょう!

体験ダイビングを楽しむためには万全の体調で臨むことが何よりも大切なので、前日は早めに寝ることをおすすめします。とはいっても、そんなにうまく眠れないですよね? でも、布団に入ってリラックスしている時間を増やすだけでも全然違いますよ。

03|大丈夫、みんな不安です!

「耳が痛くならないかな?」、「上手く呼吸をできるかな?」など、体の器官への心配はあって当然だと思います。そして多かれ少なかれ、誰にもちょっとしたトラブルは起こるもの。なので、不安を無理に消そうとは思わなくて大丈夫。もし自分で抱えきれない場合は、インストラクターに相談してみてください。

04|怒らないから、何でも聞いて!

インストラクターは、ゲストの方と潜る前になるべくたくさん話をして、一人ひとりの個性をキャッチアップしようと必死です。なので、何かあれば何でも聞いて大丈夫。真面目にたずねたことに対して怒る人なんて絶対にいません!

ウェットスーツやタンクなど、ちょっとでも違和感があればインストラクターに伝えましょう。

05|沈まないように助けます!

さあ、いよいよ海に潜ります。足のつかない水の中にいるということは、はじめての方なら不安に感じて当然です。でも安心してください! 6m以上沈んでしまうことがないように、インストラクターが手を引いたり、タンクをもったりしてくれますから。

06|余裕ができたら顔を上げて!

海中に入ったら「01」で述べたように、まずは水の中の世界を味わってください。最初はあまり周囲に気を取られずに、ゆっくり呼吸をすることに集中します。そして、少し余裕ができてきたら顔を上げましょう。そこには非日常の世界が広がっているはずです。

07|身振り手振りで感動を表現!

海の中で楽しいこと、うれしいことがあったら、体を使って感情を表現しましょう。例えば首を何回も縦に振ったり、拍手したり、ガッツポーズをしたり。そうすることで自分で自分のテンションを上げることができますし、それを見た友達やインストラクターのテンションもどんどん上がっていきます。

感情を動きで表現していくと、一つひとつの感動が倍増していきます!

08|泳げない? 関係ないッス!

泳げない人は不安だと思いますが、実は泳げる・泳げないはダイビングにはほとんど関係ありません。水慣れのスピードは泳げる人の方が早いですが、泳げる人は慢心のせいで危ないことをしてしまうことも少なくないので注意してくださいね。

09|船酔いが怖ければ、酔い止めを!

ボートでダイビングをする際に船酔いが怖ければ酔い止めを服用するという手もあります。実は僕はこれまで一度も船酔い(乗り物酔い)をしたことがないのですが、まわりの友人たちは「アネロン」という酔い止めを飲んでいますね。

10|トイレは……、うん、大丈夫!

最後にトイレ事情を。ボートにトイレがある場合はもちろんトイレで済ませましょう。そうでない場合、”小”はまあ、海の中ですね(笑)。自分のウェットスーツであれば泳ぎながらしちゃってもOKなのですが、レンタルのウェットスーツを着たままだとさすがに……です。インストラクターに「海でしてきます」ぐらいのひと声をかけて、ウェットスーツを脱いで海に飛び込みましょう。ちなみに”大”はどうするかというと……、大ピンチですね(笑)。でも消去法で考えると、海でするしかないと思います。ちなみに体験ダイビングはせいぜい2時間なので、「行く前にしておく」ようにしましょう。

陸に戻り、片付けをしながら海の中の出来事を仲間と共有する時間。そんなひと時がとても楽しいんです。

少し長くなってしまいましたが、いかがでしたでしょうか? もしこれから体験ダイビングをしようとしている方が身近にいらっしゃいましたら、ぜひ共有してあげてください! 最後になりますが、当日は体験ダイビングを申し込んでいるショップ(インストラクター)からの指示が最優先となります。それでは、いいダイビングライフを!!

 

Profile:田辺洋人(たなべ・ひろと)
大学時代、セルフダイビング(ショップに頼らずに自分たちだけで潜ること)をメインとするダイビングサークルに所属。高学年になり、引率役を務めるようになったことから「NAUIインストラクター」を取得した。「今でも、潜るたびに感動するのは水中という音のない世界。そこにいられることが何よりもうれしいんです」

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