希少な動物たちの宝庫!「横浜市立金沢動物園」の見どころや人気の動物、ふれあいイベントを体験

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広大な自然公園でさまざまな動物を飼育・展示している「横浜市立金沢動物園」。世界でも希少な草食動物を保全しており、野生に近い環境で暮らす動物たちを間近で観察できます。一見ただの草むらに見えるような場所も、実はとても考えて作られた本来の自然に近い草原であるなど、ほかの動物園にはない魅力がたくさんあります。今回はそんな横浜市立金沢動物園の見どころや回り方を詳しく解説します。

 

INDEX

「横浜市立金沢動物園」の前売り入園チケットはこちら

横浜市立金沢動物園とは?

自然豊かな金沢自然公園内にある「横浜市立金沢動物園」(以下、金沢動物園)。1982(昭和57)年に野毛山動物園の分園としてできた施設で、2022(令和4)年に開園40周年を迎えました。現在は草食動物を中心に、約50種・1,000点以上の動物が飼育されています。

インドゾウやコアラ、オオツノヒツジなど、世界の希少な草食動物を本来の環境に近い形で展示しています。人間と動物との間は堀で仕切られていて檻がないので、動物たちの様子をはっきりと見られるのが特徴です。

身近な生き物の保全に力を入れているのも見どころで、他県では絶滅してしまった種も多く生息し、子孫を増やし続けています。

当日であれば何度でも再入場可能なのもうれしいところ。動物園の外にある自然公園内のアスレチックやカフェ、バーベキュー場に出かけるなど、1日中遊べるスポットです。

春の桜、初夏のアジサイ、夏のヤマユリ、秋のコスモスなど、四季折々の花々が見られるのも魅力のひとつ。ヤマユリは横浜の市花で、種から育てると花が咲くまでに5年かかるといわれています。

ヤマユリは自生のもので、森の保全に取り組んでいる金沢動物園では、ヤマユリの数が年々増え続けているんですよ。自然豊かな散策路を楽しめるのはもちろん、横須賀や東京湾、天気が良ければ房総半島まで望める絶景も見どころです。

 

金沢動物園の見どころは?人気の動物&イベントを紹介

それではさっそく、園内の展示エリアを巡ってみましょう。金沢動物園各エリアの特徴と、飼育されている動物たちを紹介します。

 

・「なかよしトンネル」を通って動物たちの世界へ!

動物園入口から動物がいるエリアまでは、「なかよしトンネル」を通っていきます。トンネルの中ではさまざまな動物の人形が、音楽にあわせて踊るように動いているので、子どもたちはみるみるテンションアップ!もちろん大人もワクワク気分が高まります。

トンネルを出ると、ピクニックにぴったりな芝生が広がる「わくわく広場」があります。テーブルやイスがあるので、ちょっとした休憩にも役立ちます。

動物エリアに入る前に、トンネル右手にある小さな池に注目!ここでは毎年1月下旬から3月にかけてヤマアカガエルが産卵し、池の中を泳ぐたくさんのオタマジャクシが見られます。

年々数が減ってきているヤマアカガエルは、横浜市内で十数ヵ所にしか生息していないとか。春に訪れたら、ぜひオタマジャクシを観察してくださいね。

 

・昆虫から小型哺乳類まで展示する「身近ないきもの館」

わくわく広場から左に進むと、「身近ないきもの館」があります。その名の通り、動物園の中でも近くで見られる生き物たちが展示されています。先ほど紹介したヤマアカガエルもここで見られますよ。

出口付近の水槽にいる小さなミヤコタナゴは、関東平野の一部にだけ生息する日本固有種で絶滅危惧種。動物園で繁殖を試みています。いつかはたくさんの池に戻ってくるといいですね。

いきもの館の隣には、伸び放題に雑草が茂った草むらがあります。真ん中のスッと伸びた葉は稲。以前この辺りには水田が広がっていました。土の中に残っていた当時の種を育て、かつての環境を再現しようと試みています。努力の甲斐あって、ノウサギなどの動物が少しずつ戻ってきているそうですよ。

ここだけ昔の横浜の光景だと思うと、タイムマシンで過去を覗いているようで、ちょっとロマンを感じますよね。

 

・動物園のシンボル・オオツノヒツジもいる「アメリカ区」

いきもの館から道なりに進んだ先がアメリカ区。金沢動物園のシンボルにもなっているオオツノヒツジを見られます。角が大きいのがオスで、小さいのがメス。オスの角は本当に見事な形をしていて、巨大さと迫力ある姿に思わず圧倒されました。

5月30日生まれのビバちゃん、6月30日生まれのワサビちゃんの姿も見られました。ちなみに、オオツノヒツジは上からも見学できます。こちらから見るほうが距離が近く、より間近で見られます。

そのほかにもアメリカ区には、人気のカピバラや、日本では金沢動物園でしか見られないベアードバクもいます。バクというと白黒のイメージですが、ベアードバクはアゴの下が白いだけで、ほとんどが黒い毛で覆われています。水が大好きだそうで、訪れた日も楽しそうに水浴びをしていました。

天然記念物に指定されているニホンライチョウは、近年生息数が激減して絶滅危惧種となっています。ニホンライチョウの保全の手助けとなっているのが、ノルウェーやロシアなど北極圏に近いエリアに生息しているスバールバルライチョウ。観光省や国内の動物園が協力して、ニホンライチョウの飼育と繁殖技術の研究を続けています。

かっこいい動物を眺めて楽しんだり、かわいい動物に癒されたりと、レクリエーションの場として気軽に出かけられる動物園。実は動物園は「種の保存」「人との共存」など、さまざまな研究や調査の場でもあったんですね。

金沢動物園には、動物園で行っている活動についての説明も細かく書かれているので、ぜひ読んでみてくださいね。

 

・ヤギやヒツジなどの家畜が暮らす「ほのぼの広場」

アメリカ区の隣には、ポニー・ヤギ・ヒツジなどの家畜がいる、ほのぼの広場があります。毎日11:00と13:30には、ヤギにエサをあげられるイベント「わくわくタイム」を開催。

ちょっぴり怖がりながらも、自分の手からエサを食べてくれる様子に子どもたちも大興奮!参加希望の場合は、10分前くらいに広場へ集まるようにしましょう。

 

・日本やアジアの動物に会える「ユーラシア区」

人気者のインドゾウに会えるのがユーラシア区。道を進んでいくと大きなゾウの姿が見えてきます。長いツノを持っているのがオスのボン。1976(昭和51)年10月生まれの46歳で、まだまだとっても元気です。ツノの長さは2.7mもあるそうで、こんなに長いツノを持ったインドゾウは珍しいとのことでした。

メスのインドゾウはヨーコ。クラウドファンディングによって新たに設置された給水装置は、2頭とも大のお気に入り!器用に鼻で水を受け止め、体中にシャワーのようにかけていました。

地面にあるカラフルな足跡にも注目!2頭の実物の足跡で、大きさを実感できますよ。

スーチョワンバーラルもツノが立派な動物。中国の四川省や陜西省などの高山帯に生息しているので、動物園でも岩場をイメージした展示となっています。ツノが大きいのがオス、小さいのがメスです。

大きな鳴き声が聞こえてきたら、それはシロテテナガザルの歌。オスのユウタロウとメスのインタンがいて、インタンはよく歌っているそうです。朝や午前中に来園すれば、運が良ければ2匹のデュエットが聞けるかもしれませんよ!

訪れた日は2匹ともおとなしかったのですが、昼過ぎにもう一度訪れたらインタンの歌声を聞くことができました。長い手を伸ばして木と木の間を移動しながら、気持ち良さそうに歌っていましたよ。

インドサイは、ウッドチップの上をのそのそと歩いている姿が印象的でした。以前、動物園では掃除がしやすいよう地面をコンクリートで覆っていましたが、インドサイのように体が重い動物は足への負担が大きく、足の疾患に悩んでいました。

しかし、ウッドチップの床に変えてからは、たちまち健康になったそう。ここではほかにも、ニホンカモシカ、ホンシュウジカ、タンチョウなど、さまざまな日本固有種を観察できます。

 

・コアラやカンガルーに会える「オセアニア区」

少し長い上り坂には、地面に不思議な印があります。最初は3つ、次は2つ、どんどん距離が長くなっていきます。これはある動物の足跡。「これ、なんだろうね」と、子どもと話しながら歩いて行くと、上り坂もあっという間ですよ。答えはオセアニア区にいる動物。

足跡の正体は、オオカンガルーでした。最初は尻尾も地面についているので3つの点があり、徐々にジャンプする距離が伸びていきます。手足が黒くなっているのは、出かけた日が暑い夏だったから。手足を舐めて気化熱で体を冷やすので、夏のカンガルーは手足が黒くなっているのだそうです。

カンガルーが自然な姿で暮らす開放的なフィールドは、間近で観察しやすいウォークスルータイプ。目の前でぴょんぴょんと跳ねるカンガルーたちを思う存分見られますよ。

人気者のコアラもこちらにいます。コアラ舎の入口にあるのは、コアラが腕に抱きついている写真が撮れるフォトスポット。金沢動物園の開園40周年を記念して、横浜美術大学の学生さんが作ってくれたそうです。ぜひ記念の1枚をどうぞ!

コアラ舎では6頭のコアラを飼育しています。コアラの睡眠時間は1日20時間。うらやましいくらい、いつも寝ています。動いているコアラの姿が見たい場合は、お昼前後の食事の時間を目指して行きましょう。

毎週木曜日の11:30〜11:40に開催されている「コアラのランチタイム」では、飼育員さんによるガイドもあるので、コアラのことがよくわかりますよ。(※天候や動物の体調により中止する場合もあります)

コアラ舎の前では、9種類のユーカリの木を育てています。コアラはユーカリしか食べないのに、好みがうるさく、いろんな種類を混ぜて与えているそうです。お子さんの食べ物の好き嫌いに悩んでいるお母さんは、飼育員さんと話が弾みそうですね。

休憩室の窓からは、アオバネワライカワセミを観察できます。ほかにパルマワラビーがいますが、夜行性のため、昼は寝ている姿しか見られません。毎年夏の土日に開催される「ナイトズー」なら、パルマワラビーやコアラが動き回る様子を見学できます。

 

・キリンやクロサイがお出迎え「アフリカ区」

2023(令和5)年7月の時点で、日本にいるオカピは4頭だけ。そのうちの1頭が金沢動物園で暮らしています。1996(平成8)年生まれの26歳で、日本では最年長のオカピ。

元々は「よこはま動物園ズーラシア」にいましたが、高齢になったのでゆっくりと余生を過ごせるようにと、金沢動物園に移ってきました。ここではオカピの生息している森を再現しています。上の写真の中にオカピがいるのがわかりますか?

真ん中の森の奥にジッと隠れて、こちらの様子を伺っていました。生息地が狭く、ジャングルの中で目立たないため、発見されたのは20世紀に入ってから。世界三大珍獣に数えられています。親子でオカピ探しを楽しんでみてください。

アラビアオリックスは、長いツノが横から見ると1本に重なって見えることから、ユニコーンのモデルとなったといわれる動物です。自然界では一度絶滅してしまいましたが、動物園や保護区で保護した個体を繁殖させ 、再度野生に戻し、現在は絶滅の危機から脱出できました。日本で初めてアラビアオリックスを飼育したのが、金沢動物園です。

ヒガシクロサイも絶滅危惧種。インドサイは鎧のような皮膚に覆われていましたが、ヒガシクロサイは、それと比較するとなめらか。2頭のサイを見比べるのも面白いですよ。

金沢動物園にいる3頭のキリンは親子です。お父さん、お母さん、子どものダイチくん。タイミングが良ければ、仲睦まじい様子が見られるかも?アフリカ区にはほかにも、モモイロペリカンもいます。

 

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