出雲大社観光 おすすめ18選!定番・穴場スポットから、体験やグルメまで

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出雲大社とその周辺の定番・穴場観光スポット

出雲といえば出雲大社が有名ですが、ほかにも観光スポットはたくさん。日本海に面した出雲市は、海岸沿いに日本有数の景勝地があります。また、古事記などの古い書物に登場する神話ゆかりの施設なども。定番から穴場まで、ぜひ訪れたいおすすめスポットをご紹介します。新たな出雲の発見があるかもしれませんよ。

出雲大社

 

 「因幡(いなば)の白兎」の神話に登場する大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)が祀られている神社です。日本一の縁結びの神様としても有名で、その由縁は日本最古の歴史書といわれる「古事記」に記されています。男女間だけでなくあらゆるご縁を結ぶとされ、多くの参拝客が訪れる出雲で一番人気のスポットです。
国宝に指定されている本殿は日本で最も古い神社建築で、1744年に造営されたもの。八雲山を背にした境内には厳かな空気が漂い、神殿は数千年の歴史の壮大さを感じます。「二礼四拍一礼」と一般の神社と参拝方法が異なるのが特徴です。

立久恵峡(たちくえきょう)


 出雲市街から車で20分ほどのところにあるのが、奇岩柱石がそそり立つ渓谷「立久恵峡」。大分県の名勝「耶馬渓(やばけい)」にその景観が似ていることから、「山陰の邪馬渓」ともいわれています。周囲には遊歩道が整備され、絶景を眺めながら散策できますよ。
春は山桜が咲き誇り、険しい渓谷が柔らかなピンク色にそまります。夏は深緑に包まれ、秋は赤や黄色に色づき、冬は白銀の世界に。四季折々で表情豊かな表情を見せてくれます。
また、渓谷沿いには温泉もあるので、帰りに立ち寄り湯を楽しんでみてはいかがでしょう。

島根ワイナリー

 出雲市大社町は、全国有数のハウスぶどうの名産地。「島根ワイナリー」は、香りがよく、みずみずしい良質な大社町産のぶどうを使った島根ワインを堪能できるスポットです。ワインの製造工程の見学ができ、約10種類の無料テイスティングなども楽しめます。併設のレストランでは最高級「しまね和牛」を堪能することも。車の運転をされる方や未成年の方は、ぶどうの旨味がつまったグレープジュースがいただけます。

一畑(いちばた)電車

 

 「ばたでん」の愛称で親しまれている「一畑電車」は、出雲市と松江市をつなぐローカル鉄道。山陰地方で唯一の私鉄線で、松江しんじ湖温泉駅から電鉄出雲市駅に向かう「北松江線」と、途中の川跡(かわと)から分岐して、出雲大社駅に向かう「大社線」の2路線があります。出雲・松江エリアの観光スポットを巡るのに便利な上、移動しながら四季折々の田園風景や宍道湖の眺めに癒されます。
終日全区間で車両内に自転車を持ち込めるのもポイント。沿線は自転車道も整備されているので、レンタサイクルをして自転車旅を楽しめます。

島根県立古代出雲歴史博物館

 「神話のふるさと」といわれる出雲地方には、神話とゆかりがあるスポットがたくさんあります。「島根県立古代出雲歴史博物館」は、そんな出雲エリアで発見された遺跡や資料を展示した博物館。「出雲大社と神々の国のまつり」「出雲国風土記の世界」「青銅器と金色の大刀」の3つのテーマにわけて、古代出雲にまつわる展示があります。なかでも、青銅器と200本以上の銅剣の復元模型は目を見張ります。
「古事記」「日本書紀」などの歴史書物に記された神話にふれることもできる、歴史ロマンあふれるスポットです。

出雲日御碕(ひのみさき)灯台


 島根半島の最西端にそびえに立つ「出雲日御碕灯台」は、高さ43.65m、海面から灯台先端までは63.30mと、日本一の高さを誇る灯台です。真っ白な外壁と青空のコントラストは、とても優美。2000年には「世界の歴史灯台百選」、2013年には国の登録有形文化財に選ばれています。
灯台の内部には、163段のらせん階段があり、灯台上部にある展望台まで繋がっています。展望台からは、目の前に広がる日本海が一望でき、まさに絶景!晴れた日には、南に中国山地の山々、北東には隠岐(おき)諸島も目にすることができます。

稲佐の浜

 出雲大社から徒歩約17分にある「稲佐の浜」は、国譲り神話や国引き神話の舞台にもなったパワースポット。天照大神(あまてらすおおみかみ)から遣わされたタケミカヅチは、この浜で剣を突き立てて大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)に国譲りを迫り、その息子のタケミナカタと力比べをしたといわれています。現在でも「神迎え神事」として、旧暦10月10日の夜に、浜にかがり火をたいて神様をお迎えします。
美しい弧を描く海岸線は「日本の渚100選」に選ばれているほど。浜の中央には「弁天島」があり、背景に夕日が沈む風景は日本遺産にも登録されています。

高瀬川

写真提供:(一社)出雲観光協会

 出雲市街地の中央を町並みに沿って流れる「高瀬川」は、約12kmも続く農業用水路です。農業を効率よく行うために田畑へ人工的に水を引いて給水させようと、1684年から1688年の期間、大梶七兵衛が私財を投じて作りました。農業用水だけでなく、防火用水や生活用水の役割ももち、住民にとってなくてはならない水資源になっています。
水路の南側には柳並木が続き、サイクリングコースとしても人気。今も古い町並みが残り、風情を感じられます。8月15日には、灯籠流しが行われ、夏の夜の風物詩になっています。 

十六島鼻(うっぷるいはな)

 


 出雲市の北端、日本海に突き出した岬「十六島鼻」。「十六島」と書いて「うっぷるい」と読み、出雲風土記にもその名称が記されています。 大岩石や奇岩が林立し、日本海が一望できる山陰でも屈指の美しい海岸です。岬の先端には灯台もあり、手前は公園になっています。岬には風力発電の風車があり、海と風車と空のコントラストは絶景です。
また、この付近で採れる天然海苔は「十六島海苔」として有名。冬の短い期間に荒れ狂う日本海の足場の悪い岩場で一枚一枚摘み取った貴重な海苔です。

日御碕(ひのみさき)


 島根半島の西端に位置する日本海に面する岬で、「大山隠岐(だいせんおき)国立公園」に含まれています。岬には「出雲日御碕灯台」や重要文化財「日御碕神社」など見所が点在しており、散策できる遊歩道も整備されています。
東海岸には、夏に多くの海水浴客で賑わう「おおわし浜海水浴場」があり、西海岸にはウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定された「経島(ふみしま)」を見ることができます。また、松林「拍陵園」から見る夕日はとても美しく、一見の価値ありです。

鷺浦


 島根半島の日本海沿いにある「鷺浦」は小さな漁師町。江戸時代中期から明治時代にかけては「北前船」の風待ち港として栄えました。当時の海運は、風向きや潮の流れに大きく左右されたので順風になるのを待つ必要があり、鷺浦地区は、荷主と船主の間に立って積み荷の取り扱いをしていました。今も廻船問屋の屋号が残り、赤瓦の家が軒を連ねるノスタルジックな町並みが特長です。
昭和1935年に地元の人たちが岩盤を手で堀りで作ったという鷺浦隧道(ずいどう)は、トンネル内から鷺浦の中心街道が見渡せ、人気のフォトスポットになっています。

出雲エリアならではの体験・アクティビティ


 出雲大社周辺には、着物を着て出雲大社の参拝や街歩きが楽しめるレンタル着物ショップがいくつかあります。神々が集い、数千年の歴史をもつ厳かな雰囲気の境内に着物で訪れると、一段と身の引き締まる空気に包まれます。また、美しい日本海や穴道湖に面した出雲でしかできない海のアクティビティが体験できる施設も豊富です。ぜひプランに加えて欲しい体験・アクティビティをご紹介します。

着物レンタル


 出雲大社周辺には、レンタル着物ショップが点在しており、着物を着て参拝や出雲散策を楽しむことができます。着物や浴衣をはじめ、小物、履物、ヘアアクセサリーのすべてがレンタルできるので、手ぶらでOK。着物に慣れていなくても、無料で着付けやヘアセットをしてくれるので安心です。施設によっても異なりますが、6時間くらいレンタルできるプランが多く、ゆっくりと観光を満喫できます。着物姿での観光写真は、出雲旅行の素敵な思い出となるはず。ぜひカップルや女子旅などで、利用してみてはいかがでしょう。

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体験ダイビング

 出雲神話の舞台、日御碕(ひのみさき)は、ダイビングスポットとしても人気。対馬海流の恩恵を受けているため、様々な種類の魚が見られます。特に5月〜12月にかけては、およそ90%の確率でトビエイに出合えます。多いときは、30~50匹の群れと遭遇することも!
 また、この辺りの海底には日御碕神社の神事が行われていたとされる遺跡があります。ライセンスがないと「海底遺跡ポイント」までは行けませんが、体験ダイビングでも希望すれば遺跡付近の洞口入口まで案内してもらえますよ。

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クルージング

 宍道湖(しんじこ)では、クルージングが体験できます。湖に浮かぶ小さな「嫁が島」などの風光明媚な景観が楽しめます。しじみの漁獲量日本一を誇る穴道湖ならではの、しじみ漁を間近で見るこも。しじみ漁の小さな船がいくつも浮かぶ光景は、情緒が溢れています。最終便では「日本の夕日百選」にも数えられる「宍道湖の夕日」を湖上から眺めることがでます。真っ赤に染まる夕日がしっとりと沈む様子を眺められる贅沢な時間です。
 ほかにも、鷺浦湾で地元の漁師さんと巡る海岸線クルージングや、ガイド付きの出雲大社観光とセットになった日御碕クルージングなど、期間や日時限定で行われるプランもあります。

出雲観光には外せない!おすすめグルメスポット

 古い歴史をもった出雲には、この地ならではのご当地グルメがたくさん。そばの実を殻ごと挽いた「挽きぐるみ」のそば粉で打つ、色の濃いそばが特徴の「出雲そば」は、出雲観光には外せません。また、ぜんざいは出雲が発祥。旧暦の10月に「神在祭(かみありさい)」と呼ばれる神事に振舞われる「神在(じんざい)餅」が出雲弁で訛って「ずんざい」「ぜんざい」となって京都に伝わったといわれています。数あるグルメスポットの中から、ぜひ食べておきたいおすすめの味をご紹介します。

砂屋

 出雲大社の門前通りにある「砂屋」では、そば粉100%で打ち上げた十割そばがいただけます。出雲そばのお店は出雲大社周辺に多くありますが、砂屋は唯一の十割そば専門店です。国産の石臼挽きのそば粉にこだわり、切れにくさと食べやすさを重視。出雲そば特有の風味とコシが楽しめるよう「太打ち」に仕上げています。薬味の種類も豊富で、三色から五色で味わうえます。和洋折衷の落ち着いた雰囲気で食べる蕎麦は一層味わい深いです。

八雲本店


 朝早くから開店している「八雲」は、午前中から観光客で賑わう出雲そばの人気店です。八雲本店は、出雲大社の大駐車場の前にあるので、出雲大社の参拝前後に立ち寄れます。老舗感のある立派な建物の中には、テーブル席や座敷が合わせて70席以上も。注目なのが、ベジタリアン仕様の「veggie割り子蕎麦」です。山芋、大根おろし、薬味のみの3枚割子で、昆布と干し椎茸の精進出汁でいただきます。通常はウルメイワシを出汁に使用していますが、ベジタリアンの方も楽しめるメニューに仕上げています。

清松庵 出雲大社店

出雲大社鳥居前の神門通りにある「清松庵」は、「出雲そばおやき」の店です。出雲そばおやきとは、そば粉と小麦粉で作った生地にいろいろな食材を包みこんで蒸しあげたもの。具材には、金山寺、ごぼうといったお食事系から出雲ぜんざい、さつまいもあんといったデザート系があります。パリッとした表面に中はもちもち、具材はあつあつ。手軽に食べられるので、出雲大社散策の食べ歩きに最適です。
ほかに、島根県産コシヒカリを使った「島根和牛ご縁ライスバーガー」も人気。店内に並ぶ種類豊富な海老煎餅は、お土産に最適です。

 

神門通りカフェ ポンム ベエル

 古い旅館を改装して造られた「神門通りカフェ ポンム ベエル」は、出雲大社参拝後にほっと落ち着けるお店です。おすすめは、上品な甘さの小倉あんの生クリームを出雲産のお米「きぬむすめ」の米粉のスポンジで包んだ「ぜんざいロール」。小豆と求肥がたっぷり巻きこまれていて、ほどよい甘さで日本茶にも合います。
神門通りにまだ喫茶メニューを出すお店が少なかった頃、出雲発祥のぜんざいを使ったスイーツが出せないかと洋菓子屋さんと考案したそうです。和モダンな雰囲気の広々とした店内で甘いスイーツをいただきながら、歩き疲れた身体を癒してみてはいかがでしょう。

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