唯一のリカちゃん工場!「リカちゃんキャッスル」でしか見られない歴史と貴重な体験をレポート

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福島県郡山市から南東に約30km進んだ先にある「リカちゃんキャッスル」は、リカちゃんの世界観を再現した夢のお城です。城内では、リカちゃんとお揃いのドレスを着て記念撮影をしたり、自分だけのリカちゃんをコーディネートして購入できたりと、さまざまな体験を楽しめます。ほっと一息休めるカフェやオリジナルグッズを購入できるショップなど、見どころが盛りだくさん。特にリカちゃんが作られていく様子を見学できる製造工場エリアは必見です。この記事では、リカちゃんキャッスルの楽しみ方と魅力を徹底レポートします。

リカちゃんキャッスルとは

リカちゃんキャッスルは、日本で唯一のリカちゃん人形のテーマパーク。

リカちゃんの歴史を学べるミュージアムや、ここでしか買えないリカちゃんグッズのお土産ショップ、豪華な衣装を着たリカちゃんが並ぶギャラリーなど、多彩な施設が揃っています。

なかでもパーク内にあるリカちゃん製造工場は、子供たちの好奇心を刺激する人気のスポット。実際にリカちゃんが作られるまでの過程を見学してもらうことで、おもちゃを大切にする心や、ものづくりに関わる人々の想いを感じとってほしいという願いが込められています。

リカちゃんキャッスルに来城!モデルコースを回ってみた

チケット売り場で入場券を購入したら、さっそく城内に入りましょう。

お城の外観。時計の真下が入り口です。

自動ドアが開いたら、ドキドキワクワクのお城探検へいざ出発!入城前に手の消毒を済ませて、新型コロナウイルス感染症予防に協力しましょう。

■等身大のリカちゃんとおしゃべり|ロビー

ロビーでは、等身大(142cm)のリカちゃんがお出迎え!胸元とスカート部分にリボンをあしらった赤いドレスが可愛らしいです。

リカちゃんの目の前にあるピンク色の枠部分に設置されたボタンを押すと、こちらに話しかけてくれます。

リカちゃんのお話は全部で5種類

ロビーの出入口付近に設置された「記念メダル販売機」は、お土産にぴったりのアイテム。

リカちゃんキャッスル限定の記念メダルには、日付と名前を入れられます。

ロビーでリカちゃんの歓迎を受けたあとは、左手に見える「リカちゃんショップ」へ向かいます。

 

■リカちゃんとお揃いのドレスに着替えよう|なりきりドレス

リカちゃんショップの入り口には、ロビーのリカちゃんとお揃いのドレスをレンタルできる「なりきりドレス」のサービスがあります。

ドレスの色は赤と水色の2種類。好きな方を選びましょう。

子供だけでなく、親子や大人同士でもリカちゃん気分を味わえるように、ドレスのサイズは80~160cmまで幅広く用意されています。80cmに満たない小さな子供は、ベビーカーの上からかけたりしてもOK。

服の上から羽織るように着用するタイプなので、ドレスに合わせて靴・靴下・髪飾り・アクセサリーを持参して、全身をコーディネートするのも楽しそう!

ドレスを着用したら、城内各所にある撮影スポットでリカちゃんと一緒に記念撮影を楽しめます。

 

■わたしのリカちゃんはどれ?初代から現4代目までが大集合|リカちゃんミュージアム

リカちゃんショップの近くにある階段で2階へ向かうと、カラフルな内装が可愛い「リカちゃんミュージアム」に到着。

ここには、1967年から現在までに販売された歴代のリカちゃんが展示されており、時代によって変化していくリカちゃんの姿から、当時の流行や文化を垣間見られます。

入り口付近では、リカちゃんの生みの親である、佐藤安太さんの貴重なメッセージも確認できます。

「日本の女の子に喜ばれるお人形を作る!」という佐藤さんの想いを感じながら、歴代のリカちゃんたちを見ていきましょう。

まずは1967年に登場した初代リカちゃん。黒い瞳に白い星が1つ入った目がポイントで、栗毛色の髪も素敵です。

お次は1972年に登場した2代目リカちゃん。目の星は、白が2つ、茶色が1つの計3つ。白バラのヘアピンで髪を飾っているのもポイントです。

マグネット付きのシューズを履いているので、スチールの上ならどこにでも立てるという特徴があります。

3代目のリカちゃんは1982年に登場。耳にはイヤリングがつけられるようになり、髪は金髪に近い色にカラーリングされました。ヘアースタイルは前髪を目の上で切り揃え、ロングのストレートヘアーに変化。これらの特徴は、当時一世を風靡したアイドルに影響を受けているのだそう。

そして最後に、1987年から現在まで活躍している4代目リカちゃん。目の星の数と色は変わらないものの、一本の白い線が追加されました。

自分が持っているリカちゃんが何代目なのかをチェックしてみるのも楽しそうですね。

年代別のリカちゃんを展示しているコーナーでは、当時の人気アイドルを思わせるリカちゃんや、流行りの車に乗るボーイフレンドなど、貴重な品々がたくさん並びます。

奥に進むと、ジオラマを使って生活シーンを再現した「リカちゃんタウン」がお目見え。

展示ケース内には、見る人が見れば思わず「懐かしい~!」とつぶやいてしまいそうな家具やアイテムがずらりと並びます。

リカちゃんの近くには年代や作品名が記載された札が置いてあるので、これを頼りに当時の時代背景を想像するのも楽しそうです。

たとえば、「ピチピチリカ」と題された小麦色の肌がまぶしいリカちゃんの足元には、よく見るとフィンがあります。

サンゴ礁のオブジェの手前には、シュノーケルとマスク。肩にはスキューバダイビングタンクをかけており、マリンスポーツに使う小物が豊富に揃っています。

札に書かれた1971年当時では、スキューバダイビングはまだ一般的な趣味として認知されていなかった時代。流行を先取りするリカちゃんの一面を垣間見られます。

次に「ハートヒルズマンション」と題されたこちらのジオラマセットを観察すると、2004年当時に話題になった六本木ヒルズを彷彿とさせる雰囲気を感じられます。

パパは洗練されたリビングで妹たちをあやし、ママはおしゃれなシステムキッチンでお料理、リカちゃんは自分のお部屋で洋服選びと、とても幸せそうな感情が伝わってきます。

リカちゃんのお人形遊びから、夢や希望、美意識、生活文化、教養など、さまざまな価値観を学んでいたことに気付かされる貴重なミュージアムです。

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